サラマンドフの会の2022事業年度(第13期)の初の小学生たちのツァボ・イースト国立公園での教育ツアーを2月に実施しました。支援の対象となったのはミアセニ小学校のワイルドライフ・クラブです。前回の支援は2021年5月でしたので、約2年ぶりです。
コロナ感染拡大が始まった2020年3月の以前と同じ状況での実施となり、子どもたちは制限がないので、のびのびと観察をすることができました。参加者の35名のうち21名が初めての体験でした。
最初に観察できたのは、オーストリッチのオスでした。
次に観られたのはゾウの群れです。雨季の雨量が極めて少ない干ばつ的な状況が続いたとはいえ、川の水は流れていて、川の周辺と水場に集まってきているゾウを観察することができました。
さらにオリックスの群れも観察できました。
そのほかにも、キリン、シマウマ、ライオン、バッファローなど多くの野生動物を観ることができました。
参加した子どもたちは、熱心にガイドからの説明を聞きながら、野生動物の生活への理解を深めていきました。
コロナ感染拡大を予防するためのシェアに制限があり、昨年まで使用を停止していた双眼鏡も使えるようになりました。使い方を学びつつ、シェアしながら観察して、より深いフィールド体験をすることができました。
終日フィールドで観察し、野生動物の世界に生まれて初めてどっぷりと浸った子どもたちは、終了時には感激して興奮気味に語り合っていました。村落では怖かった野生動物をとても好きになった、ゾウが一番好きな動物になった、などと感想を語っていました。
課題の作文の中には、感想を語っていた時の様子が聞こえてくるような内容のものもあり、有意義なフィールド体験だったことが伝わってきました。