第5話 「30年の孤独・老父と息子の隠された確執」
自治会長の園村幹夫(北村総一朗)は、紅墨区社会福祉協議会コミュニティ・ソーシャルワーカー(CSW)・里見涼(深田恭子)が行ってきたホームレスや引きこもりの人たちへの支援に否定的であった。
園村は、信用金庫の理事を経て退職し、息子・健一(阪田マサノブ)は海外勤務をしていることになっていたが、健一は実際には20歳の頃から約30年間自宅に引きこもっていた。
引きこもりの人の自立を支援するサロンでは、郷田光良(渡辺大知)が中心になって引きこもっていた若者たちが交代でコーヒーを出しており、区の地域福祉課長・山倉祐一(北村有起哉)は「1時間250円でそれぞれが無理のない時間だけ働いてみるという形なんだって?中間的就労ってヤツだな。役所でも支援する予算が出るかどうか動いてみよう」と話すが、区役所上層部は担当部署(福祉課か教育課か労働課か)さえ決まらないとして突き返す。
ある日、サロンに園村が現れて、従業員たちにどうして引きこもりから抜け出したのかを尋ね、光良が「今からでも何かできる(と思ったから)。焦らせないでください。俺たち、生きるスピードがちょっと(遅いんです)」と話すが、園村は「生きるスピード?甘えるな!勝手なもんだ!」と怒鳴って帰っていく。
涼が園村を追いかけて話をしたいと声を掛けると、園村は「何故あんな人間たちに構うのか?」と尋ね、涼が「信じているからです。人はいつでも、どんな所からでも生き直せる」と答えると、園村は無言で立ち去る。
あくる日、園村は涼を呼び出し、健一の事を打ち明け、涼に頭を下げて「これから先どうすればいいか教えてほしい。今まで誰にも話すことなかった。これは我が家の恥です」と話すと、涼は「よく話してくださいました。恥なんかじゃないです。お手伝いします」と話す。
涼は健一の部屋のドアの外から健一に話しかけるが、健一から反応はなく、後ろにいた園村が答えるように促すと、健一は「帰ってくれよ」と怒鳴って話は進まない。
涼は園村に「約束していただきたいんです。これから私が健一さんとお話しする時には離れていただきたいんです。30年…それはあまりにも長いです。その長い年月、健一さんが考えていらしたことをお聞きするには時間が必要です」とお願いし、それから健一の部屋に足繁く通い、ドアの外から声を掛け続ける。
ある日、健一は父親の事を「あの人は自分の思うとおりに息子を動かしたかっただけ。それだけ。僕は大学を2浪して落ちた時、園村家の恥だって言われたんです。この世の中にお前の居場所なんてないって言われたんですよ。あんた、知らないでしょ?僕はね、人生潰されたんですよ」と話す。
涼が「夢はないですか?健一さんのこれから先の人生の夢、聞きたいです」と尋ねると、健一は「アホか、アンタ。そんなものある訳ねぇだろうが」と言って、今まで自分の書いた日記を見せて、自分が食べた物しか書いてないことを打ち明けて「空っぽなんだよ、俺は!」と叫ぶ。
それから涼は、健一に部屋まで入れてもらえるようになり、「私も新しく始めるのに時間がかかったんです。19年前、神戸で大きな地震があって、その時に私、取り返しのつかないことをしたんです。それから私もずっと空っぽでした。自分が生きて大人になって、こうして暮らしていけるなんて思ってもみなかった。そして、この町で全力注げる仕事に出会って、一生懸命人にぶつかって、ようやく息ができるようになった。息がふうって楽になって、それでようやく今があるんです」と話すと、健一は「・・・アンタ、本気なんだ。昔よく絵を描いた。油絵。絵描いてると僕は、息が出来た…」と言って涙を見せる。
涼は園村に健一が油絵を描きたいと言っていると話すと、園村は「30年前だ。アイツは大学受験直前になって、絵描きになりたいと言い出したんだよ。私はもちろん反対しましたよ。だって、絵を描いてどうやって食っていくんですか?あの子にしっかりした大学へ行き、安定した企業へ入り、立派な人生を送ってほしかった。それが親の務めだ。そうでしょ?だからね、私はあの子が美大へ行くためにこっそり書いてた絵を全部燃やしたんですよ。今更絵をって、それじゃあ何にも変わらんじゃないか」と話す。
すると涼は「それは間違いだったと思います。園村さんが健一さんを大事に思う気持ちと、健一さんの人生を決めてしまう事は別の事だと思います。健一さんの絵が描き終わったら、サロンに飾らせてもらおうと思っています。それが健一さんの30年ぶりの第一歩になったらなって。私たちは心から応援しています。お願いします!」と言って頭を下げる。
健一は絵を描き始め、完成してサロンに絵が飾られる。
その絵を見に行った園村は、涙を浮かべて「アイツの人生を潰したのは私か…」と話すと、涼は「そんなことはありません。健一さんの人生、きっと素敵になります」と声を掛ける。
帰宅した園村は、扉が開いていた健一の部屋に入り、健一に「絵を見たぞ。あれを見て思い出した。自転車の補助輪を外すって、父さん荷台持って支えたことあったな。私はお前が転ぶのが心配で手を離せずにずっと走り回ってた。ところが父さん、疲れてよろけた拍子に手を放すと、お前一人でスイスイ漕いでいるじゃないか。なんだ、俺は邪魔していただけなんだって。こいつは一人でも走れてる・・・すまなかった。本当にすまなかった」と床に手をついて頭を下げ、「これから歩いて行ってみてくれ、お前の道を。父さん、生きてる限りお前を応援する」と声を掛けると、健一は号泣する。
健一は家を離れて一人で暮らす準備を始める。
涼から園村家の報告を聞いた山倉は「『サイレント・プア』って言葉がある。声なき孤独。社会の中の姿の見えない孤独だ。助け出せるのは人間しかいない。君には聞こえない声が聞こえる。隠されたSOSが聞こえる。僕にはそれがよく分かる。ただ、君にもあるような気がするんだ、声にしてない声が」と声を掛ける。
そんな涼と山倉の姿を商店街の人が見かけて涼の母・幸子(市毛良枝)に「涼が男の人と仲良く花見をしてた」と話し、帰宅した幸子は父親の吉岡一郎(米倉斉加年)に嬉しそうに「(涼に)幸せはちゃんとくるよね?」と話しかける。
そんな中、涼が帰宅して幸子は奥に入っていき、一郎は浮かない表情をした涼に「桜はね、毎年いっぺん見に来るんだよ、花見客の顔を。生きてる俺たちを『元気かい?』って見に来てくれるんだ。もういなくなっちまった人みんなが花びらになって。だからあんなに綺麗なんだよ」と声を掛けると・・・
というような内容でした。
30年も引きこもり!
30年という話は私はまだ聞いたことがないのですが、でも長く引きこもっている人は潜在的には実は多いのではないかな?
時々話を聞きます・・・
私自身も、少しでも何かが狂ったらそうなる要素は、今まで何回もあったような気がするし・・・。
「これじゃいけない」と思って、今のところ1~2日で外出していますけど
園村のような父親っていうのも、結構多いような気がします。
私の父は、「一家の恥だ」とまでは言わないけど口は悪いし、世間体は気にするし、まぁまぁ良い学校出身だったから暗に子供にも求める的な面もあって・・・
弟は、そんな環境が嫌で(荒れて)、北海道の大学は受けないと宣言して、それっきり東京暮らしをしています。
未だに父と弟はギクシャクしていますが、でもずっと実家に居続けていたら多分すごいことになっていたと思うので
、これで良かったんだろうなと思っている今日この頃でした。
でも、結果的に今「良かった」と思っているだけで、そう思うまでには結構時間がかかったし、この選択をしてもどこか違うところで歯車が狂っていたら悪い方向に行っていたかもしれないし・・・
今回の園村家の話も、今となって思えば「あの事がなければ」と思える事はあっても、すぐには「どこが悪かった」というのは分からなかったんじゃないかな。
ふとした事がキッカケとなってこじれてしまうというのは、親子関係に関わらず人間社会には時々あることでもあって、気づいた時には取り返しのつかない所までこじれてしまう事はあるような・・・
でも、園村が息子の絵を全部焼いてしまうのはヒド過ぎですよね


第3者がうまく入ってくれればいいのだけど、どこの社協でも対応してもらえるのかというと違うだろうし・・・。
涼だから粘り強く毎日のように通って声を掛けて、心を開いてくれるまで対応してくれるような・・・。
でも、放置したままにすることによって、家自体の問題では収まらなくて近所に飛び火して更に大きな問題になっても困るから、こういう方がいて、何とか社会復帰の手助けをしていただける事は、とても重要なことだと思います。
引きこもっている人も、第三者に声を掛けてもらうことで出やすい状態になって、更にドラマのような「サロン」で少しずつ社会経験をして自信をつけることが出来れば、先につながりますよね。
そして、私たちがまずできることは、そういう就労支援をしている所に敬遠しないで行くようにすること・・・なのかな?
30年の引きこもりを解決するには、ドラマ1時間分ではあまりに短くて、実際にはもっと時間がかかるとは思うのですが、今回も色々と考えるキッカケになって、勉強になりました。
園村家の親子を演じた北村総一朗さんと阪田マサノブさんの演技は迫力があって素晴らしく、ググッと引き込まれました。
涼の祖父・一郎語録は、今回も素晴らしかったです
「どんなに着古した洋服でも、新品のように仕上げる。じいちゃんの仕事は、新しい一日を迎えるお手伝い。元通り綺麗になった洋服を着れば、昨日とは違う自分になれる」
「桜はね、毎年いっぺん見に来るんだよ、花見客の顔を。生きてる俺たちを『元気かい?』って見に来てくれるんだ。もういなくなっちまった人みんなが花びらになって。だからあんなに綺麗なんだよ」
涼と一郎のシーンは、いつも和みます♪
(深キョンの「じいちゃ~ん」って声が、いつもすごく可愛い
)
ちょうど、私の住んでいる地域は今が桜が満開なので、「桜を見上げながら胸を張って元気に歩いて行かないと!」と思いました。
山倉は、涼の心の底にあるSOSを何とかしてあげたいと思っているようですね。
涼はまだ話すことが出来ていないのかな?
どういう形で涼が孤独から抜け出すことが出来るのか・・・
あと、お母さんの望み通りに山倉と上手くいくのか!?(←それは何となくなさそう? 笑)

※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話
※公式HP(こちら)
自治会長の園村幹夫(北村総一朗)は、紅墨区社会福祉協議会コミュニティ・ソーシャルワーカー(CSW)・里見涼(深田恭子)が行ってきたホームレスや引きこもりの人たちへの支援に否定的であった。
園村は、信用金庫の理事を経て退職し、息子・健一(阪田マサノブ)は海外勤務をしていることになっていたが、健一は実際には20歳の頃から約30年間自宅に引きこもっていた。
引きこもりの人の自立を支援するサロンでは、郷田光良(渡辺大知)が中心になって引きこもっていた若者たちが交代でコーヒーを出しており、区の地域福祉課長・山倉祐一(北村有起哉)は「1時間250円でそれぞれが無理のない時間だけ働いてみるという形なんだって?中間的就労ってヤツだな。役所でも支援する予算が出るかどうか動いてみよう」と話すが、区役所上層部は担当部署(福祉課か教育課か労働課か)さえ決まらないとして突き返す。
ある日、サロンに園村が現れて、従業員たちにどうして引きこもりから抜け出したのかを尋ね、光良が「今からでも何かできる(と思ったから)。焦らせないでください。俺たち、生きるスピードがちょっと(遅いんです)」と話すが、園村は「生きるスピード?甘えるな!勝手なもんだ!」と怒鳴って帰っていく。
涼が園村を追いかけて話をしたいと声を掛けると、園村は「何故あんな人間たちに構うのか?」と尋ね、涼が「信じているからです。人はいつでも、どんな所からでも生き直せる」と答えると、園村は無言で立ち去る。
あくる日、園村は涼を呼び出し、健一の事を打ち明け、涼に頭を下げて「これから先どうすればいいか教えてほしい。今まで誰にも話すことなかった。これは我が家の恥です」と話すと、涼は「よく話してくださいました。恥なんかじゃないです。お手伝いします」と話す。
涼は健一の部屋のドアの外から健一に話しかけるが、健一から反応はなく、後ろにいた園村が答えるように促すと、健一は「帰ってくれよ」と怒鳴って話は進まない。
涼は園村に「約束していただきたいんです。これから私が健一さんとお話しする時には離れていただきたいんです。30年…それはあまりにも長いです。その長い年月、健一さんが考えていらしたことをお聞きするには時間が必要です」とお願いし、それから健一の部屋に足繁く通い、ドアの外から声を掛け続ける。
ある日、健一は父親の事を「あの人は自分の思うとおりに息子を動かしたかっただけ。それだけ。僕は大学を2浪して落ちた時、園村家の恥だって言われたんです。この世の中にお前の居場所なんてないって言われたんですよ。あんた、知らないでしょ?僕はね、人生潰されたんですよ」と話す。
涼が「夢はないですか?健一さんのこれから先の人生の夢、聞きたいです」と尋ねると、健一は「アホか、アンタ。そんなものある訳ねぇだろうが」と言って、今まで自分の書いた日記を見せて、自分が食べた物しか書いてないことを打ち明けて「空っぽなんだよ、俺は!」と叫ぶ。
それから涼は、健一に部屋まで入れてもらえるようになり、「私も新しく始めるのに時間がかかったんです。19年前、神戸で大きな地震があって、その時に私、取り返しのつかないことをしたんです。それから私もずっと空っぽでした。自分が生きて大人になって、こうして暮らしていけるなんて思ってもみなかった。そして、この町で全力注げる仕事に出会って、一生懸命人にぶつかって、ようやく息ができるようになった。息がふうって楽になって、それでようやく今があるんです」と話すと、健一は「・・・アンタ、本気なんだ。昔よく絵を描いた。油絵。絵描いてると僕は、息が出来た…」と言って涙を見せる。
涼は園村に健一が油絵を描きたいと言っていると話すと、園村は「30年前だ。アイツは大学受験直前になって、絵描きになりたいと言い出したんだよ。私はもちろん反対しましたよ。だって、絵を描いてどうやって食っていくんですか?あの子にしっかりした大学へ行き、安定した企業へ入り、立派な人生を送ってほしかった。それが親の務めだ。そうでしょ?だからね、私はあの子が美大へ行くためにこっそり書いてた絵を全部燃やしたんですよ。今更絵をって、それじゃあ何にも変わらんじゃないか」と話す。
すると涼は「それは間違いだったと思います。園村さんが健一さんを大事に思う気持ちと、健一さんの人生を決めてしまう事は別の事だと思います。健一さんの絵が描き終わったら、サロンに飾らせてもらおうと思っています。それが健一さんの30年ぶりの第一歩になったらなって。私たちは心から応援しています。お願いします!」と言って頭を下げる。
健一は絵を描き始め、完成してサロンに絵が飾られる。
その絵を見に行った園村は、涙を浮かべて「アイツの人生を潰したのは私か…」と話すと、涼は「そんなことはありません。健一さんの人生、きっと素敵になります」と声を掛ける。
帰宅した園村は、扉が開いていた健一の部屋に入り、健一に「絵を見たぞ。あれを見て思い出した。自転車の補助輪を外すって、父さん荷台持って支えたことあったな。私はお前が転ぶのが心配で手を離せずにずっと走り回ってた。ところが父さん、疲れてよろけた拍子に手を放すと、お前一人でスイスイ漕いでいるじゃないか。なんだ、俺は邪魔していただけなんだって。こいつは一人でも走れてる・・・すまなかった。本当にすまなかった」と床に手をついて頭を下げ、「これから歩いて行ってみてくれ、お前の道を。父さん、生きてる限りお前を応援する」と声を掛けると、健一は号泣する。
健一は家を離れて一人で暮らす準備を始める。
涼から園村家の報告を聞いた山倉は「『サイレント・プア』って言葉がある。声なき孤独。社会の中の姿の見えない孤独だ。助け出せるのは人間しかいない。君には聞こえない声が聞こえる。隠されたSOSが聞こえる。僕にはそれがよく分かる。ただ、君にもあるような気がするんだ、声にしてない声が」と声を掛ける。
そんな涼と山倉の姿を商店街の人が見かけて涼の母・幸子(市毛良枝)に「涼が男の人と仲良く花見をしてた」と話し、帰宅した幸子は父親の吉岡一郎(米倉斉加年)に嬉しそうに「(涼に)幸せはちゃんとくるよね?」と話しかける。
そんな中、涼が帰宅して幸子は奥に入っていき、一郎は浮かない表情をした涼に「桜はね、毎年いっぺん見に来るんだよ、花見客の顔を。生きてる俺たちを『元気かい?』って見に来てくれるんだ。もういなくなっちまった人みんなが花びらになって。だからあんなに綺麗なんだよ」と声を掛けると・・・
というような内容でした。
30年も引きこもり!
30年という話は私はまだ聞いたことがないのですが、でも長く引きこもっている人は潜在的には実は多いのではないかな?
時々話を聞きます・・・
私自身も、少しでも何かが狂ったらそうなる要素は、今まで何回もあったような気がするし・・・。
「これじゃいけない」と思って、今のところ1~2日で外出していますけど

園村のような父親っていうのも、結構多いような気がします。
私の父は、「一家の恥だ」とまでは言わないけど口は悪いし、世間体は気にするし、まぁまぁ良い学校出身だったから暗に子供にも求める的な面もあって・・・
弟は、そんな環境が嫌で(荒れて)、北海道の大学は受けないと宣言して、それっきり東京暮らしをしています。
未だに父と弟はギクシャクしていますが、でもずっと実家に居続けていたら多分すごいことになっていたと思うので

でも、結果的に今「良かった」と思っているだけで、そう思うまでには結構時間がかかったし、この選択をしてもどこか違うところで歯車が狂っていたら悪い方向に行っていたかもしれないし・・・
今回の園村家の話も、今となって思えば「あの事がなければ」と思える事はあっても、すぐには「どこが悪かった」というのは分からなかったんじゃないかな。
ふとした事がキッカケとなってこじれてしまうというのは、親子関係に関わらず人間社会には時々あることでもあって、気づいた時には取り返しのつかない所までこじれてしまう事はあるような・・・
でも、園村が息子の絵を全部焼いてしまうのはヒド過ぎですよね



第3者がうまく入ってくれればいいのだけど、どこの社協でも対応してもらえるのかというと違うだろうし・・・。
涼だから粘り強く毎日のように通って声を掛けて、心を開いてくれるまで対応してくれるような・・・。
でも、放置したままにすることによって、家自体の問題では収まらなくて近所に飛び火して更に大きな問題になっても困るから、こういう方がいて、何とか社会復帰の手助けをしていただける事は、とても重要なことだと思います。
引きこもっている人も、第三者に声を掛けてもらうことで出やすい状態になって、更にドラマのような「サロン」で少しずつ社会経験をして自信をつけることが出来れば、先につながりますよね。
そして、私たちがまずできることは、そういう就労支援をしている所に敬遠しないで行くようにすること・・・なのかな?
30年の引きこもりを解決するには、ドラマ1時間分ではあまりに短くて、実際にはもっと時間がかかるとは思うのですが、今回も色々と考えるキッカケになって、勉強になりました。
園村家の親子を演じた北村総一朗さんと阪田マサノブさんの演技は迫力があって素晴らしく、ググッと引き込まれました。
涼の祖父・一郎語録は、今回も素晴らしかったです

「どんなに着古した洋服でも、新品のように仕上げる。じいちゃんの仕事は、新しい一日を迎えるお手伝い。元通り綺麗になった洋服を着れば、昨日とは違う自分になれる」
「桜はね、毎年いっぺん見に来るんだよ、花見客の顔を。生きてる俺たちを『元気かい?』って見に来てくれるんだ。もういなくなっちまった人みんなが花びらになって。だからあんなに綺麗なんだよ」
涼と一郎のシーンは、いつも和みます♪
(深キョンの「じいちゃ~ん」って声が、いつもすごく可愛い

ちょうど、私の住んでいる地域は今が桜が満開なので、「桜を見上げながら胸を張って元気に歩いて行かないと!」と思いました。
山倉は、涼の心の底にあるSOSを何とかしてあげたいと思っているようですね。
涼はまだ話すことが出来ていないのかな?
どういう形で涼が孤独から抜け出すことが出来るのか・・・
あと、お母さんの望み通りに山倉と上手くいくのか!?(←それは何となくなさそう? 笑)
※これまでの感想
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