太陽の国 メキシコで

メキシコでの生活、育児、仕事など、書き綴ります。

日本の小学校体験入学

2013-11-15 | 日本

7月の日本帰省からかなり時間が経ってしまいましたが、やっと時間ができたので、その時の様子を載せたいと思います。

今回の帰省の一番の目的である息子の日本の小学校への体験入学についてです。

《帰省前準備》

帰省の半年前より、町の教育委員会の小学校教育担当の方と連絡を取り合い、その後小学校の教頭先生と直接連絡を取らせてもらいました。
この小学校は私が2年生から通った母校です。(卒業はもう彼是ウン十年前のことですが・・・)
こちらからの勝手なお願いに、学校側からは「そちらの予定に合わせます。」「楽しい思い出になるようできる限り対応致します。」という有り難いお言葉を戴きましたので、張り切って色々準備しました。

《登校開始前日》

7月1日に実家に到着し、2日の午前中に教頭先生からお電話を頂き、夕方ご挨拶に。
息子、旦那、私の父と一緒に4人でお邪魔しました。
校長室に受け入れて下さり、担任の先生を紹介して頂きました。
担任の先生はなんと私の中学校の英語の先生の娘さんでした!!(やはり小さな町です。。。)
担任の先生が息子を連れて校内を案内している間、教頭先生が私たちに校内を見せてくれました。
職員室の前の廊下になんと歴代の卒業生の集合写真が飾られていて、なんと私も写っていました。。。
更には、100周年記念の記念誌までもらって帰ってきてしまいました。
初日から手厚い対応で恐縮でした。
一番驚いたのは、校内で会う生徒が皆 大きな声で元気に礼儀正しい挨拶をすることです。感心しました。
(あまりに挨拶が多く、何だか人気者になった気分にもなりましたが・・・。)

《登校初日 7月3日》

担任の先生から前日に、「翌日の帰りには近くの生徒と一緒に帰るように言っておきますよ。」と言われましたので、登校は車で連れて行きましたが、帰りは家の付近で旦那と様子を伺っていました。すると、近くに住んでいる同級生2名とトコトコ歩いて帰ってきました。遠くから見ていると、走ったり止まったり、草を取ったり、じゃんけんしたり、なかなか楽しそうでした。
メキシコでは、小さな子供だけで歩いて登下校するのは危険なため、いつも私たちが車で送り迎えをしているので、この経験は貴重だったと思います。
道路を渡る前には、右左を確かめて、右手を上げて渡るというのも友達から学んだようです。

帰宅後に感想を聞いてみると、「楽しかった」とのことで、国語と算数の宿題が数枚出されていたので、それをしていました。
ほとんど漢字を覚えていない息子には、漢字の書き取り練習が難しかったようですが、日本の学校生活が新鮮だから、嫌がらず取り組んでいました。
さすが、2年生にもなると漢字も難しく、書き順も全然わかりませんでしたので、私の方で教えました。

この日、担任の先生より連絡があり、近所の同級生と朝一緒に登校できるよう、その子のお母さんと話ができるよう私たちの家の電話番号を渡して良いか、と言われましたので、もちろんお願いしました。その後10分もしないうちに、同級生のお母さんからお電話があり、何時に何処で待ち合わせるか決めました。

《その後の学校生活》

毎日、朝は同級生の子と歩いて登校、帰りはその同級生が学童保育の場合には、時々旦那と私も途中まで歩いて迎えに行きましたが、一人で帰ってくるか時間が合えば他の子との歩いて帰ってきました。

一日も行きたくない、と言うこともなく、いつも「楽しかった」というコメントで、家に帰るとすぐに宿題も積極的にやっていました。
宿題の漢字もだんだん良い形になってきて、算数の宿題も間違えが少なくなってきました。

プール、ドッチボール、なわとび、学校菜園の草取り、速く走るための課外講習、お店屋さん見学、AET(外国人英語教師)との英語の授業など、色々な授業や行事に参加することができ、かなり楽しんでいました。
最後の週には給食の配膳も担当させてもらえ、それがとても思い出深かったようです。

    

 



また、なんと旦那がメキシコに戻る前日に、授業参観があり、偶々私たちも学校の授業の様子を見ることができ、とても貴重な体験でした。

《最終日》

最後の日の道徳の時間には、息子ためにお別れシャボン玉大会をしてくれました。クラスの皆で家から持って行った調理器具などを使ってシャボン玉を作る、というものでした。
事前に担任の先生にご相談して、都合の良い時間を尋ねて、学校を訪問し、同級生の皆さんと担任の先生、校長・教頭先生にちょっとしたお土産を準備してありましたので、それをお届けし、先生方にご挨拶をしてきました。
校長先生からは、「またいらして下さい」というお言葉を頂き、担任の先生からは「○○君は、もうずっと前からクラスの一員だったような感じですよ~。」と言われ、「すみません、図々しくて・・・」という感じでした。
担任の先生と同じクラスの生徒さんには色々助けて頂き、本当に感謝しています。

     

お土産を届けた際に、先生と生徒さんたちと一緒の写真を撮らせてもらおうかな~と思いながらも、授業中なのでお願いするのを控えたのですが、なんと息子が帰ってくると、息子とクラスの皆の集合写真や色々なイベントの写真を持って帰ってきました。(先生が撮ってくれていたものをわざわざこの日のためにプリントしてくれたようです。)
また、先生と生徒のみなさんから手作りのお手紙の冊子をプレゼントされていました。
とても記念になる品々で先生のご配慮本当に有り難かったです。
お手紙には、「また来年も来てね。」とか「○○君はクラスの太陽です。」とか「○○君のおかまダンス面白かったです。」とか沢山の感想・コメントを頂きました。
是非メキシコから皆さんにお礼のお手紙を送りたいと思いつつ、日常の慌ただしさで結局先日やっとクリスマスカードを送付しました。無事に皆の元に届くと良いのですが・・・。

2年後にまた日本帰省したいと計画していますが、その時にももし受け入れて頂けるようでしたら、また短期入学をお願いしたいと考えています。
そのためにも、日本語での算数と国語をもっと勉強して準備しておく必要があります。
できるだけ、レベルを上げられるよう頑張らなければ!!と母として更にプレッシャーがかかりました。
頑張ります!!



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