Citrix XenApp XenDesktop & Etc

Citrix製品についてあれやこれやと

ClickOnceアプリケーションを移動ユーザプロファイル環境で利用する その1

2018年10月06日 | XenAppのこと

ClickOnceアプリケーションの対応状況は、CTX126004の技術情報としてCitrixでは公開しています。
ClickOnceアプリケーションは、「%LOCALAPPDATA%\Apps\2.0」にインストールされXenApp等のマルチユーザー環境では利用できません。
XenDesktop等のVDI環境は、構築形態にもよるのですが1ユーザ1ゲストOSが割り当てられるのでユーザーが個々にインストールすれば問題なく
利用できるのですが、ある程度の規模でVDIやRDSを展開するには、CitrixのMCSやPVS、VMwareのリンククローン等の技術を利用して展開する事に
なります。
これらの技術に共通して言えることは、「再起動すると初期状態に戻る」ことです。それを補うために移動ユーザプロファイルや、フォルダリダイレクトの
機能を利用するのですが、%LOCALAPPDATA% は移動ユーザプロファイルには含まれていないので再度ログインすると消えてしまいます。
MCSやPVSを利用せずにXenAppを展開した場合でも、「一時記憶された移動ユーザプロファイルのコピーを削除する」のポリシーが有効な
環境では同じことになります。

ClickOnceアプリケーションには、次の制限があります。
①システムにアプリケーションをインストールすることが出来ず、ユーザーが個々にインストールする必要がある。
②インストール先を変更できない。

これらの前提を元にXenAppやXenDesktop等のRDS・VDI環境で利用する方法を探って行くことにします。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。