「コンプライアンスという見識」のタイトルで、2006年6月にUPして以来、どうしても今日このテーマについて続考したくなった。
まず、西松建設と政治家(政治団体)との間の金の流れの不正疑惑事件。与野党それぞれの大物議員が絡んで、どたばた、混沌とした様相である。
この事件では、外してはならない3つの視点からの論評が必要のように思う。
その一つは、昭和23年に議員立法で制定された政治資金規正法というこの法律を逆手にとって、合法的に企業からの献金を受けている実態。しかも、ここに名前が挙がる議員は、国土交通省に影響力を持つ与野党議員という構図。
その二つは、この背景にある「政治には金がかかる」という理由で企業献金を受けるのは当たり前といって憚らない体質。これを創っているのは国民そのものであるという事実。日本では、政治に関して有権者・政治家共にボランティアの精神と実際活動が未熟なのだ。
その三つは、新聞やテレビの報道姿勢。明らかに、部分情報に基づいて一般化された情報・報道傾向が強いということ。さらに、煽動性が感じられる支持率や有権者の偏った感想の断片を繋いだ編集。
閑話休題
ようやくふくらんできた庭先のサクランボのつぼみ
バックの白い花は一足先に満開の白梅
たまたま三つの視点から西松建設を巡る一連の事件に触れてみた。
私の見解で懸念するのは、これらの傾向は日常茶飯事に身の回りに見られると言うこと。そして、大半の国民は、この渦に巻き込まれ、自己判断が利かない状態にある危険性にすら気づいていないのではないかということである。
新聞、テレビに向かう私の基本的スタンスとして、活字を通して叙述される報道や、映像として報道される情報をそのまま受け止めることはしない。報道された情報は、周辺のこと・裏・斜めと、多角的に考える素材として捉える事に努めている。
忘れたくないのは、「コンプライアンス」の広い概念は、法令に抵触するや否やを超えて、広く社会にとって不利益にならないかどうかという観点から、あらゆる身の回りの事柄を自分も含めて見据え続けていきたいということである。
まず、西松建設と政治家(政治団体)との間の金の流れの不正疑惑事件。与野党それぞれの大物議員が絡んで、どたばた、混沌とした様相である。
この事件では、外してはならない3つの視点からの論評が必要のように思う。
その一つは、昭和23年に議員立法で制定された政治資金規正法というこの法律を逆手にとって、合法的に企業からの献金を受けている実態。しかも、ここに名前が挙がる議員は、国土交通省に影響力を持つ与野党議員という構図。
その二つは、この背景にある「政治には金がかかる」という理由で企業献金を受けるのは当たり前といって憚らない体質。これを創っているのは国民そのものであるという事実。日本では、政治に関して有権者・政治家共にボランティアの精神と実際活動が未熟なのだ。
その三つは、新聞やテレビの報道姿勢。明らかに、部分情報に基づいて一般化された情報・報道傾向が強いということ。さらに、煽動性が感じられる支持率や有権者の偏った感想の断片を繋いだ編集。
閑話休題
ようやくふくらんできた庭先のサクランボのつぼみ
バックの白い花は一足先に満開の白梅
たまたま三つの視点から西松建設を巡る一連の事件に触れてみた。
私の見解で懸念するのは、これらの傾向は日常茶飯事に身の回りに見られると言うこと。そして、大半の国民は、この渦に巻き込まれ、自己判断が利かない状態にある危険性にすら気づいていないのではないかということである。
新聞、テレビに向かう私の基本的スタンスとして、活字を通して叙述される報道や、映像として報道される情報をそのまま受け止めることはしない。報道された情報は、周辺のこと・裏・斜めと、多角的に考える素材として捉える事に努めている。
忘れたくないのは、「コンプライアンス」の広い概念は、法令に抵触するや否やを超えて、広く社会にとって不利益にならないかどうかという観点から、あらゆる身の回りの事柄を自分も含めて見据え続けていきたいということである。