雅子様がご成婚で着用したジャケットのフリルは、女性らしい柔らかさや美しさと格式の高さの両方を兼ね備え、皇太子妃誕生に相応しい衣装となった。服は襟無しより襟有りの方が格が高い。格が高い上着にするには襟を付けるべきだが、女性の服装にはまだ格式より美しさが求められた時代。男性の礼服に使われる格の高い襟を女性の服に付ける事は出来なかった。