第5話 「沖縄の夜 新たな恋から歯車が狂い出す」
2003年。杉下希美(榮倉奈々)と安藤望(賀来賢人)と西崎真人(小出恵介)は、自分たちの住む野バラ荘を守るべくN作戦を開始し、希美と安藤はサンゴを守るボランティアに参加して沖縄に行くことにする。
野口貴弘(徳井義実)とその妻・奈央子(小西真奈美)に近づこうと同じ船に乗ってダイビングをすることにし、奈央子が溺れかけたのを希美と安藤が助けたのをきっかけに、2人は野口夫妻と親しくなることができ、夕食を一緒にする。
貴弘の勤めている会社に安藤が就職内定している事と貴弘の趣味である将棋を安藤も指すことができたことから二人は話が弾み、希美は奈央子と連絡先を交換する。
その夜、お酒に酔った安藤は希美にキスをしてしまい、翌朝安藤は海辺にいた希美に謝ると、希美は「端から端まで水平線っていうの見てみたいね」と話す。
東京に戻った希美は西崎に「安藤は作戦から外れた方がいいと思う。みどりビルの事は私が聞きだすから、安藤はいいよ。だって、もし会社に入って野口さんと上司と部下になっちゃったら?安藤は聞きだすとかそういうの止めていい。野口さんと普通にお付き合いすればいいよ」と話す。
その頃、成瀬慎司(窪田正孝)は同級生に美味しいアルバイトがあると言われて、とある喫茶店で女性と会うが、女性は成瀬に詫びながら数百万円が入った封筒を渡し、成瀬はそのお金をコインロッカーに預けて鍵をアルバイト先に渡して10万円のアルバイト料を受け取る。
再び頼まれて、今度は男性から数百万円を受け取るが、そのお金を持って歩くのをためらっているところを警察官に取り押さえられる。
奈央子は希美と安藤に夕食をごちそうしたいとして、自宅マンション・スカイローズガーデンに二人を招く。
そのお礼状を書こうと、希美は西崎に手伝ってもらって、野バラ荘や貴弘の実家が所有している「みどりビル」のこともふれた手紙を書いて送る。
そんな中、野バラ荘に希美の母・早苗(山本未來)が希美の部屋のドアをノックし、西崎の部屋にいた希美は恐怖で動けなくなる。
西崎が「出たくなかったら出るな」と声を掛けると、希美は「お母さんに会いたくないわけやないの。会ったら島にいた頃に引き戻されそうで怖い。戻りたくない。誰にも頼らんで一人で生きていきたい」と話す。
西崎が「誰の助けも借りないつもりか?」と尋ねると、希美は「…助けてって思った人はいる。でも言えなくて…」と話すと、西崎は「そいつとか…罪との共有…」と言い、希美は「そう、罪の共有。元気で幸せにしてたらええな」と話す。
希美からの手紙を読んだ貴弘は、希美をマンションの共用スペースに呼び出して「(都市開発の)候補地があと2か所あるって知ってる?どっちにしろ父は土地を売らないよ。安心していい。みどりビルは売却されない。君たちのアパートも安泰だ」と話し、更にこの場に安藤がいない理由を聞いた貴弘は「彼抜きで会えて良かった。僕も安藤君には内緒で君にお願いがあるんだ」と話すが、その姿を遠くから奈央子が貴弘に分からないように見守っていた。
その晩、希美と安藤と西崎は、作戦終了を祝って3人で飲むが、安藤は酔いつぶれて寝てしまい、希美は西崎に「安藤とは違って私は努力なんて…。安藤はズルイ手、使わないもん。ダイビングの途中に奈央子さんがパニック起こしたって話…奈央子さんのタンクのバルブ、少し閉めた…。気づいたらもう手が動いてた。止められなかった。ウチの母親、平気で嘘ついてたでしょ?父親もそう。平気で人傷つけたり嘘をついても何とも思わない。私もそういう人間なのかな」と打ち明ける。
すると西崎は「親は親、子供は子供さ」と声を掛ける。
就職活動をしている希美の元へ、大学進学をした弟・洋介(葉山奨之)から電話が入って「母さんが東京まで相談に来たのに留守やったってグチっとったよ。再婚したいんやけどどうしようって。姉ちゃん、あんまり島に帰らんの?俺、この前久しぶりに帰ったんやけど、良うない噂聞いた。成瀬さん、全然大学行ってないって」と話す。
ある雨の日、奈央子が希美を訪ねに野バラ荘にやってくるが、希美は不在で、雨宿りしているところを外出先から戻ってきた西崎が気づく。
2014年。安藤は野バラ荘を訪ね、10年前と同じ部屋に住んでいる西崎と会うが、西崎は「俺は誰とも関わる気はない。君ともだ」と言い放つ。
そんな西崎の机の上に希美宛ての書留の封筒が置いてあることに安藤は気づく。
青景島で警察官をしていた高野茂(三浦友和)は、東京で妻・夏恵(原日出子)の心療内科の診察に付き添い、夏恵を先に診察室から出させた高野は医師から「言葉が出なくなってから14年。これほど長い間症状が改善しない患者さんは僕も初めてです。明るい方ですが、意識下に強い抑圧を感じているんでしょう。治したいというプレッシャーが逆効果になることもあります。夏恵さんの症状と向き合っていきませんか?今の夏恵さんを受け入れて生きていくのも、一つの道だと思います」と言われる。
すると高野は「年を取るごとに酷くなる考えがあります。ふとすると頭がその考えでいっぱいになる。何でという考えです。何で妻がこんなことになったのか。何で自分だけが何も知らんままおるのか。どんな形であれ真実を引きずり出してこの考えを終わらせたいんです。諦めるわけにはいかんのですよ」と話すが、その声をドアの外から夏恵が聞いていた。
高野の元を安藤が訪ねてきて、「事件の日、本当は何があったのか知りたくて。高野さんがおっしゃるとおり、僕も西崎さんは野口さんを殺してないと思います。西崎さんは極度に火を恐れていました。たとえカッとなっていたとしても、日の付いた燭台を手に出来る訳はありません」と話す。
希美の元に西崎から書留が届き、そこには50万円と手紙が入っていたが、そんな希美のマンションに高野が訪れる。
・・・一瞬であの頃の事が蘇ってくる。
波の音、海の匂い、憎しみ、軽蔑、無関心、混乱…
一度ついた嘘はつきとおす。それが嘘を真実に替えるたった一つの方法だった・・・
というような内容でした。
※私は原作を読んでいません。
西崎は奈央子と不倫関係にあったということ?
奈央子を殺したのは貴弘で、その貴弘を殺したのは希美?
で、希美の罪を被るために西崎は身代わりになった??
でも、10年後に出所した時に希美に送った50万円は何!?
安藤がローズガーデンに着いた時には奈央子も貴弘も死んでいて、西崎が殺したことにするというやり取りは既に済んでいたという事??
・・・と、原作を読んでいないので、それはそれで結構楽しみながら観ています(笑)
安藤は真実を知りたいと高野に話に行ったけど、それはそれで希美や西崎を追い詰めることにならないのかなぁ?
希美と西崎以外の人(成瀬って事!?)が真犯人だと思っているとか?
高野が色んな人を追い詰めているような気がしないでもないのですが・・・
少なくとも夏恵の事は追い詰めていますよね。
事件の真相を知りたい気持ちは分からないでもないし、犯罪人を野放しにするというのは良くないとは思うけど、真相を直球で聞く以外のアプローチも必要ではないか、と思ったり。
夏恵は多分、料亭の火災の犯人の事は知っていると思うのだけど、その気持ちを汲んで、どうしたら夏恵にとっても真犯人にとっても良い事なのかを考えていけばいいのに・・・
なんて、外から見ていたらそう思うけど、実際に身内が辛い思いをしていたらやはり一方向のみに意識が向いていくのかもしれませんね。
なーるーせーくーん!!
最初に受け子をしようとした時に、逃げ出せればよかったのに
元々はすごく思いやりがあって良い青年だったので・・・。
もう20歳以上になったとはいえ、お母さん、ちゃんと気にかけてあげようよ~。
希美も、たまにでも声を掛けていればよかったのに・・・。
希美が奈央子の酸素ボンベを操作していたとは
でも、自分が父親や母親の悪い所が似るかもしれないという恐怖は、なんとなく自分にもあるかもしれないな~と思いながら観ていました。
つい先日放送の「さよなら私」でも、そういった内容の事が少し描かれていましたね
まぁ私は、最近父と口調が似てきたかもとか、出不精な所が母親と似てきたかもとか、そういった類ですけどね
希美と西崎は、虐待をした親からの思い出から逃れられないという共通点があって、西崎も「親は親、子は子」と強く言い聞かせて生きてきたのでしょうね。
何とか二人+成瀬君の心を誰かが救ってくれたら・・・と思うのですが。。。
(でも、この原作者の方の作品って、最後に救いがあるとは限らないのでしたっけ?
)
希美の弟君が、元気に大学に通っているのを知ることができたのは良かったです
そんなこんなで、相変わらず引き込まれながら観ています
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら)
2003年。杉下希美(榮倉奈々)と安藤望(賀来賢人)と西崎真人(小出恵介)は、自分たちの住む野バラ荘を守るべくN作戦を開始し、希美と安藤はサンゴを守るボランティアに参加して沖縄に行くことにする。
野口貴弘(徳井義実)とその妻・奈央子(小西真奈美)に近づこうと同じ船に乗ってダイビングをすることにし、奈央子が溺れかけたのを希美と安藤が助けたのをきっかけに、2人は野口夫妻と親しくなることができ、夕食を一緒にする。
貴弘の勤めている会社に安藤が就職内定している事と貴弘の趣味である将棋を安藤も指すことができたことから二人は話が弾み、希美は奈央子と連絡先を交換する。
その夜、お酒に酔った安藤は希美にキスをしてしまい、翌朝安藤は海辺にいた希美に謝ると、希美は「端から端まで水平線っていうの見てみたいね」と話す。
東京に戻った希美は西崎に「安藤は作戦から外れた方がいいと思う。みどりビルの事は私が聞きだすから、安藤はいいよ。だって、もし会社に入って野口さんと上司と部下になっちゃったら?安藤は聞きだすとかそういうの止めていい。野口さんと普通にお付き合いすればいいよ」と話す。
その頃、成瀬慎司(窪田正孝)は同級生に美味しいアルバイトがあると言われて、とある喫茶店で女性と会うが、女性は成瀬に詫びながら数百万円が入った封筒を渡し、成瀬はそのお金をコインロッカーに預けて鍵をアルバイト先に渡して10万円のアルバイト料を受け取る。
再び頼まれて、今度は男性から数百万円を受け取るが、そのお金を持って歩くのをためらっているところを警察官に取り押さえられる。
奈央子は希美と安藤に夕食をごちそうしたいとして、自宅マンション・スカイローズガーデンに二人を招く。
そのお礼状を書こうと、希美は西崎に手伝ってもらって、野バラ荘や貴弘の実家が所有している「みどりビル」のこともふれた手紙を書いて送る。
そんな中、野バラ荘に希美の母・早苗(山本未來)が希美の部屋のドアをノックし、西崎の部屋にいた希美は恐怖で動けなくなる。
西崎が「出たくなかったら出るな」と声を掛けると、希美は「お母さんに会いたくないわけやないの。会ったら島にいた頃に引き戻されそうで怖い。戻りたくない。誰にも頼らんで一人で生きていきたい」と話す。
西崎が「誰の助けも借りないつもりか?」と尋ねると、希美は「…助けてって思った人はいる。でも言えなくて…」と話すと、西崎は「そいつとか…罪との共有…」と言い、希美は「そう、罪の共有。元気で幸せにしてたらええな」と話す。
希美からの手紙を読んだ貴弘は、希美をマンションの共用スペースに呼び出して「(都市開発の)候補地があと2か所あるって知ってる?どっちにしろ父は土地を売らないよ。安心していい。みどりビルは売却されない。君たちのアパートも安泰だ」と話し、更にこの場に安藤がいない理由を聞いた貴弘は「彼抜きで会えて良かった。僕も安藤君には内緒で君にお願いがあるんだ」と話すが、その姿を遠くから奈央子が貴弘に分からないように見守っていた。
その晩、希美と安藤と西崎は、作戦終了を祝って3人で飲むが、安藤は酔いつぶれて寝てしまい、希美は西崎に「安藤とは違って私は努力なんて…。安藤はズルイ手、使わないもん。ダイビングの途中に奈央子さんがパニック起こしたって話…奈央子さんのタンクのバルブ、少し閉めた…。気づいたらもう手が動いてた。止められなかった。ウチの母親、平気で嘘ついてたでしょ?父親もそう。平気で人傷つけたり嘘をついても何とも思わない。私もそういう人間なのかな」と打ち明ける。
すると西崎は「親は親、子供は子供さ」と声を掛ける。
就職活動をしている希美の元へ、大学進学をした弟・洋介(葉山奨之)から電話が入って「母さんが東京まで相談に来たのに留守やったってグチっとったよ。再婚したいんやけどどうしようって。姉ちゃん、あんまり島に帰らんの?俺、この前久しぶりに帰ったんやけど、良うない噂聞いた。成瀬さん、全然大学行ってないって」と話す。
ある雨の日、奈央子が希美を訪ねに野バラ荘にやってくるが、希美は不在で、雨宿りしているところを外出先から戻ってきた西崎が気づく。
2014年。安藤は野バラ荘を訪ね、10年前と同じ部屋に住んでいる西崎と会うが、西崎は「俺は誰とも関わる気はない。君ともだ」と言い放つ。
そんな西崎の机の上に希美宛ての書留の封筒が置いてあることに安藤は気づく。
青景島で警察官をしていた高野茂(三浦友和)は、東京で妻・夏恵(原日出子)の心療内科の診察に付き添い、夏恵を先に診察室から出させた高野は医師から「言葉が出なくなってから14年。これほど長い間症状が改善しない患者さんは僕も初めてです。明るい方ですが、意識下に強い抑圧を感じているんでしょう。治したいというプレッシャーが逆効果になることもあります。夏恵さんの症状と向き合っていきませんか?今の夏恵さんを受け入れて生きていくのも、一つの道だと思います」と言われる。
すると高野は「年を取るごとに酷くなる考えがあります。ふとすると頭がその考えでいっぱいになる。何でという考えです。何で妻がこんなことになったのか。何で自分だけが何も知らんままおるのか。どんな形であれ真実を引きずり出してこの考えを終わらせたいんです。諦めるわけにはいかんのですよ」と話すが、その声をドアの外から夏恵が聞いていた。
高野の元を安藤が訪ねてきて、「事件の日、本当は何があったのか知りたくて。高野さんがおっしゃるとおり、僕も西崎さんは野口さんを殺してないと思います。西崎さんは極度に火を恐れていました。たとえカッとなっていたとしても、日の付いた燭台を手に出来る訳はありません」と話す。
希美の元に西崎から書留が届き、そこには50万円と手紙が入っていたが、そんな希美のマンションに高野が訪れる。
・・・一瞬であの頃の事が蘇ってくる。
波の音、海の匂い、憎しみ、軽蔑、無関心、混乱…
一度ついた嘘はつきとおす。それが嘘を真実に替えるたった一つの方法だった・・・
というような内容でした。
※私は原作を読んでいません。
西崎は奈央子と不倫関係にあったということ?
奈央子を殺したのは貴弘で、その貴弘を殺したのは希美?
で、希美の罪を被るために西崎は身代わりになった??
でも、10年後に出所した時に希美に送った50万円は何!?
安藤がローズガーデンに着いた時には奈央子も貴弘も死んでいて、西崎が殺したことにするというやり取りは既に済んでいたという事??
・・・と、原作を読んでいないので、それはそれで結構楽しみながら観ています(笑)
安藤は真実を知りたいと高野に話に行ったけど、それはそれで希美や西崎を追い詰めることにならないのかなぁ?
希美と西崎以外の人(成瀬って事!?)が真犯人だと思っているとか?
高野が色んな人を追い詰めているような気がしないでもないのですが・・・
少なくとも夏恵の事は追い詰めていますよね。
事件の真相を知りたい気持ちは分からないでもないし、犯罪人を野放しにするというのは良くないとは思うけど、真相を直球で聞く以外のアプローチも必要ではないか、と思ったり。
夏恵は多分、料亭の火災の犯人の事は知っていると思うのだけど、その気持ちを汲んで、どうしたら夏恵にとっても真犯人にとっても良い事なのかを考えていけばいいのに・・・
なんて、外から見ていたらそう思うけど、実際に身内が辛い思いをしていたらやはり一方向のみに意識が向いていくのかもしれませんね。
なーるーせーくーん!!
最初に受け子をしようとした時に、逃げ出せればよかったのに

元々はすごく思いやりがあって良い青年だったので・・・。
もう20歳以上になったとはいえ、お母さん、ちゃんと気にかけてあげようよ~。
希美も、たまにでも声を掛けていればよかったのに・・・。
希美が奈央子の酸素ボンベを操作していたとは

でも、自分が父親や母親の悪い所が似るかもしれないという恐怖は、なんとなく自分にもあるかもしれないな~と思いながら観ていました。
つい先日放送の「さよなら私」でも、そういった内容の事が少し描かれていましたね

まぁ私は、最近父と口調が似てきたかもとか、出不精な所が母親と似てきたかもとか、そういった類ですけどね

希美と西崎は、虐待をした親からの思い出から逃れられないという共通点があって、西崎も「親は親、子は子」と強く言い聞かせて生きてきたのでしょうね。
何とか二人+成瀬君の心を誰かが救ってくれたら・・・と思うのですが。。。
(でも、この原作者の方の作品って、最後に救いがあるとは限らないのでしたっけ?

希美の弟君が、元気に大学に通っているのを知ることができたのは良かったです

そんなこんなで、相変わらず引き込まれながら観ています

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