すべては皇室に繋がっている

羽織袴や留袖の黒色紋付きは町人の正装で略式の礼装だった 欧米の正装は貴族の正装 和服の弱点は履き物を脱ぐ日本文化 皇室が和服を公式行事で殆ど着ない理由 ②


武士の正装は裃(かみしも)だった。


風俗博物館


身分によって服装を違えたのは万国共通。

日本でも皇室や公家、将軍と大名、藩士と身分や階級によって儀式に着用する装束は大きく異なった。

女性も身分の高い者は着物を端折らず裾を引きずり、儀式の際には格を上げる為に「打ち掛け」を羽織ったから、今でも婚礼やお宮参りの際には「白打ち掛け」や「色打ち掛け」を羽織る習慣があるのだ。



風俗博物館

時代劇ドラマ「大奥」

中央の衣装は結婚披露宴で女性が着用する色打ち掛けと同じ。



和装の第1礼装は、

男性  五つ紋の黒の紋付羽織袴

女性  五つ紋の黒の留袖

と決まっている。


これは、明治以降に作られた礼装の決まりであり、あくまで一般人向け。

明治政府は公式な正装を洋装とする事にし、皇室や華族の正装は洋装と決めた。

身分の高い者は公式の場で和服を着ない。

つまり、和装の第1礼装は格式の高い和服ではない・・・という非常に奇妙な礼装のルールが生まれた。





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