第2話 「逆ギレ天才起業家~“つぶやいたら”名誉毀損?」
事務員・服部(里見浩太朗)は、弁護士・古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)に、インサイダー取引で服役して出所したばかりの鮎川光(佐藤隆太)が出ている動画サイトを見せる。
そこで鮎川は、自分を誹謗中傷した35件の出版社について損害賠償請求の裁判を起こすと話していた。
古美門は、鮎川の元へ行って自分が弁護を引き受けると話すが、鮎川は今まで関わった弁護士は「僕よりもバカだ」と言って本人訴訟をすると言い出し、出版社だけでなく一般人やフィクションに広げて訴えて、古美門と敵として戦いたいと話す。
羽生晴樹(岡田将生)の事務所に、漫画「破壊の天才」が鮎川自体を描いていて誹謗中傷していると訴えられた漫画家・玉川たま(谷村美月)が弁護の依頼に訪れ、羽生は古美門に共同弁護をしないかと持ちかけるが、古美門は拒否する。
古美門の事務所には、ブログで鮎川を中傷したとして訴えられた猪野(三宅弘城)がやってきて、黛が弁護を引き受けることになるが、法廷で鮎川に「平成22年の最高裁の決定を見ても分かるとおり、ネットだから何を書いてもいいという時代はとっくに終わったんです!また先ほど閲覧者が非常に少ないとおっしゃっていましたが、毎日25人前後の閲覧者がいます。毎日25人を集めて私の悪口を言っている。これが名誉棄損じゃなくて何なんですか?今や誰も彼もが批評家気取り。一般人だから何を言っても許されてもいいと思っている。そのような風潮に歯止めをかける時期です」などと言われて、言い負かされてしまう。
羽生も玉川の漫画の件で法廷に立つが、鮎川はこの漫画を読んだ小学校の恩師から「(この漫画を読んで)自分がどこで道を誤ったか振り返れ」という手紙をもらったことを明かし、あくまでもフィクションだと主張しようとした羽生は劣勢に立たされる。
和解に持ち込んで賠償金が少なくなるようにと漫画の出版社側は羽生に頼むが、そこに古美門がやって来て「天才気取りが本物の天才に叩きのめされる物語ならご覧に入れましょう」と言って、自分が弁護人をすると言い出す。
法廷で古美門は「(漫画の)モデルはあなたです。ノンフィクションと言ってもいい位だ」と認めた上で、「あなたはこんな人間ですよ。幼少期よりチヤホヤされ、周りを見下し、才能を自慢したくて仕方がない、貧乏育ち故に金に溺れ、女に溺れ、調子こいて下手を打って牢屋にぶち込まれたマヌケ。まぎれもなくあなた自身じゃないか。この作品があなたの社会的評価をおとしめたと言いますが、完全に間違いです。この作品が連載開始されたのは今から1年半前。(その時既に服役していた)あなたの社会的評価は、もうとっくに地の底に落ちていたんです。この漫画を読むまでもなく誰もが知っていました。あなたがろくでなしだと。この作品は、当たり前の事実を当たり前に描いているだけです。だからヒットしなかったのかもしれませんね。(フィクションは一つも)ありません。あなたの名誉を棄損したのはこの作品ではない。あなた自身だ。そもそもIT業界を席巻し、様々な規制を取り払い、表現と創作の自由を愛していたのはあなた自身のはずだ。自分が批判された途端、規制主義者になりましたか?そのような行為こそ、あなたの評価を低下させていることに何故気づかないんでしょう?表現の自由は民主主義の根幹をなすものです。不満があるなら、言論統制され自由に物も言えない独裁国家へ亡命したまえ。さぞ住み心地が良い事でしょう」と言い放つ。
その夜、黛と羽生と羽生の事務所の弁護士・本田ジェーン(黒木華)が、第27話の内容について、主人公が小さな町工場に目をつけて会社買収をした途端に切り捨てたため工場の社長が自殺したという話だけは鮎川の実体験ではないから、そこを鮎川に指摘されるのではないかと心配する。
しかし古美門は、既に草の者・加賀蘭丸(田口淳之介)に頼んで調べており、この漫画での工場の社長は玉川の父親で、鮎川が買収に関わっており、父親は実際には死んでいないものの、経営に首が回らなくなって詐欺まがいの行為をして捕まり自己破産し、今は田舎でヒッソリと暮らしていることが分かる。
玉川もそれを認め「(この漫画を描いたのは)鮎川への復讐です!アイツがどんなヤツか、世の中に知らしめるために描いたんです!何が悪いんですか!?」と話すが、父親の過去を今世間にさらしてしまう事にはためらいを見せる。
羽生は、黛に「大事な事は勝ち負けじゃない。みんなが幸せになることだ。そうは思いませんか?」と言って自分の事務所に来るよう誘うが、黛は「そりゃあ思うけど、理想すぎるんじゃないかな?私たちに出来るのは、依頼者を勝たせることだよ」と話して断る。
羽生は鮎川に会いに行き、「これ以上争えば、みんなが不幸になる。あなたもね」と言って、玉川の父の過去の件を匂わせた上で和解をしようと持ちかけるが、鮎川は応じない。
法廷で鮎川は「(玉川の父は自殺はしていないが、漫画では自殺していることについて)フィクションは無かったはずですよね?事実を完全に捻じ曲げ、人を死に追いやった極悪非道の男に私を仕立てあげようとしているあなたもまた、詐欺師の血を引いているからでしょうか?」と玉川に話し、玉川の痛い所をつく。
古美門は、鮎川と接触した羽生を怒り、「アイツは金儲けなんて何の興味もない。ヤツにとって裁判は、ただのマイブームだ。司法試験を受けなくても弁護士プレイを楽しめる方法が一つある(本人訴訟)。だからどんなに好条件だろうが、どんなに脅そうが、和解はしない。ただひたすら法廷で争っていたいんだ」と話していると、玉川の漫画を読んでいた服部が「主人公が魅力的。確かに悪意を持ってしか描かれていないようですけども、私は不思議とこの主人公を恨む気持ちにはなれません」と話し、それを聞いた古美門は「反撃だ」とつぶやく。
次の法廷で、古美門は「名誉棄損とは何か。本人が傷ついたかどうか、表現者が悪意を持っていたかどうか…いえ、法的には違います。それを受け取る多くの人々がどう感じたかどうかが問題なんです」と言って、無作為に抽出した240人のアンケートを見せ、「この主人公に魅力を感じる・やや感じる」と答えた人が70%以上を占めるという事を話す。
そして「ただ憎んでいるのみの人間を果たして主人公として描けるものでしょうか?人間とは、表現と心情が必ずしも一致するとは限りません。本人にさえ自分の本心など分からないのかもしれない。玉川さんの深層心理には、あなたへの好意と敬意が潜んでおり、それが図らずも作品に滲み出ているのではないでしょうか。だからこそ読者は、主人公を魅力的な人物として感じているんです。この作品は鮎川さんの名誉を棄損してはおりません。それどころか、鮎川さんの社会的イメージを向上させているものであります」と言って、漫画の各シーンについて鮎川の名誉は毀損していないことを次々と説明していって勝訴に持ち込み、鮎川は他の訴訟全てを取り下げる。
古美門が鮎川に「あなたが裁判を起こした理由は、裁判そのものをやってみたかった。だが、それだけですか?『破壊の天才(漫画)』が今回の件で再注目を集め、増刷が決まったそうですよ?連載再開という事になりそうだと。最初からこれが目的だったのか?玉川たまを覚えていない訳は無く、初めからこのために『破壊の天才』を訴えた。注目を集めるために、あらかじめ何十という訴訟を起こし、世間を騒がせておいてねぇ。(そうだとしたら)君の個人的な罪滅ぼしに私がまんまと利用されたことになる」と話すと、鮎川は「玉川さんに伝えておいてよ。連載再開なら、次はもっと足を長く描いておいてって」と言って笑い、古美門は「あなたに弁護士ブームが再来しないことを祈るよ」と言って微笑む。
その頃玉川は黛に「深層心理じゃ鮎川に好意を持ってたってみたいに勝手にされているけど、違うからね」と言いつつ、頭の中では、高校生の時に漫画家を目指している自分に対して鮎川が「金もうけしようとか考えずに、とにかく夢中になってやってみることじゃないかな?人は夢中になれるものがあるだけで幸せなもんだよ」と声を掛けてくれたことを思い返していた。
古美門と黛は、安藤貴和(小雪)に接見し、黛が「ずっと考えていました、何で私たちをからかうような態度ばかり取るんだろうって。あなたも苦しんでいるからです。自分は有罪になるべきだという思いと、死刑にはなりたくないという恐怖の間で苦しんでる。私たちにぶつけてください。貴和さんの心の中の泥を私たちが全部受け止めます」と話すと、安藤は「・・・話したくないことは話さない。嘘もつくわ。それでも勝てるの?」と話す。
すると古美門は「むしろその方が勝てます。上告趣意書にサインさえしてくれれば」と話す。
事務所に戻った黛が安藤を説得したことについて上機嫌になっていたので、古美門が打ち消そうとすると、黛は「人間とは表現と心情が必ずしも一致するとは限らない。先生も、深層心理にある私への好意が罵詈雑言となって表れているんですね。はいはい、そんなに愛情を示さなくてもいいですって。ひょっとしたら私、モテ期来てるかも」と言って更に上機嫌になり・・・
というような内容でした。
いつもに増してガチャガチャ感があったような気はするけど、終盤がリーガルハイらしいというか(笑)
鮎川も、ただの変わった天才で終わることなく、玉川のことを思いやっての事だったとは!という流れが、予想できなくて、何だか結果的に良い話?になっていて。
巻き込まれた裁判官は気の毒だろうな~と思いますが(冷静に観返すと、被告側の言う事は二転三転して全然最初とは違う主張をしていますが、それは気にしない気にしない…)。
それにしても、黛があんなにドMだとは思いませんでしたwww
ものすごくプラス思考ですよね~!
古美門と鮎川が、法廷で漫画の描写について泥沼の言い合いになっている様子を黛がニコニコして見ていたのを観た時は、黛の真意がよく分からなかったけど、古美門の事をそういう風に受け止めているとは!と最後に分かって、楽しかったです。
羽生が所有している黛の写真の写り具合も、本物のガッキーならもっと可愛いのに、どちらかというと残念な写真の数々で・・・。
黛が「やります!」と言いながら喜びながら古美門に近づいて来た時に、古美門が「ハウス!!」と怒鳴ったのも面白かったなぁ(まさにワンコのようだったもんね
)
ガッキーが、本作にとても入っている様子がバンバン伝わってきて、観ていて楽しいです♪
放送時間が9時から10時に変更になったからか、古美門に関してはかなり動きや言動が妖しくなってきたような
まぁ、私は嫌いじゃないので笑いながら観ていますけど(爆)
堺さんが、あんな姿やこんな動きをするなんて・・・ほんと、半沢と大違い!(褒めてます 笑)
パート1では、古美門(with黛)VS三木(with沢木)という分かりやすい構図だったのですが、
パート2では、羽生が今のところ古美門に付いたり離れたりで、そして羽生側の本田ジェーン(黒木華)と磯貝邦光(古舘寛治)もそこそこ登場シーンがあるので、少しその部分がガチャガチャしていたように思ってしまったのですが・・・。
複雑な展開を求めすぎないで、早くハッキリと古美門(with黛)VS羽生(with本田)にした方がいいんじゃないかな?と、少し思ったりしました
ブログで誹謗中傷を書いたら、こうして訴えられてしまうこともあるのかな?
・・・気を付けます(笑)
誹謗中傷は書かないように気をつけていて、でも(特定の人を傷つけない範囲内で)思ったことはキチンと書いていきたいと思うのですが、なかなか難しいなぁと感じている所です。
鮎川の最後の潜水服姿・・・
朝ドラ「あまちゃん」を観ていた私としては「南部ダイバー!?」と思ったけど、佐藤隆太君は「海猿」に出ていたから、海猿のほうかな?(笑)
でも、両方狙っているんですよね、きっと!?
「負けたらただの性格の悪いぼったくり野郎」な古美門が、第2話にして見事に息を吹き返したので(笑)、これからまたどんな「八つ当たり」を見せてくれるのか楽しみです

※これまでの感想
第1話
※公式HP(こちら)
事務員・服部(里見浩太朗)は、弁護士・古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)に、インサイダー取引で服役して出所したばかりの鮎川光(佐藤隆太)が出ている動画サイトを見せる。
そこで鮎川は、自分を誹謗中傷した35件の出版社について損害賠償請求の裁判を起こすと話していた。
古美門は、鮎川の元へ行って自分が弁護を引き受けると話すが、鮎川は今まで関わった弁護士は「僕よりもバカだ」と言って本人訴訟をすると言い出し、出版社だけでなく一般人やフィクションに広げて訴えて、古美門と敵として戦いたいと話す。
羽生晴樹(岡田将生)の事務所に、漫画「破壊の天才」が鮎川自体を描いていて誹謗中傷していると訴えられた漫画家・玉川たま(谷村美月)が弁護の依頼に訪れ、羽生は古美門に共同弁護をしないかと持ちかけるが、古美門は拒否する。
古美門の事務所には、ブログで鮎川を中傷したとして訴えられた猪野(三宅弘城)がやってきて、黛が弁護を引き受けることになるが、法廷で鮎川に「平成22年の最高裁の決定を見ても分かるとおり、ネットだから何を書いてもいいという時代はとっくに終わったんです!また先ほど閲覧者が非常に少ないとおっしゃっていましたが、毎日25人前後の閲覧者がいます。毎日25人を集めて私の悪口を言っている。これが名誉棄損じゃなくて何なんですか?今や誰も彼もが批評家気取り。一般人だから何を言っても許されてもいいと思っている。そのような風潮に歯止めをかける時期です」などと言われて、言い負かされてしまう。
羽生も玉川の漫画の件で法廷に立つが、鮎川はこの漫画を読んだ小学校の恩師から「(この漫画を読んで)自分がどこで道を誤ったか振り返れ」という手紙をもらったことを明かし、あくまでもフィクションだと主張しようとした羽生は劣勢に立たされる。
和解に持ち込んで賠償金が少なくなるようにと漫画の出版社側は羽生に頼むが、そこに古美門がやって来て「天才気取りが本物の天才に叩きのめされる物語ならご覧に入れましょう」と言って、自分が弁護人をすると言い出す。
法廷で古美門は「(漫画の)モデルはあなたです。ノンフィクションと言ってもいい位だ」と認めた上で、「あなたはこんな人間ですよ。幼少期よりチヤホヤされ、周りを見下し、才能を自慢したくて仕方がない、貧乏育ち故に金に溺れ、女に溺れ、調子こいて下手を打って牢屋にぶち込まれたマヌケ。まぎれもなくあなた自身じゃないか。この作品があなたの社会的評価をおとしめたと言いますが、完全に間違いです。この作品が連載開始されたのは今から1年半前。(その時既に服役していた)あなたの社会的評価は、もうとっくに地の底に落ちていたんです。この漫画を読むまでもなく誰もが知っていました。あなたがろくでなしだと。この作品は、当たり前の事実を当たり前に描いているだけです。だからヒットしなかったのかもしれませんね。(フィクションは一つも)ありません。あなたの名誉を棄損したのはこの作品ではない。あなた自身だ。そもそもIT業界を席巻し、様々な規制を取り払い、表現と創作の自由を愛していたのはあなた自身のはずだ。自分が批判された途端、規制主義者になりましたか?そのような行為こそ、あなたの評価を低下させていることに何故気づかないんでしょう?表現の自由は民主主義の根幹をなすものです。不満があるなら、言論統制され自由に物も言えない独裁国家へ亡命したまえ。さぞ住み心地が良い事でしょう」と言い放つ。
その夜、黛と羽生と羽生の事務所の弁護士・本田ジェーン(黒木華)が、第27話の内容について、主人公が小さな町工場に目をつけて会社買収をした途端に切り捨てたため工場の社長が自殺したという話だけは鮎川の実体験ではないから、そこを鮎川に指摘されるのではないかと心配する。
しかし古美門は、既に草の者・加賀蘭丸(田口淳之介)に頼んで調べており、この漫画での工場の社長は玉川の父親で、鮎川が買収に関わっており、父親は実際には死んでいないものの、経営に首が回らなくなって詐欺まがいの行為をして捕まり自己破産し、今は田舎でヒッソリと暮らしていることが分かる。
玉川もそれを認め「(この漫画を描いたのは)鮎川への復讐です!アイツがどんなヤツか、世の中に知らしめるために描いたんです!何が悪いんですか!?」と話すが、父親の過去を今世間にさらしてしまう事にはためらいを見せる。
羽生は、黛に「大事な事は勝ち負けじゃない。みんなが幸せになることだ。そうは思いませんか?」と言って自分の事務所に来るよう誘うが、黛は「そりゃあ思うけど、理想すぎるんじゃないかな?私たちに出来るのは、依頼者を勝たせることだよ」と話して断る。
羽生は鮎川に会いに行き、「これ以上争えば、みんなが不幸になる。あなたもね」と言って、玉川の父の過去の件を匂わせた上で和解をしようと持ちかけるが、鮎川は応じない。
法廷で鮎川は「(玉川の父は自殺はしていないが、漫画では自殺していることについて)フィクションは無かったはずですよね?事実を完全に捻じ曲げ、人を死に追いやった極悪非道の男に私を仕立てあげようとしているあなたもまた、詐欺師の血を引いているからでしょうか?」と玉川に話し、玉川の痛い所をつく。
古美門は、鮎川と接触した羽生を怒り、「アイツは金儲けなんて何の興味もない。ヤツにとって裁判は、ただのマイブームだ。司法試験を受けなくても弁護士プレイを楽しめる方法が一つある(本人訴訟)。だからどんなに好条件だろうが、どんなに脅そうが、和解はしない。ただひたすら法廷で争っていたいんだ」と話していると、玉川の漫画を読んでいた服部が「主人公が魅力的。確かに悪意を持ってしか描かれていないようですけども、私は不思議とこの主人公を恨む気持ちにはなれません」と話し、それを聞いた古美門は「反撃だ」とつぶやく。
次の法廷で、古美門は「名誉棄損とは何か。本人が傷ついたかどうか、表現者が悪意を持っていたかどうか…いえ、法的には違います。それを受け取る多くの人々がどう感じたかどうかが問題なんです」と言って、無作為に抽出した240人のアンケートを見せ、「この主人公に魅力を感じる・やや感じる」と答えた人が70%以上を占めるという事を話す。
そして「ただ憎んでいるのみの人間を果たして主人公として描けるものでしょうか?人間とは、表現と心情が必ずしも一致するとは限りません。本人にさえ自分の本心など分からないのかもしれない。玉川さんの深層心理には、あなたへの好意と敬意が潜んでおり、それが図らずも作品に滲み出ているのではないでしょうか。だからこそ読者は、主人公を魅力的な人物として感じているんです。この作品は鮎川さんの名誉を棄損してはおりません。それどころか、鮎川さんの社会的イメージを向上させているものであります」と言って、漫画の各シーンについて鮎川の名誉は毀損していないことを次々と説明していって勝訴に持ち込み、鮎川は他の訴訟全てを取り下げる。
古美門が鮎川に「あなたが裁判を起こした理由は、裁判そのものをやってみたかった。だが、それだけですか?『破壊の天才(漫画)』が今回の件で再注目を集め、増刷が決まったそうですよ?連載再開という事になりそうだと。最初からこれが目的だったのか?玉川たまを覚えていない訳は無く、初めからこのために『破壊の天才』を訴えた。注目を集めるために、あらかじめ何十という訴訟を起こし、世間を騒がせておいてねぇ。(そうだとしたら)君の個人的な罪滅ぼしに私がまんまと利用されたことになる」と話すと、鮎川は「玉川さんに伝えておいてよ。連載再開なら、次はもっと足を長く描いておいてって」と言って笑い、古美門は「あなたに弁護士ブームが再来しないことを祈るよ」と言って微笑む。
その頃玉川は黛に「深層心理じゃ鮎川に好意を持ってたってみたいに勝手にされているけど、違うからね」と言いつつ、頭の中では、高校生の時に漫画家を目指している自分に対して鮎川が「金もうけしようとか考えずに、とにかく夢中になってやってみることじゃないかな?人は夢中になれるものがあるだけで幸せなもんだよ」と声を掛けてくれたことを思い返していた。
古美門と黛は、安藤貴和(小雪)に接見し、黛が「ずっと考えていました、何で私たちをからかうような態度ばかり取るんだろうって。あなたも苦しんでいるからです。自分は有罪になるべきだという思いと、死刑にはなりたくないという恐怖の間で苦しんでる。私たちにぶつけてください。貴和さんの心の中の泥を私たちが全部受け止めます」と話すと、安藤は「・・・話したくないことは話さない。嘘もつくわ。それでも勝てるの?」と話す。
すると古美門は「むしろその方が勝てます。上告趣意書にサインさえしてくれれば」と話す。
事務所に戻った黛が安藤を説得したことについて上機嫌になっていたので、古美門が打ち消そうとすると、黛は「人間とは表現と心情が必ずしも一致するとは限らない。先生も、深層心理にある私への好意が罵詈雑言となって表れているんですね。はいはい、そんなに愛情を示さなくてもいいですって。ひょっとしたら私、モテ期来てるかも」と言って更に上機嫌になり・・・
というような内容でした。
いつもに増してガチャガチャ感があったような気はするけど、終盤がリーガルハイらしいというか(笑)
鮎川も、ただの変わった天才で終わることなく、玉川のことを思いやっての事だったとは!という流れが、予想できなくて、何だか結果的に良い話?になっていて。
巻き込まれた裁判官は気の毒だろうな~と思いますが(冷静に観返すと、被告側の言う事は二転三転して全然最初とは違う主張をしていますが、それは気にしない気にしない…)。
それにしても、黛があんなにドMだとは思いませんでしたwww
ものすごくプラス思考ですよね~!
古美門と鮎川が、法廷で漫画の描写について泥沼の言い合いになっている様子を黛がニコニコして見ていたのを観た時は、黛の真意がよく分からなかったけど、古美門の事をそういう風に受け止めているとは!と最後に分かって、楽しかったです。
羽生が所有している黛の写真の写り具合も、本物のガッキーならもっと可愛いのに、どちらかというと残念な写真の数々で・・・。
黛が「やります!」と言いながら喜びながら古美門に近づいて来た時に、古美門が「ハウス!!」と怒鳴ったのも面白かったなぁ(まさにワンコのようだったもんね

ガッキーが、本作にとても入っている様子がバンバン伝わってきて、観ていて楽しいです♪
放送時間が9時から10時に変更になったからか、古美門に関してはかなり動きや言動が妖しくなってきたような

まぁ、私は嫌いじゃないので笑いながら観ていますけど(爆)
堺さんが、あんな姿やこんな動きをするなんて・・・ほんと、半沢と大違い!(褒めてます 笑)
パート1では、古美門(with黛)VS三木(with沢木)という分かりやすい構図だったのですが、
パート2では、羽生が今のところ古美門に付いたり離れたりで、そして羽生側の本田ジェーン(黒木華)と磯貝邦光(古舘寛治)もそこそこ登場シーンがあるので、少しその部分がガチャガチャしていたように思ってしまったのですが・・・。
複雑な展開を求めすぎないで、早くハッキリと古美門(with黛)VS羽生(with本田)にした方がいいんじゃないかな?と、少し思ったりしました

ブログで誹謗中傷を書いたら、こうして訴えられてしまうこともあるのかな?
・・・気を付けます(笑)
誹謗中傷は書かないように気をつけていて、でも(特定の人を傷つけない範囲内で)思ったことはキチンと書いていきたいと思うのですが、なかなか難しいなぁと感じている所です。
鮎川の最後の潜水服姿・・・
朝ドラ「あまちゃん」を観ていた私としては「南部ダイバー!?」と思ったけど、佐藤隆太君は「海猿」に出ていたから、海猿のほうかな?(笑)
でも、両方狙っているんですよね、きっと!?
「負けたらただの性格の悪いぼったくり野郎」な古美門が、第2話にして見事に息を吹き返したので(笑)、これからまたどんな「八つ当たり」を見せてくれるのか楽しみです

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