「心のぬくもり」
そっと両目を閉じる
耳が研ぎ澄まされるが
その音は外のものだけでない
内なる音に声があると
これに注してみると良い
そして感じるのだ
ただただ感じて
考えてはならぬ
心のままのものが声に変え
君に語り掛けているのだ
これを繋がりと呼ぶが
もともと一体であるから
余計なものを取り除いて
聞いているだけだ
そして身を委ねる
身体がきっと手足の先まで
暖かくなるだろう
本当の心のぬくもりを
得た瞬間だ
「心のぬくもり」
そっと両目を閉じる
耳が研ぎ澄まされるが
その音は外のものだけでない
内なる音に声があると
これに注してみると良い
そして感じるのだ
ただただ感じて
考えてはならぬ
心のままのものが声に変え
君に語り掛けているのだ
これを繋がりと呼ぶが
もともと一体であるから
余計なものを取り除いて
聞いているだけだ
そして身を委ねる
身体がきっと手足の先まで
暖かくなるだろう
本当の心のぬくもりを
得た瞬間だ
「アゲハ蝶とボンタンとの事」
台風でボンタンが傾いた
でもボンタンは強く生き抜いた
儂はボンタンを立て直した
ボンタンには蝶が帰ってきた
毎年アゲハはこのボンタンに
サナギを宿して生きてきた
ボンタンのトゲに守れて
アゲハは無事毎年巣だっていく
そして儂らに
ハラハラと樹に止まり
その美しさ優雅な姿を見せてくれる
儂もその仲間に入れて貰えることを
とても嬉しく思った
「ふとした思い」
人はある時なぜか
ふと思うことがある
それは考えで動いていない時だろう
頭が開放されて
すべてを受け入れている時なんだろう
故にふと思うことは
新しいことでわくわくする
そしてそれはおおよそ
人に優しく自分に優しく
この世を光で覆うような
素晴らしいことに違いない
「夢」
本当の平安とは何か
君は分かるかね
そうだよ 君の心が
知っていることを
思い出す道のことだ
ある朝、君は遅く起きて
夢の続きを見ていた
その夢は幾重にも
重なっていく緑の大地
そしてそこに黄色の花
咲き誇る丘
ただ何の物語もない情景の夢
君は目覚めていた
あまりの心地好さに目覚めたくない
でも目覚めていた
窓を開けると心地好い風が目に当たる
君はもう現実という素晴らしい世界に
生きているんだ
「山肌を登る虫」
山肌を登る虫は太陽を目指していた
虫は自分が余りにも大きい事にも
気にもせず登っていく
でも山はそれほど高くはなく大きくもなかった
直ぐにも頂上に届きお日様に出会った
山は言った
君は僕の背中につかまり
お日様に会えて良かったね
虫は何も答えなかった
ただただお日様の暖かい光を浴びて気持ち良くしていた
山は思った
君の身体の鮮やかな色はお日様の光で
更に耀いているんだね
でも君は何もそんなこと知らないし
知ろうとも思っていない様だね
ただただお日様からの贈り物を
気持ち良く味わっている様だ
そんな自然の中で彼らは耀いていた