宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

救助

2005-10-08 21:58:21 | 悩み
 一昨日の夕方、故障したトラクターをお客さんの所から最寄りのJAへ運んだところで携帯が鳴った。相手はもちろん(!?)パニ坊。今度は何をやらかしたんだ?と思って電話に出ると、1日に書いたコンバインの修理が終わり、作業を始めたところ不調になったので田圃から出そうとしたところ、クローラを外してしまい脱出できなくなったので、明朝に本部センターに応援を頼んで作業を行うので協力してもらえませんか?との助けてコール。

 今回はさすがに電話口で「何いっ!」と言ってしまいましたよ、ええ。余りの馬鹿さ加減に呆れて。で、その救助策というのがまた笑えて、建機のミニショベルで吊るというのだが…

 おまえさん、ミニショベルが自重より重い物を持ち上げられると本気で思っているのかい?それなら1.5tダンプに一気に土を載せられるよ!

 まあ、言っても無駄なので電話口で笑っていましたがね…。

 結果、昨日の朝は本部センターのベテラン2人が手際よくジャッキと馬と当て木とコンパネを使って機械を持ち上げ、あれよあれよとクローラを嵌めてしまった。私は必要な工具や「足」を渡して作業を補助したが、パニ坊は何もできずただただ眺めるだけ。作業が終わった時、本部センターのチーフが私に向かって「工賃はちょうど1時間半分だねっ」と一言。チーフが普段パニ坊をどう見ているかが何となく分かった。

 不調の原因は今回の故障部のさらに上部の組み付け不良。おいおい、前回の点検をやったのは誰なんだい?パニ坊もセンターから上がってきた機械のチェックをせずにお客さんに渡していたらしい。

 更に驚き。この機械、400時間超の段階でお客さんが自分で交渉して中古で購入し、現在570時間だって。そんな機械の代車を私に三重県から運んでもらえませんかねって…。どういう頭の構造をしているのだろうか?

 もう、今月一杯おまえさんの相手は遠慮させてもらいますよ、はい。

 それにしても、ベテランの手際良い作業は勉強になった。余りこういう機会には会いたくないが、次に出くわした時には何を準備し、何をすればいいかを学ばせて頂けたことに感謝、である。