絢子様は、日本海洋少年団連盟 名誉副総裁。
海洋少年団については、結婚降嫁後に名誉総裁から副総裁に下がり、母 久子様が名誉総裁に返り咲いたが、日加協会と両方とも総裁職は久子様から引き継いだものだ。
絢子様は、学習院女子高等科の3年間、臨海学校で遠泳に挑戦する中等科2年の後輩たちを指導する「助手」を務めた。
一緒に海で泳ぎ、励ましの声をかけていたという。
海洋少年団の名誉総裁に相応しいエピソードだろう。
夫となった守谷慧さんは日本郵船の社員。
海との縁は更に深まった。
小室圭さんが「海の王子」だったのは有名な話だ。
海洋少年団の名誉総裁に就く資格は充分にあるのではないか。
「海の王子」を務めた藤沢にも「藤沢団」がある。
海洋少年団は、幼稚園児から高校生までの子供達が海に親しむ事を目的としている。
四方を海に囲まれる日本では意義深い活動だ。
日本と同様に海に接する国、例えばカナダなど他国の海洋少年団との国際交流の機会もある。
国際社会でもその存在が重視される皇族を名誉総裁として戴く事の利点は、団体の存在や活動の重要性が世界的に認知されるという事だ。
社会には人々の暮らしに直接大きく関係しないが、非常に重要な活動というものがある。
そういう活動を長期的に支援する。
それも、国内は元より海外にも広く周知する役目を担える人物はなかなか居ない。
天皇と内廷皇族は、その力を民に対して公平に使うという事で、すべての国民、すべての人々に関わる公務に限定される。
だから、一部の人達しか関係しない特定の分野特定の団体を支援する公務は、宮家の仕事だ。
宮家は、本家にあたる内廷が絶えた時のスペアであると共に、本家の出来ない仕事をする事で本家を支える役割を担っている。
ところが、宮家に後継者が居ない為、今ある宮家はいずれすべて無くなってしまう。