水10(日テレ)「知らなくていいコト」観終わりました。
最終回までほぼ毎回リアルタイムで観ていたのですが、時間が無くて、感想を書くのが遅れました
初回から数話は、週刊誌業界の話の他に恋愛の話+主人公の出生に関する新事実の話のボリュームが大きくて、
どれもこれも興味はあるものの、どれもこれも消化不良というか、あれこれ平行に描いているので「仕事の部分がもっと観たいのに」と少し残念に思いながら観ていたのですが、
だんだんと週刊誌編集部の話が濃厚に描かれてきて面白く感じるようになり、
そこに上手くケイト(吉高由里子)と尾高由一郎(柄本佑)との恋模様がリンクし、野中春樹(重岡大毅)が壊れていく様子も本編と平行しながら少しずつ描かれていて、
どんどんとハマリながら観ていました。
とは言っても、世間では「尾高沼」が人気だったようですが、私は乃十阿徹(小林薫)が気になって気になって(笑)
ほぼセリフのない小林薫さんの繊細な演技、最高でした
週刊誌は、買ってまでは読まないのですが、美容院で読むのは結構好きで、最近はyahooニュースなどでも記事の一部を読むことができるので、興味のあるニュースはそこで読んだりしています
いちおう「話半分」で読むように心がけてはいますが・・・
時々、記事は事実無根だと訴える方がいますし、ここまでプライベートをさらす必要があるの?という酷い記事もありますし、何故こういう記事を出しているのかと疑うようなよく分からない記事もあるので。
そういった週刊誌編集部に対して不審に思っていた部分が、このドラマを観て、少し見方が変わった部分があります。
舞台となっていた東源出版「週刊イースト」編集部は、真実を追究し、読者の「知りたい」と思うことを常に求め、世間からの非難を浴びる覚悟で信念を持った記事を世に送り出す・・・
そんな強い使命感を、特に編集長・岩谷進(佐々木蔵之介)の言葉から感じられ、
そして、時に記事を世に出すことに迷うケイトたちの姿を観て、こういう感情を実際世界での記者たち全員に持ってもらいたいと思いました。
でも、真実を暴くことで傷つく人がいるので、そことの天秤は難しいでしょうし、発刊後に当初の思惑とは違った反応も出てくるでしょうし・・・。
そんな週刊誌編集部のスリリングな裏側の一端を知ることができて、とても興味深かったです。
野中がケイトの出自情報を他誌に売ったのは、本当に酷い理由からでしたが
でも、精神を病んでいって、そういう破壊的なことをしてしまう人も時にはいるのでしょうね・・・。
ドラマでは、夫の浮気ネタを妻が週刊イーストに持ち込んで、積極的に夫のLINEの内容を見せて、でもそうすることによって夫が浮気を止めて自分の所に戻ってくると信じていたのが、戻らなかったので逆恨みしてケイトをブスッ
するシーンもありましたが、
そういう人の恨みや妬みを買いやすい仕事であることも描かれていて、とてもドキドキしながら観ていました。
その他にも、中高年女性へSNSを利用した振り込め詐欺、DNA婚活イベント、売れっ子ダンサーの10年前の動画炎上、カリスマ塾講師の内実、元警察署長の孫殺害事件の真相、議員秘書自殺の裏側、テレビ局のヤラセ問題などなど、
なかなかリアリティがありそうな感じで描かれていて、面白かったです。
全編にわたって描かれていた、ケイトと乃十阿の関係性については・・・
乃十阿が自分の人生を賭けて守りたかったものは何だったのか、乃十阿が最後まで口を開かなかったので本当のところは分かりませんでしたが、
ケイトが持って行った「幻のゲラ」を静かにじっくりと最後まで読み、何も反論せずにケイトに返して、それをケイトが燃やすのを一緒に静かに見つめる・・・
それで全てが伝わった、そんな気がしました。
まだ物心のついていない息子に対する将来までの思い、本妻に対する不倫への贖罪の気持ち、愛してしまった真壁杏南(秋吉久美子)とその子・ケイトに対する変わらない思いなどが、
終盤の乃十阿の表情から感じられて、それをケイトも理解して納得して・・・
「最後まで乃十阿は、真壁ケイトを娘だと認めなかった。
本妻の息子の罪を被り、学者としての将来も人生も捨てて息子を守り・・・。
その後、乃十阿はケイトがどんなに聞いても、ケイトを自分の子だと認めなかった。
それは、ケイトを殺人犯の子供にしたくなかったからだろう。
認めないということで、乃十阿はケイトも守ったと言える。
この世には『知らなくていいコト』がある・・・乃十阿は、そう考えているに違いない」
とても素晴らしい文章でした。
さすが大石静さん!
社長&副社長からの圧力で記事が世に出なかったことに対しては、「こういうことが実際にもあるのかな?」と妙にリアリティを感じたり。
編集長の「諦めよう、そして過ぎたことは忘れよう」とケイトに話す変わり身の早さには笑ってしまいましたが
私としては、真相を世に出すことには疑問符がついていたまま観ていて、でもケイトや被害者遺族にとっては真相を知ることで気持ちの整理がつくのだろうな・・・という思いが入り乱れている状態だったので、この着地はモヤモヤではあったけどアリだったのかも、と思いました。
記事を出さなかったことによって、ケイトはデスクに、デスク・黒川正彦(山中圭哉)は編集長に、編集長は局長に
ケイトは「デスクにいないデスク」だそうですが
尾高とケイト、プロポーズに関してはタイミングがなかなか合わないけど、
そのうち上手くタイミングが合うといいなぁ。
「命を削って記事を書くケイトを守る尾高」という関係性は、ずっとずっと続いてほしいと願っています!
3年後、野中は小説「闇落ちする亀」で芥川賞を受賞し、30万部売れたのですね!
ドラマ化も決定しているという小説・・・タイトルだけでは全く内容が想像できないのですが(笑)
「これは経費で落ちません!」とは全く違った重岡君を観ることができて、とても楽しかったです。
そんなこんなで、毎週の感想は書いていませんでしたが、最終的には結構ハマリながら観ていました。
編集部の他のキャラクターも立っていて、同じメンバーで続編をまた観たいです!!
←web拍手です。
最終回までほぼ毎回リアルタイムで観ていたのですが、時間が無くて、感想を書くのが遅れました

初回から数話は、週刊誌業界の話の他に恋愛の話+主人公の出生に関する新事実の話のボリュームが大きくて、
どれもこれも興味はあるものの、どれもこれも消化不良というか、あれこれ平行に描いているので「仕事の部分がもっと観たいのに」と少し残念に思いながら観ていたのですが、
だんだんと週刊誌編集部の話が濃厚に描かれてきて面白く感じるようになり、
そこに上手くケイト(吉高由里子)と尾高由一郎(柄本佑)との恋模様がリンクし、野中春樹(重岡大毅)が壊れていく様子も本編と平行しながら少しずつ描かれていて、
どんどんとハマリながら観ていました。
とは言っても、世間では「尾高沼」が人気だったようですが、私は乃十阿徹(小林薫)が気になって気になって(笑)
ほぼセリフのない小林薫さんの繊細な演技、最高でした

週刊誌は、買ってまでは読まないのですが、美容院で読むのは結構好きで、最近はyahooニュースなどでも記事の一部を読むことができるので、興味のあるニュースはそこで読んだりしています

いちおう「話半分」で読むように心がけてはいますが・・・
時々、記事は事実無根だと訴える方がいますし、ここまでプライベートをさらす必要があるの?という酷い記事もありますし、何故こういう記事を出しているのかと疑うようなよく分からない記事もあるので。
そういった週刊誌編集部に対して不審に思っていた部分が、このドラマを観て、少し見方が変わった部分があります。
舞台となっていた東源出版「週刊イースト」編集部は、真実を追究し、読者の「知りたい」と思うことを常に求め、世間からの非難を浴びる覚悟で信念を持った記事を世に送り出す・・・
そんな強い使命感を、特に編集長・岩谷進(佐々木蔵之介)の言葉から感じられ、
そして、時に記事を世に出すことに迷うケイトたちの姿を観て、こういう感情を実際世界での記者たち全員に持ってもらいたいと思いました。
でも、真実を暴くことで傷つく人がいるので、そことの天秤は難しいでしょうし、発刊後に当初の思惑とは違った反応も出てくるでしょうし・・・。
そんな週刊誌編集部のスリリングな裏側の一端を知ることができて、とても興味深かったです。
野中がケイトの出自情報を他誌に売ったのは、本当に酷い理由からでしたが

でも、精神を病んでいって、そういう破壊的なことをしてしまう人も時にはいるのでしょうね・・・。
ドラマでは、夫の浮気ネタを妻が週刊イーストに持ち込んで、積極的に夫のLINEの内容を見せて、でもそうすることによって夫が浮気を止めて自分の所に戻ってくると信じていたのが、戻らなかったので逆恨みしてケイトをブスッ

そういう人の恨みや妬みを買いやすい仕事であることも描かれていて、とてもドキドキしながら観ていました。
その他にも、中高年女性へSNSを利用した振り込め詐欺、DNA婚活イベント、売れっ子ダンサーの10年前の動画炎上、カリスマ塾講師の内実、元警察署長の孫殺害事件の真相、議員秘書自殺の裏側、テレビ局のヤラセ問題などなど、
なかなかリアリティがありそうな感じで描かれていて、面白かったです。
全編にわたって描かれていた、ケイトと乃十阿の関係性については・・・
乃十阿が自分の人生を賭けて守りたかったものは何だったのか、乃十阿が最後まで口を開かなかったので本当のところは分かりませんでしたが、
ケイトが持って行った「幻のゲラ」を静かにじっくりと最後まで読み、何も反論せずにケイトに返して、それをケイトが燃やすのを一緒に静かに見つめる・・・
それで全てが伝わった、そんな気がしました。
まだ物心のついていない息子に対する将来までの思い、本妻に対する不倫への贖罪の気持ち、愛してしまった真壁杏南(秋吉久美子)とその子・ケイトに対する変わらない思いなどが、
終盤の乃十阿の表情から感じられて、それをケイトも理解して納得して・・・
「最後まで乃十阿は、真壁ケイトを娘だと認めなかった。
本妻の息子の罪を被り、学者としての将来も人生も捨てて息子を守り・・・。
その後、乃十阿はケイトがどんなに聞いても、ケイトを自分の子だと認めなかった。
それは、ケイトを殺人犯の子供にしたくなかったからだろう。
認めないということで、乃十阿はケイトも守ったと言える。
この世には『知らなくていいコト』がある・・・乃十阿は、そう考えているに違いない」
とても素晴らしい文章でした。
さすが大石静さん!
社長&副社長からの圧力で記事が世に出なかったことに対しては、「こういうことが実際にもあるのかな?」と妙にリアリティを感じたり。
編集長の「諦めよう、そして過ぎたことは忘れよう」とケイトに話す変わり身の早さには笑ってしまいましたが

私としては、真相を世に出すことには疑問符がついていたまま観ていて、でもケイトや被害者遺族にとっては真相を知ることで気持ちの整理がつくのだろうな・・・という思いが入り乱れている状態だったので、この着地はモヤモヤではあったけどアリだったのかも、と思いました。
記事を出さなかったことによって、ケイトはデスクに、デスク・黒川正彦(山中圭哉)は編集長に、編集長は局長に

ケイトは「デスクにいないデスク」だそうですが

尾高とケイト、プロポーズに関してはタイミングがなかなか合わないけど、
そのうち上手くタイミングが合うといいなぁ。
「命を削って記事を書くケイトを守る尾高」という関係性は、ずっとずっと続いてほしいと願っています!

3年後、野中は小説「闇落ちする亀」で芥川賞を受賞し、30万部売れたのですね!
ドラマ化も決定しているという小説・・・タイトルだけでは全く内容が想像できないのですが(笑)
「これは経費で落ちません!」とは全く違った重岡君を観ることができて、とても楽しかったです。
そんなこんなで、毎週の感想は書いていませんでしたが、最終的には結構ハマリながら観ていました。
編集部の他のキャラクターも立っていて、同じメンバーで続編をまた観たいです!!
最近は特に暗いニュースが多いので、こうしてテレビでドラマを観て現実逃避する時間のありがたさを強く感じます。
HN名から察するにドラマ「恋つづ」もご覧になっていらっしゃるのだと思いますが、私も観ていて、ああいうキュンキュン&楽しさ全開のドラマがあって、今期の火曜日は特に気持ちが癒されました♪
ブログでドラマの感想を書く方、以前に比べるとだいぶ減りましたよね。。。
私もさみしいです。
ツイッターとか、他で発信する手段もありますからね。
私もツイッターをしていて、ブログを辞めようか悩むことも時々あるのですが、ツイッターでは書ききれないとか、あとで振り返る時にはブログの方が探しやすいというのもあって、前ほどの更新量ではないのですが続けています。
>続けるってかんたんなようで難しいな。
そうなんですよね・・・こんなブログですが、けっこう色々な葛藤を抱えています(笑)
こうしてコメントをくださる方がいらっしゃって、とても励みになっています。
ありがとうございます!
更新が不定期で申し訳ないのですが、これからも「書きたい!」と思えるドラマがあったら感想を書き残していこうと思っていますので、またお立ち寄りいただけると嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。