すべては皇室に繋がっている

日本武尊を助けたお犬様信仰 人間を助ける犬達 皇室の信心(2)





天皇陛下は子年、昨年還暦だった。

綱吉が特に犬を大事にするよう御触れを出したのは、自分の干支の動物だから・・・という話がいまだに根強く残っているが。

天皇陛下が子(ねずみ)をペットにして大事にしているという話は聞かない。


綱吉の「生類憐みの令」は高齢者や病人、子供といった弱者の救済も含まれ、生き物全般の命を大切にしようというものだった。

また犬の守護は、「犬を火災探知機として使う」「番犬として置く」という事。

犬は火事をかなり早い段階で察知し知らせるのでボヤで済む。

番犬が居れば盗人に入られる心配もない。

江戸が火事と盗賊に悩まされていた時代である。


関東の秩父の山々には幾つも神社があり、神様のお使いは山犬という「お犬様信仰」が根づいている。

第12代景行天皇の皇子で後に第14代仲哀天皇の父となった日本武尊は東国平定の際に秩父に立ち寄った。

その時に白い山犬が現れ道案内をしてくれたおかげで難を逃がれたと云われている。


神様の意を示す使いは動物に姿を変えてやってくる。

だから、神社はお祀りする神様の意を示す動物を神様のお使い、「眷属」としている。

伊勢神宮は朝を告げる「鶏」、出雲大使は「海蛇」。

日本武尊を助けた白い山犬は、白いニホンオオカミ。

秩父の殆どの神社は「お犬様」と呼んでいて、江戸時代までは、山犬・・オオカミ、家犬・・イヌ  という分け方、呼び方だった。


日本武尊を助けたのは山犬だったが、家犬も同じような特性を持っている。

山岳救助犬、災害救助犬、麻薬探知犬、盲導犬、介助犬、警察犬など、優れた嗅覚と嗅覚があり勇猛で忠実な犬は様々な分野で活躍中だ。


天皇ご一家の愛犬は、ご一家を何から守るのだろう。










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