Privoxyというソフトをご存知でしょうか。パソコン用のソフトでWindowsやLinuxで動く
Proxyソフトで無駄な広告を省いてくれる優秀なソフトです。私も自宅のパソコンにはこのソフトを
導入して無駄な広告を省いています。各ブラウザごとに広告をブロックするソフトはあるのですが、
Proxyとして動くソフトはあまり見かけません。
Privoxyを利用して思ったことが、「スマホやタブレットでも家のWifi環境で使いたい!!」と。
子供がタブレットを使っているとゲームの画面に広告が表示され、間違って押してしまうことも多々あり
Wifi環境でも使いたいと思ったわけです。
パソコンを24時間365日稼働させておくのは電気代の無駄だし、家庭向けのパソコンはサーバ機と違って
そんな使い方なんか想定していません。
そこで思いついたのが家で余っていたBuffalo WZR-HP-AG300HっWifiルーター。専用のOSで動く
パソコンと変わりありません。
WZR-HP-AG300Hに標準では広告ブロックの機能は持っていませんが、DD-WRTを利用すればこの機能が
実装できます。DD-WRTには広告ブロックの機能が付いていてそのソフトはPrivoxyなのです。
(ここから利用しているルーターが対応しているかチェックできますよ)
古いファームのWZR-HP-AG300Hにはデバッグモードが搭載されていてこの画面からDD-WRTを流し込めたの
ですが、最新のファームでは実装されていませんでした。
最新のファームにアップデートしてしまっている場合にはtftpを使って流し込めます。文鎮化してしまった際にも
tftpでファームを流し込めるので使い方を覚えておいた方が良いと思います。
ルーターは電源を入れた直後はIPアドレスがありません(OS起動中にIPは設定されます)。このような場合には
arpコマンドでMACアドレスを指定してIPアドレスを割り当てるのですが、arpコマンドに指定するMACアドレスは
機器の記載のあるMACアドレスではなく仮想のMACアドレスでこの機器では「02-AA-BB-CC-DD-20」でした。
「arp -s 192.168.11.1 02-AA-BB-CC-DD-20」でIPを割り振りtftpコマンドでファームを流し込みます。
失敗すると最悪ルーターが壊れてしまいますのでこれ以上詳しい方法はかけませんが、Googleで検索すると
色々情報が出てきます。
ちなみに「02-AA-BB-CC-DD-20」のMACアドレスですが、電源投入後に数十秒間だけ割り当てられている
MACアドレスのようでファームアップなどで壊れてしまったときにtftpでファームを流し込むときに使う保守用
なのかも。
Windows7で試しましたがタイミングを上手く合わせることができませんでした。
で、結局ファームの流し込みはLinuxで流し込みました。Linuxで流し込むと1発で成功。
これを機にLinuxを覚えるのもいいと思いますよ。