藤の和ブログ

溢れるメッセージを受け取って下さい。
飛び出す絵を拾って下さい。

「心のぬくもり」

2018-10-09 14:46:50 | メッセージ

「心のぬくもり」
そっと両目を閉じる
耳が研ぎ澄まされるが
その音は外のものだけでない
内なる音に声があると
これに注してみると良い
そして感じるのだ
ただただ感じて
考えてはならぬ
心のままのものが声に変え
君に語り掛けているのだ
これを繋がりと呼ぶが
もともと一体であるから
余計なものを取り除いて
聞いているだけだ
そして身を委ねる
身体がきっと手足の先まで
暖かくなるだろう
本当の心のぬくもりを
得た瞬間だ

 

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「アゲハ蝶とボンタンとの事」

2018-10-08 08:46:10 | メッセージ

「アゲハ蝶とボンタンとの事」

台風でボンタンが傾いた

でもボンタンは強く生き抜いた

儂はボンタンを立て直した

ボンタンには蝶が帰ってきた

毎年アゲハはこのボンタンに

サナギを宿して生きてきた

ボンタンのトゲに守れて

アゲハは無事毎年巣だっていく

そして儂らに

ハラハラと樹に止まり

その美しさ優雅な姿を見せてくれる

儂もその仲間に入れて貰えることを

とても嬉しく思った

 

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「ふとした思い」

2018-10-06 02:57:25 | メッセージ

「ふとした思い」

人はある時なぜか

ふと思うことがある

それは考えで動いていない時だろう

頭が開放されて

すべてを受け入れている時なんだろう

故にふと思うことは

新しいことでわくわくする

そしてそれはおおよそ

人に優しく自分に優しく

この世を光で覆うような

素晴らしいことに違いない

 

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「夢」

2018-10-04 12:41:29 | メッセージ

「夢」

本当の平安とは何か

君は分かるかね

そうだよ 君の心が

知っていることを

思い出す道のことだ

ある朝、君は遅く起きて

夢の続きを見ていた

その夢は幾重にも

重なっていく緑の大地

そしてそこに黄色の花

咲き誇る丘

ただ何の物語もない情景の夢

君は目覚めていた

あまりの心地好さに目覚めたくない

でも目覚めていた

窓を開けると心地好い風が目に当たる

君はもう現実という素晴らしい世界に

生きているんだ

 

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「山肌を登る虫」

2018-10-02 18:26:43 | メッセージ

「山肌を登る虫」

山肌を登る虫は太陽を目指していた

虫は自分が余りにも大きい事にも

気にもせず登っていく

でも山はそれほど高くはなく大きくもなかった

直ぐにも頂上に届きお日様に出会った

山は言った

君は僕の背中につかまり

お日様に会えて良かったね

虫は何も答えなかった

ただただお日様の暖かい光を浴びて気持ち良くしていた

山は思った

君の身体の鮮やかな色はお日様の光で

更に耀いているんだね

でも君は何もそんなこと知らないし

知ろうとも思っていない様だね

ただただお日様からの贈り物を

気持ち良く味わっている様だ

そんな自然の中で彼らは耀いていた

 

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