購入後10000kmほど走ったあたりから、明らかにクラッチすべりの症状が出てきました。また、クラッチを繋いだときの妙な振動(前号方向の変な揺れ?みたいな心地悪い感触)がどんどん大きくなってきたので、これが有名なクラッチアウターのダンパーへたりだと思っていました。
このあたりを改善すべく、クラッチ交換を自分でやってみようと
決意して、部品を集めました。クラッチセンターの固定は***さんの特殊工具を買い、問題のアウターも***スさんにリペアに出しました。
全てが揃ったあと、何度かイメージトレーニングして、分解組み付けを決行。クラッチセンターボルトがものすごく硬く締まっていて、近所のおじさんの手を借りて何とか緩めたり、素人にはなかなか辛い作業でしたが、時間をかけて何とか完遂しました。で、乗ってみたところ、キックペダルがスカスカなんです。もう一度分解して組み直して、リターンスプリングの位置がおかしかったところまでは理解出来ました。で、組み直したところ、今度は乗った状態で車体を左(サイドスタンド側)に傾けるとスカスカで、一度右に傾けると、しっかりと引っかかってキックできる…という状態になってしまいました。
あと、エンジンがかかった状態でニュートラルにすっごく入りにくくなってしまいました。
クラッチワイヤはそれなりに調整したつもりなんですが、これでは信号で止まったりしたとき、ニュートラルに入れる事が出来ずに難儀しそうです。
サービスマニュアルやパーツリストを見ても、
どこが間違っていたのかさっぱり解らなくて…
もしもこれを読んで、この二点の問題について、
気付かれるポイントがあれば、
何かご指導いただけないでしょうか。
長々とすいません。
何かアドバイスがあれば、どうかよろしくお願い致します。
先ず考えられるのが
クラッチを交換した。と言う事!
クラッチ交換をすれば、クラッチの厚さが増します。
レバーの遊びとワイヤーの遊び、クラッチレリーズの遊びと3種類あります。
ハンドル側のレバーの遊びが有れば、クラッチの遊びが有るのか?答えは即座にNOです。

先ず、クラッチカバーを開けて、レバー部の上下の遊びは有りますか?
多分、クラッチを交換した時に、ココの遊びを調整していないと思われます。

ココを一回緩めて、締まる所までしめて、半回転若しくは、1/4回転程度戻して、クラッチ側のレバー(ハンドル側では無い)確認してください。

ココはワイヤーの遊び

ココもワイヤーの遊びとレバーの遊び
手元で何時も調整できるように、ワイヤーが伸びた時に簡単に調整できるように、レバー側は狭く、Rクランクケース側は広くしておくと便利です。
キックがスカスカでと言う事でしたので、多分半クラッチ状態(8分目クラッチか?)が長引いたのか?恐らくクラッチ板は焼けて使い物にならないと思いますので、再度クラッチプレートとディスクの交換は必要だと思います。
CB400Fはクラッチを握った状態では、キックがスカスカに成る筈です。握っていなくて、スカスカで有れば、間違えなくクラッチの二次遊びが無く、相当量の締めこみ状態が考えられます。
でも良いじゃないですか!失敗する事を恐れず、経験を積み重ねる事!次回は頑張りましょう!
PS

クラッチを繋いだ時のジャダー(ガリガリと成る現象)は、写真のディスクスプリングシート(22125-333-000絶版)も考えられます。
確かにクラッチアウター22100-377-000も同様ですが、まあ本来有るべき性能を維持する事が大切です。
校長先生