虹霓の晶洞 20F
「昨日は、びっくりしたよね…」
「ほんと。鎮守の樹海の1Fとか余裕でしょ
って思ってたら、まさかリリとソロルまでいて
撤退することになるとは思わないでしょ」
「準備とか、あんまりしてなかったけど、ね…」
「まあね。ピクニック気分だったのは確か」
「どっちにしても、『二つ名』持ちでもキツいような魔物が
1Fにいる、ってのは問題だよね」
「うん」
「新人とか、衛兵とかが襲われたらえらいことだし
下手したら街まで出てくるかもしれない。それは困る」
「で、でも、衛兵さんにも伝えたし、レムスさんにも、伝えたし」
「また。今のミッションが終わったら、何か声かかるかも、ね」
「と、雑談はそれくらいにして。ネサ」
「…うん。あれ、やっぱり。あの子、だね」
その先に立つ「謎の少女」
「こ、こんにち、は」
「さ。今度はどんな話をしてもらえるのかな」
謎の少女
「よくここまで来たものだ…」
「なんとか、ね」
謎の少女
「……」
二人を改めて見、言葉を続ける
謎の少女
「この先に。この階層を支配している水晶竜がいる」
「やっぱりそうなんだ」
謎の少女
「かの竜を打破せねば、これより上層へ登る事は不可能」
「だが恐るな。君たちの勇気こそが、先へ進むための力になるのだから」
謎の少女
「君たちが勝ち抜き、世界樹の頂きを目指すことを信じているぞ」
言うと、またも少女の姿は幻のように消えていく
「ま、まって!あなたは、一体…」
「無駄だよ。もう居ない」
「…あの話し方
あの子、まるで『誰かに世界樹の頂きを踏破して欲しい』
みたいだった…?」
「応援してるような…」
「でも、退くことを許さないような。言い方でもあった」
「…」
「臆するな?そんなのできるわけ無いでしょ。竜相手に」
「一度戻ろう。本当にここを突破するのか、しないのか
やるとして、あたし達だけでいいのか、あたし達だけじゃなきゃいけないのか」
「…リリさんと、ソロルさん」
「ドラゴンまで来ると、生半可な腕じゃ死人が増えるだけ
ま、共同戦線はるなら、あの2人だよね」
「さ、とりあえず一旦」
前のフロアに戻ろうと、転送水晶に触れる
「あ、まって、ふぃーあ」
「あれ?」
「転送、しない…?一方通行?」
「この部屋、水晶もう1個あるよ」
「あんなの、どうみても竜でしょ」
「ん。じゃあ、糸、だね。えっと…」
「…あ、あれ?」
「ネサ?」
「ちょ、ちょっとまってね」
「忘れた?ならあるよ?」
「や、そ、そうじゃなくて…」
「い、糸、不良品、だったかも?」
「3本持ってたよね?」
「うん」
「……やられた。やっぱあたしのもダメだ」
「え、え?」
「あの子の仕業…かどうかは分かんないけど
ここ。転送効かないんだ。多分。そう言う、部屋」
「え…え???」
「つまり」
「つまり?」
「このまま竜に挑んで、打ち倒せ、ってさ」
「無理!むりむりむりむーりぃ!だよっ!?」
「どーしよ…ほんと
こんな危険に飛び込む気、さらさらなかったのになぁ…」
フィーア。荷物を地面に置き、座る
「休憩しよ。時間はあるんだし。幸い、ここは安全だし」
「竜だよ!?竜、そんなの、そんなの…ぐずっ」泣き始める
「…こっちも泣きたくなってきた。はぁ」
「出発は、明日の朝ね
それまでに、誰かここまで、たどり着いてくれないかなぁ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○ネサ ルナリア 碧眼の兎《幻影》 LV48
・装備品
パニアード+5 剣自体はどんどん新調。魔剣はその辺のデータを超越した何か
カラビニエール 要所の防御にのみ特化したプロテクター
ヴァンブレイス 特殊な金属を溶かし込んで作られたアームガード
ファングヘルム という名のもちろん帽子
・スキル類
プレディクト 10 多数の敵相手にはやはりこれ
シルフィード 10 普通の剣で反撃する
カウンターブースト10 反撃は一度に2~3回
もたざるもの 10
リベンジスラスト 5 魔剣
※捕食の針 ☆ 低命中4~6回攻撃
○フィーア アースラン 精霊魔術師《三属》 LV48
・装備品
アラートパクルス+5 振ると不思議な風切り音がする
ファントムローブ 不気味な装飾を施した魔術師用ローブ
巨亀の甲掛 16Fの亀の甲羅を砕き、グリーブへと変えた
知恵のピアス 精霊を宿している
・初級スキル
ファイアボール 5 火の玉
アイシクルランス 5 氷の槍
ライトニング 5 雷
・上級スキル
コモンマジック 1 誰かに魔法にあわせ、精霊が力を貸す
エクスプロード 3 精霊魔術化したファイアーボール
アイスストリーム 3 精霊魔術化したアイシクルランス
サンダーブレイク 3 精霊魔術化したライトニング
コストカット 10 精霊の機嫌がいいときは魔力を消費しないらしい
マジックリーク 10 使った魔力の一部を周囲の仲間に伝播する
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
というわけで次回、竜。
これから挑むので2人だと無理って諦める可能性が
いずれにせよ、目標突破レベルは57と、あと10くらい余裕があるので
結構いけるのかなーって楽観してます
なお、雑魚戦は 全て逃げている
「昨日は、びっくりしたよね…」
「ほんと。鎮守の樹海の1Fとか余裕でしょ
って思ってたら、まさかリリとソロルまでいて
撤退することになるとは思わないでしょ」
「準備とか、あんまりしてなかったけど、ね…」
「まあね。ピクニック気分だったのは確か」
「どっちにしても、『二つ名』持ちでもキツいような魔物が
1Fにいる、ってのは問題だよね」
「うん」
「新人とか、衛兵とかが襲われたらえらいことだし
下手したら街まで出てくるかもしれない。それは困る」
「で、でも、衛兵さんにも伝えたし、レムスさんにも、伝えたし」
「また。今のミッションが終わったら、何か声かかるかも、ね」
「と、雑談はそれくらいにして。ネサ」
「…うん。あれ、やっぱり。あの子、だね」
その先に立つ「謎の少女」
「こ、こんにち、は」
「さ。今度はどんな話をしてもらえるのかな」
謎の少女
「よくここまで来たものだ…」
「なんとか、ね」
謎の少女
「……」
二人を改めて見、言葉を続ける
謎の少女
「この先に。この階層を支配している水晶竜がいる」
「やっぱりそうなんだ」
謎の少女
「かの竜を打破せねば、これより上層へ登る事は不可能」
「だが恐るな。君たちの勇気こそが、先へ進むための力になるのだから」
謎の少女
「君たちが勝ち抜き、世界樹の頂きを目指すことを信じているぞ」
言うと、またも少女の姿は幻のように消えていく
「ま、まって!あなたは、一体…」
「無駄だよ。もう居ない」
「…あの話し方
あの子、まるで『誰かに世界樹の頂きを踏破して欲しい』
みたいだった…?」
「応援してるような…」
「でも、退くことを許さないような。言い方でもあった」
「…」
「臆するな?そんなのできるわけ無いでしょ。竜相手に」
「一度戻ろう。本当にここを突破するのか、しないのか
やるとして、あたし達だけでいいのか、あたし達だけじゃなきゃいけないのか」
「…リリさんと、ソロルさん」
「ドラゴンまで来ると、生半可な腕じゃ死人が増えるだけ
ま、共同戦線はるなら、あの2人だよね」
「さ、とりあえず一旦」
前のフロアに戻ろうと、転送水晶に触れる
「あ、まって、ふぃーあ」
「あれ?」
「転送、しない…?一方通行?」
「この部屋、水晶もう1個あるよ」
「あんなの、どうみても竜でしょ」
「ん。じゃあ、糸、だね。えっと…」
「…あ、あれ?」
「ネサ?」
「ちょ、ちょっとまってね」
「忘れた?ならあるよ?」
「や、そ、そうじゃなくて…」
「い、糸、不良品、だったかも?」
「3本持ってたよね?」
「うん」
「……やられた。やっぱあたしのもダメだ」
「え、え?」
「あの子の仕業…かどうかは分かんないけど
ここ。転送効かないんだ。多分。そう言う、部屋」
「え…え???」
「つまり」
「つまり?」
「このまま竜に挑んで、打ち倒せ、ってさ」
「無理!むりむりむりむーりぃ!だよっ!?」
「どーしよ…ほんと
こんな危険に飛び込む気、さらさらなかったのになぁ…」
フィーア。荷物を地面に置き、座る
「休憩しよ。時間はあるんだし。幸い、ここは安全だし」
「竜だよ!?竜、そんなの、そんなの…ぐずっ」泣き始める
「…こっちも泣きたくなってきた。はぁ」
「出発は、明日の朝ね
それまでに、誰かここまで、たどり着いてくれないかなぁ…」
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○ネサ ルナリア 碧眼の兎《幻影》 LV48
・装備品
パニアード+5 剣自体はどんどん新調。魔剣はその辺のデータを超越した何か
カラビニエール 要所の防御にのみ特化したプロテクター
ヴァンブレイス 特殊な金属を溶かし込んで作られたアームガード
ファングヘルム という名のもちろん帽子
・スキル類
プレディクト 10 多数の敵相手にはやはりこれ
シルフィード 10 普通の剣で反撃する
カウンターブースト10 反撃は一度に2~3回
もたざるもの 10
リベンジスラスト 5 魔剣
※捕食の針 ☆ 低命中4~6回攻撃
○フィーア アースラン 精霊魔術師《三属》 LV48
・装備品
アラートパクルス+5 振ると不思議な風切り音がする
ファントムローブ 不気味な装飾を施した魔術師用ローブ
巨亀の甲掛 16Fの亀の甲羅を砕き、グリーブへと変えた
知恵のピアス 精霊を宿している
・初級スキル
ファイアボール 5 火の玉
アイシクルランス 5 氷の槍
ライトニング 5 雷
・上級スキル
コモンマジック 1 誰かに魔法にあわせ、精霊が力を貸す
エクスプロード 3 精霊魔術化したファイアーボール
アイスストリーム 3 精霊魔術化したアイシクルランス
サンダーブレイク 3 精霊魔術化したライトニング
コストカット 10 精霊の機嫌がいいときは魔力を消費しないらしい
マジックリーク 10 使った魔力の一部を周囲の仲間に伝播する
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というわけで次回、竜。
これから挑むので2人だと無理って諦める可能性が
いずれにせよ、目標突破レベルは57と、あと10くらい余裕があるので
結構いけるのかなーって楽観してます
なお、雑魚戦は 全て逃げている