宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

久々の名演

2008-05-05 21:55:57 | 日記・エッセイ・コラム
今日の午後は息子と近くの実家へ行ったのだが、LDプレーヤーを更新したということで帰りがけに棚から1枚、LDを引っ張りだしてきた。

 そのLDはこれ… カルロス・クライバー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(ACO)のベートーヴェン交響曲第7番&第4番、もちろん今はDVDだが…久々に見たのだが、クライバーの指揮が凄い!テンポを取るところはほんの少し。フレーズを取っているようで違うし…時には振らずに笑っているところも!俺じゃ絶対に吹けない(って、ベートーヴェンは第9でやっとトロンボーンが出てくるから、テューバは未来の楽器だもんね)そんなクライバーと対峙するACOのもの凄い緊張感が映像からひしひしと伝わってくる。

 あっと言う間に終わってしまい、見終わってフラフラ。いやー、こんなものを埋蔵していたとは何とも勿体ないことを…。いい勉強になった夕方だった。

 こうなると、カラヤンやバーンスタインの映像も比較のために見たい…ってカラヤンの場合、昔のグラモフォン(ユニテル)盤は音を先録りして映像は後で当てていたという事実を先日知り、それはそれでまた興味深く感じている。10年前とは違う視線になっているから、どれを見ても新鮮になる、ということはまだまだやらなくてはいけないことが多い、ってことなのだろう。


ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2004-12-22