emitanの心にうつりゆくもの

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トッカン 特別国税徴収官 最終話

2012-09-24 15:01:09 | 2012夏ドラマ
最終話 「コンビは解散?辞めないで!毒舌上司は私が守る」

前話(こちら)の続きです。

大衆食堂「唐川」を経営している唐川成吉(野間口徹)が自殺を図り、弁護士・吹雪敦(及川光博)はマスコミを使って税務署への抗議運動を展開。
特別国税徴収官(通称「トッカン」)・鏡雅愛(北村有起哉)は、連日国税庁の本局へ説明に行くことに。
心配する徴収官・鈴宮深樹(井上真央)に、鏡は「いつも通り仕事をしていろ」と言い捨てる。
鈴宮は、花束を持って成吉の入院している病院へ行くが、妻・詠子(堀内敬子)に追い返される。
その帰り道、吹雪に話しかけられ、「僕が裁判官をしていた頃に一番驚いたのが、人がその場しのぎで作った体裁が引き起こす犯罪の多さでした。(そして)検事として法務局に行き、行政訴訟に携わるうちに、世の中で最も大きくて深刻な敵に気づいたんですよ。『国家の体裁』っていう。その手先があなたたち国家公務員なんですよ」と、なぜ国家公務員を目の敵にしているかを語る。
鏡の机の中にあった「唐川」の登記簿を見た鈴宮は、店の名義が成吉から詠子に移されていて、しかも抵当権が付いていることを知り、その債権者である鳥取在住の人物に会いに行こうとするが、出張許可が下りなかった。
そのため、詠子宛てに電話を掛けるものの電話に出ないため、店の名義についてお聞きしたい旨の伝言メッセージを入れる。
連日税務署の周りでの抗議運動が報道されるのを見て、鈴宮の父・益二郎(塩見三省)は心配のあまり上京して鈴宮を呼び出すが、その会話の中で鈴宮は「なぜ子供が誕生するというのに、成吉は自殺を図ってしまったのだろう」と疑問に思う。
翌日、鈴宮の元に休暇中の上席徴収官・鍋島木綿子(鈴木砂羽)から電話が入り、「唐川」の店につけられた抵当権の債権者は認知症である詠子の叔母で、詠子が書類を偽造して権利移転した可能性が強いことを告げられる。
成吉の入院する病院に行った鈴宮は鏡に会い、何故そのことを知りながら黙っていたのかを訪ねると、鏡は「お前が知った所で何か変わるのか?唐川成吉が自殺を図った事実は変わらない。徴収官として見極められなかった責任がある」と言う。
そんな中、成吉の意識が回復し、成吉は自殺を図った原因は鏡ではないこと、詠子に店を取られ、詠子が別の男との子供を妊娠したことを問い詰めた時に笑って「(離婚しても)いいわよ」と言われたことから自殺を図ったことを話す。
それを聞いた鈴宮は、嫌な予感が走り、急いで病院を飛び出して「唐川」に駆けつけると、詠子が自殺を図ろうとしており、慌てて止める。
鏡は、詠子の不倫相手で都市開発機構に勤める男に対して、公文書偽造罪を盾に自白をさせる。
そのことを詠子に伝えると「あの人を殺したのは私です。私が追い詰めた・・・」と泣き、鈴宮は成吉が意識を取り戻したことを伝える。
居合わせた吹雪に、鈴宮は「あなたの訳の分からない正義感に、みんなが振り回されたんです。この体裁の塊!体裁弁護士!徴収官をなめたら、罰が当たったんです。サヨナラ!」と言い捨てる。
鈴宮は、帰り際の父・益二郎に「私が徴収官をやっていく理由があるとしたら、それは世の中にお金に殺されそうな女の人たちがいっぱいいるからだと思う。だから、徴収官をやっていくんだと思う」と話し・・・。


というような内容でした。

ごめんなさい、辛口です。

前回「先が読めちゃったんですよね」と書いたのだけど、その想像どおりでした。
「○○さん」とぼかしていたのは「堀内さん」の事だったんです。
そして、吹雪は詠子の企みに全く絡んでいなくて、ただのナルシスト・自己中弁護士だったという・・・。
そういう意味では衝撃的でした(ひねりは無いんかい!って)。

やっぱり2話に分けたのがよくなかったのかなぁ。
でも、1話にしたとしても、最終回らしさが無いストーリーだったかなぁ、と。

別にコミカルなものを求めていたわけでもないのだけど、サントラはコミカルなのに、扱っている話題は暗くて、最後にスカッとしたいところであの主題歌の重厚感・・・。
税務署署員の面々は、一人一人をよく見たらキャラクターが立っていて良いのだけど、ドラマ全体のテイストはよくわからないまま終わってしまい・・・。
ストーリーは破綻していなくて「体裁」は保てているのだけど、あまり心に残らない感じ?

ということで、
 何が言いたかったんだろう?
 何を描きたかったんだろう?
と、「?」つづきの最終回でした。

鈴宮が「お金に殺されそうな女の人」を救ってあげたいという気持ちを持って最近は職務に臨んでいる、ということは分かったけどね。
(「女」に何故限定したのかな?とは思うけど)
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