カルセドニーを見つけた CHALCEDONY
玉髄(ぎょくずい、chalcedony[、カルセドニー)。
石英の非常に細かい結晶が網目状に集まり、
緻密に固まった鉱物の変種です。美しいものは宝石として扱われます。
Chalcedony という語は、
ラテン語のchalcedonius (別名:calchedonius)という語から来ています。
この語は、大プリニウスの博物誌には、
半透明の碧玉(ジャスパー)のくくりとして記されています。
さらに語源を遡ると、現在のイスタンブールにある
カドゥキョイ地区にあった古代都市
カルケドン(ラテン語: Chalcedon)に由来するものともされています。
産出地
- インド
- ドイツの都市イダー=オーバーシュタイン - 15世紀から産地であったが、19世紀にアメリカなどから船を安定させるために積まれるバラストとして輸入された安価な玉髄を加工する世界最大の玉髄加工場となりました。
性質・特徴
鉱物学的性質・特徴については「石英」なんです。
含まれる不純物によっていろいろな色があり、
それぞれ様々な名称で呼ばれています。
紅玉髄(べにぎょくずい、カーネリアン)全体が赤色のもの。
緑玉髄(りょくぎょくずい、クリソプレーズ)緑色のもの。
瑪瑙(めのう、アゲート)石英や蛋白石との縞状模様のもの。
碧玉(へきぎょく、ジャスパー)不純物をかなりの量含んでいて不透明なもの。
血石(けつせき、ブラッドストーン、血碧玉)碧玉のうち斑点状に赤色が混じっているもの。
