三匹のおっさん２～正義の味方、ふたたび!!～ 第６話

第６話　「VS恐怖のピアニスト　嫁がチャリティ楽団で金銭トラブル!?三匹介入で仲間割れバトルが大炎上!?」

今回も感想のみ書きます。

中盤までは強引なこじつけが多いように感じたのですが、
終盤に成敗＆エレクトリカルアタックがあって、清田家の家庭が更に円満になったのを観たら、
「まぁ、これはこれでいいか！平成版水戸黄門だもんね」と思えてきて、
金曜の夜を穏やかに過ごすことができました（笑）

ピアニスト・黒田寛子（中山忍）を自分の思い通りにしてお金を稼ごうとする元マネージャー・後藤（伊藤正之）
会場をグチャグチャにするために男３人を雇っていたけど、そんなお金があったら別の事に使おうよ・・・とか、
ピアノを壊したら、さすがに高級品の損壊だから警察も動いて、いくらなんでも指紋とかで後藤の仕業だと分かるから、そんな浅はかな事するのってどうなの？とか、
黒田も、元マネージャーにそんな付きまとわれ方をされているのなら、完全にストーカーだから、警察に突き出そうよ～とか、
しかも有名なピアニストなら、お金はかかっても弁護士とか有識者を雇って、さっさと後藤を業界から追放する算段を立てようよ～
・・・などなど、つい思ったりもしましたが、
それを言っては、成敗タイムが来ないですからね

ツンツンしてばかりいた黒田だったけど、良いセリフもたくさんありましたね。
　「人間って、何を手に入れても何かが足りないと思ってしまうのかもしれないわね」
　「好きなだけじゃ楽しめなくなる瞬間ってあるのよ。地獄のような分岐点なの。だから、それを避けて普通の幸せを選んだ人たちが、ときどき無性に憎くなる」
　「たとえ無料のコンサートだとしても、演奏者がアマチュアだとしても、観客に本物の、本気の音楽を届けないと許せない！」
　「意固地な自分を変えたくて、地元のチャリティーに参加してみた」
・・・自分が良かれと思って進んだ道でも、悩む事ってありますよね。
あとは、やるからには良いものを提供したいという気持ちはあっても、集団で物事を行うとなると、全員が全員ついて行けるとは限らないから、どこで妥協点を見出すか・・・。

自分を見失っていた黒田にキヨ（北大路欣也）が「あなたのピアノの演奏は、音楽を心から愛してる人の音色に聴こえましたよ。それにあなたは自分を変えたいと思ってコンサートを引き受けたんでしょ？あなたはもっともっと音楽を楽しむべきだ」と声を掛けたのも、とても良かったです

貴子（西田尚美）は、音大を中退した過去があったのですね。
20年ぶりのピアノなのに、しかも家にピアノもないのに、あんなにすぐ弾ける（しかも発表会当日に、すぐに連弾もできるｗ）なんて、ものすごい腕前だったのだな～と、これまた少しツッコみたくなりましたが、
息子・祐希（大野拓朗）が父・健児（甲本雅裕）から「お前がお腹の中にいるって分かった時、貴子はこう言ったんだよ。『私はピアニストになるより、この子の母親になりたい』って」という過去の話を聞いて目をウルッとさせる場面を観たら、そんな細かいツッコミはどうでもいいか！と思いました（といいつつ、書いてしまっていますが）

今回も祐希と早苗（三根梓）のキスはお預けでしたね（これもお約束？　笑）。
でも、早苗はもう結婚を意識しているのですね
そんな早苗の思いを受けて、祐希が必死に家事を身につけようとしているのが、とても微笑ましかったです。
貴子としては、嬉しくもあり、寂しくもあるようですが。

「一人前の口をきくなら、ちゃんと就職して、本当の意味で自立してからだぞ」とキヨが言っていましたが、私の弟はこういった言葉を父や祖父から言われてキレてたな・・・なんて思い出しました


石井正則さんが出ている回に古畑任三郎のテーマ曲がかかったので、どうせならシゲ（泉谷しげる）の場面じゃなくて石井さんが登場しているシーンにかければ面白かったのに！って、少し思ったり。


色々ツッコみながらも、今回は楽しく観ました
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