新年、明けましておめでとうございます。

2008年01月02日 | Weblog
本年も宜しくお願い申し上げます。

12月中は、年も終わりにせまり、体調をくずして、来院される方が、いつもの月より
多かったようです。

内容は、アトピー性皮膚炎、冷え症、不妊症、子宮筋腫、偏頭痛、腰痛、関節痛、胃腸の不調、手指の原因不明の浮腫やしびれ、精神不安、動悸、癌性の腹水治療等、西洋医学の治療では、なかなか、改善できない、あるいは、副作用を避けたいなどの目的で中医漢方治療を選んだケースがほどんどです。

中医漢方とは、どんなものなのか、という質問をよく受けるのですが、私は、そもそも、英国のカレッジで中国医学(鍼灸と中国湯液)を学びました。ロンドンなどで中国人が経営している治療院や英国で行われている主な東洋医学というのは、中国医学です。中医学というのは、数千年の歴史を有する、中国の伝統医学を指しています。

一方、漢方という場合は、日本の伝統医学を指しています。中医学も漢方も中国の古典医学より出発していますが、それぞれの地で、独自に発展して今日に至っています。それ故に、両者の間には、診断の進め方、治療の方法、薬の使い方等に相当の違いがあるのは、当然です。ですから、両者の相違点を確認、肯定しあった上で、お互いの欠点を補い、長所を学び合い、治療効果を高めて行きたいというのが、私の立場です。

今年も、日々精進していきたいと思います。