テレビ東京のWBS(ワールド・ビジネス・サテライト)の、「特集:もの作り日本の底力」で、最先端技術で作られたフィルム状のウスーイ形のディスプレー、曲がるスキャナーなどが紹介されていました。
コメンテーターが、「人類の文明は元々、水や自然の曲げたり柔らかい材料で発展してきたが、産業革命以来、鉄を代表とした硬い物文明になっていた。人間の遺伝子には、曲がる物へのノスタルジーが眠っている…」とコメントしていました。
クイリングも、紙をひたすらクルクル曲げているから、人間の遺伝子に回帰する自然な働きかけなのかも知れませんね。
〔追記〕
相互リンクしている、e-bisonの店長・山岸さんからのコメントを頂きましたので紹介します。
ある大学の教授が「人間の遺伝子はラセン状になっているから、物をクルクル巻きたがるのは本能だ…」という主旨の発言をしていたそうです。山岸さん、情報をありがとうございました。
クイリングで肩が凝ったらストレッチで肩や頸部の筋肉をリラックスさせてあげましょう。又、その筋肉を引き締めてあげると、肩や頸部への負担が軽くなります。筋肉にグッと力を入れて7秒保つ、「アイソメトリックス」という方法が有ります。
昨年の3月、クイリングでNHKの番組に出演された日名子豊美先生に、リハビリの事でアドバイスを頂いたことが有ります。
先生がイギリス滞在中に、クイリングバーを使わずに、指に紙をクルクル巻くリハビリの指導方法を見学したことが有るそうです。
手先のリハビリが進んだ過程で、指の太さと同じ位のクイリングバーに持ち替えて、徐々に細いバーにサイズダウンして行く方法も考えられます。
追伸 : 日名子豊美先生がクイリングの本を出版されます。出版情報はここからご覧になれます。
クイリングは、お花のモチーフや、色づかいを大切にします。お花の世話は、園芸療法。色づかいは、カラーセラピー。お花のモチーフと色づかいの両方を大切にするクイリングはから、「クイリングセラピー」という癒しのカテゴリーが生まれるかも知れません。
クルクル・クルクル…巻いて・巻いて作る手間のかかるクイリングは、スローライフにも通じています。
楽しいクイリングは、アッという間に時間が経ってしまいます。長時間、重い頭を傾けてのクイリングは、首や肩に大きな負担がかかります。クイリングを楽しむ前後にストレッチをやってみたらいかがでしょうか。
クイリングは幸い、幼児・小学生から、中学生・高校生、大人から高年齢者まで、誰でも一緒に自分のセンスで楽しむ事ができます。
中高年齢者の皆さんがその経験を生かして場の提供やマトメ役をすれば、立派な社会貢献ができます。そんな環境の中で、心を込めた可愛いカードに、一言を添えた手作りのクイリングカードは、きっとみんなを心を優しくしてくれる事でしょう。
役割を果たした皆さんにも大きな喜びが生まれる事でしょう。
1.幼児から高齢者の方まで、誰でも一緒に楽しめる。
2.それぞれのレベルに合わせて、自由に楽しめる。
3.限られた時間内でも、準備・撤収がカンタン。
4.道具・材料も工夫で安価に始められる。
その他にも、どんな効用が有るでしょうか?
食事の時、時々利き手のハシを持ち替えて、しっかり食べ物をつまんで食事をすると、脳への良い刺激になるそうです。
万一、脳血管傷害を起こした時も、左右の手を均等に使えると、少しでも予後の生活の質を落とさずに済みます。
(2005.1.19 NHKラジオ 帝京大学 いわさ たねもと? 教授)
~先生の名前は良く聞き取れなかったのです~
クイラーの皆さんも、時々クルクル巻く手を持ち替えたら、健康作りや新しいアイデアも湧いて来るかも知れませんね。
参考 : 元気で長生きな人は、カタイ物を良く噛んでいます。リンゴを大きめに切って食べるのも良いことです。