宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

安全第一

2006-06-05 01:07:11 | アート・文化
今朝聞いた残念なニュースは、前職での出来事を思い出させた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060604-00000057-mai-soci

この中で
>エレベーターの定期点検は月に2回で、年度ごとに入札で保守点検業者を選定していた。
>04年4月~05年3月は製造元のシンドラーエレベータ、
>05年4月~今年3月は「日本電力サービス」(多摩市)、
>今年4月からは「エス・イー・シーエレベーター」(台東区)が請け負っていた。
と、あるが、製造元の保守から離れていったという点で、原因を追及する一方で、責任については保守業者よりも業者選定に携わった者の責任を追求しなくてはならない。安全に関わる経費を削る人間は、自分の給料を削ろうとはしない人間であり、これこそ税金の無駄使いに他ならない。

 小屋守時代、ホールの舞台施設の保守運営費を削減して「実績」を上げようとした馬鹿な教育委員会の実務責任者がいた。その人間に「もしもの時は腹を切る決意があるか?」と暗にほのめかしてみても、全然実感が無いようだった。
#後にこの馬鹿と口論したことが、再任の妨げになったのだが…。

 保守業者が変わってから、不具合の報告は製造元に伝わっていたのだろうか?もし伝わっていないとしたら、それこそが最大の原因である。世の中「指定管理者制度」という言葉がよく聞かれるが、「受益者」はその意味を理解し、本質を踏み誤ったコストダウンが行われないように注視していく必要がある。

 最後になったが、今回、不幸にも事故で亡くなられた市川大輔さんのご冥福を心からお祈りします。