2006年08月21日|個別ページWeblog|コメント(3)|トラックバック(0)

ぜひ皆さん、もう一日延ばして見てください。

朝からツアー。

午後からそこに茨城県庁の北川さん一行が合流。

東京取材中の台湾の天下雑誌(日経ビジネスに近い)の
林麗娟さんが急遽見学、取材に来られた。
とてもありがたい。

東京グループが頑張ってフォローしてくれている。
東京と現場で行き違いも起きる。
現場はある意味では殺気立っているから、いろいろ文句も言う。
東京側も現場を必死でフォローしようとするから、現場にもどかしさを感ずる。
しかしどちらも精一杯やっているから、その悶着は重要だ。

夜は闇の中を蓬平ツアーだ。
ヴィルッカラもそうだが、前回までのよい作品がたくさん残っている。

ぜひ皆さん、もう一日延ばして見てください。
信頼すべき人々の経験で言うと、5日はかかるとのこと。

2006年08月20日|個別ページWeblog|コメント(0)|トラックバック(0)

女子美の先生方が大挙来られて感激

古くからの友人でお世話になっている浪漫堂がリーダーの
倉垣光孝さん以下のバスツアーだが、
僕はご案内ができなかったが、夕方ポチョムキンで
そのバスを見つけてお会いできた。

Bank Artでの講座のメンバー中心のツアーに参加。
畑中朋子さんも取材で同乗。

皆さんが見逃しがちな作品について。
オーストラリアのアン・グラハムさんの中里の釣小屋に展示してある仕事は小ぶりだが、きちっとしていて地域(日本)への愛情があって気持ちがよいです。

ミオンなかさとの田圃の真中にある刀彌尚子+飯島敦義さんのガラス板の四畳半は泥を払って正座してみると、炎天下のなか、世界の中の私が朦朧のなかに透けて見えます。

松之山は下布川にある潮田友子、東京芸術大学坂口研究室の一軒家は
よくできています。
特に潮田さんが集落の費との顔60人を描いたものは暖かく、
アーチストと集落の人の永い信頼が伝わってきて気持ちがよいのです。

女子美の先生方が大挙来られて感激。

2006年08月19日|個別ページWeblog|コメント(0)|トラックバック(0)

多くの人が頑張っている成果を見れないのは切歯扼腕の思い

3時から松之山は上蛯池の奥の奥、
向こう側に断崖が迫ってくる場所でヤッホー大会。
武市さんや池田さん、花岡さん、田中さんら徳島県は上勝町の
町づくりグループが指導。
元気だし、上手だ。
僕はいつも彼らから多くを学んでいる。
朝もやっていて、僕はそのうちの一寸しか拝見できないのを残念に思い、申し訳ない。
それは他のイベント、ワークショップについても同じこと、
多くの人が頑張っている成果を見れないのは切歯扼腕の思い。

夕方5時から柳澤紀子さんの城山の作品「融」で、能の上演。
居囃子、舞囃子による「羽衣」。
長谷川晴彦さんが猛暑の中で踊られた。
しかし6時を過ぎる頃から日も落ち、素晴らしい舞台になった。
絶景。
ルクセンブルグ大使もご参加。

夜は松代農舞台でニブロールの公演。
妻有を大切にしてくれていてありがたく思う。

今日はいろいろ回りながら打合せも多かった。
多摩美の佐藤賢一さん、大阪から吉野国夫さん他。
多くの人から激励のおみやげを「こへびさんへ!」といただく。
お礼もできず忘れそう。
すみません。

2006年08月18日|個別ページWeblog|コメント(0)|トラックバック(0)

日本中の廃校をうまく使ったら素晴しいな

福武学術振興財団ツアー。

清水祐子さんが湯沢から同乗で、私は清津温泉入口から。
宮川東一郎さん、池田清隆さん、島内行夫さんの他、
樺山紘一先生と吉田榮夫先生、なつかしい印刷博物館の寺本美奈子さんも。

夜は木村崇人さんの「星の木もれ陽プロジェクト」、
マーリア・ヴィルッカラの蓬平の灯と豪華2本立て。

松之山は安塚高校松之山分校の旧舎での阪田清子作品について一言。
二部屋を使い、一部屋は松之山の民具、
一部屋は古い教科書が載せてある机たちが
暗い教室にピンポイントで照らされている、
と思うだけでは浅はかで、
良く見るとそれらの物体の影の部分に
違った写真が浮かび上がってくるという仕掛け。
とてもしっとりとしたもので、
昔の時間が闇のなかに浮かび上がってくるように感ずる。
新しい工夫があって面白い。

学校といえば松平は峠の小学校の丸山純子も
校舎全部をスーパーの袋を使った花で埋めつくす執着もさることながら、
昔の写真で当時の学校の様子がうまく空間のなかに活きていて気持ちがよかった。
日本中の廃校をうまく使ったら素晴しいな。




2006年08月17日|個別ページWeblog|コメント(0)|トラックバック(0)

暑さと深い緑のなかに私は埋まっている

小ツアーの様子

ところどころで知人にお会いする。
しかし1日たつと殆ど覚えていない。
暑さと深い緑のなかに私は埋まっている。

夜キナーレで外国への日本紹介誌「Japan +」の中村麻由美さん。

後半を迎えていろいろな手直しが始まっている。

意外な作品について。
ミオンなかさとから旧善光寺街道に入るあたりからの小さな丘、
霊光塔の奥のブナ林に前田光彦のツリーハウスがある。
竹筒で組まれた小空間から空をのぞくという仕掛

2006年08月16日|個別ページWeblog|コメント(1)|トラックバック(0)

皆さんぜひ妻有に

今日で会期半分が終わる。

朝、キナーレでインタビュー、夜、共同通信平本さんの取材以外は加藤種男さん・山口晶子さん、真野響子さんと小ツアー。親しい人たちでリズミカルに回る。

今回は女性作家の集中度には特に驚かされたし、かつ気持ちのよい作品が多い。
戸千世子さんの池に浮かぶ200体の焼き物、川西高校そばのバス停、足高寛美さんのベンチに記された高校生の気持ちには好感が持てた。
塩澤徳子さんの、米の世界地図に表れた、一粒一汗のすござなど。

それにしても、会期半ばにして人が足りない。
皆さんぜひ妻有に来て手伝ってください。


2006年08月15日|個別ページWeblog|コメント(1)|トラックバック(0)

緑の濃さ、里山の濃度

午後に地域創造の方のインタヴューを受ける他は、昨日に引き続き、雲ひとつない快晴、炎天下で小ツアー。

今回の見所のひとつは十日町市東部の沢の奥にある作品群だ。

願入への道は相当こんでいるが、旧三ツ山分校の3作品、山新田のガライコア、瀬戸川満理子は力作で、しかも怖い。
ガライコアの作品はお墓と灯篭だが、決定的な名作だと思う。

また、田麦のビリ・ビジョカは、「こんなあばら屋見たことない」と驚いて入って見れば、実に見事に美しく味わいのある仕事で、その奥にある池沢のアイシャ・エルクメン、船坂のアン・ギューチャルの仕事も、地震・過疎をクールに見つめていてしっかりしたもので、遠くへきた分だけの満足感がある。

しかも、それぞれ動く道中の緑の濃さ、里山の濃度には心が潤ってさえくるのだ。

そこから足を伸ばせば大沢山トンネル出口、鍬柄沢だ。
小川次郎の人型東屋も面白いが、棚田にある、水沢老人会による40体の案山子は面白く、かつ圧倒的だ。

このコースはとっても面白い。

2006年08月14日|個別ページWeblog|コメント(1)|トラックバック(0)

松之山浦田地区の楽しみ方

下村ご一行を高橋園子に引き継いで、小ツアーに向かう。
こういうツアーでは、まだよく見ていない作品を見たり、案内係のこへびちゃん達と話ができ、全体が見えてくることがあるのだ。

松之山浦田地区の楽しみ方:旧幼稚園前のナリ・ワード60本ほどの木の上に乗せられている、」日曜雑貨の物語を考えると楽しい。ペドロ・レイエスの家の中で昼寝をすれば、物語は一挙にアラスカやジャングルの冒険に拡がってしまう。
さとうゆきの大ベンチに寝そべったり、プロスペクターの足湯につかったりすれば、昂然の気を養え、疲れも一気にすっとびます。

2006年08月13日|個別ページWeblog|コメント(0)|トラックバック(0)

こういう方々に芸術祭は支えられている

今日はイベントが盛りだくさんだが、私はツアーガイド。
特に、江口・町本両嬢が頑張った「シアター・ポチョムキン」での上映会に行けず残念だ。

山新田にある瀬戸川満理子、カルロス・ガライコアの作品の素材は、山田石材さんが全部無料で提供してくださった。
こういう方々に芸術祭は支えられている。
感謝。

十日町エリアの山間部では、池沢のアイシャ・エルクメン、船坂のアン・ギューチャル、田麦のビリ・ビジョカなど、海外作家の作品が素晴らしい。
共に、過疎の山間地の空き家を的確に捉えていて、気持ちのいい仕上げ方だ。
安易でない丁寧な仕事なのだ。

夜10時から、蓬平のマーリア・ヴィルッカラの「ファウンド・ア・メンタル・コネクション3 すべての場所が世界の真ん中」をご案内。歩く。
周辺部の大切さ、その実態を知らぬ人々に、ぜひ来て歩いていただきたい。

2006年08月12日|個別ページWeblog|コメント(0)|トラックバック(0)

40分かかるが

下村満子さん幹事の同窓ツアー。二泊三日。
ほぼ全体を回れる。
皆さん元気。よくしゃべり、ちゃんと動く。規則正しい。
降車の際に挨拶する人が多いのも私好み。

大白倉にある角山先生(大学の先生をしていらした方で、仏文学者で、こちらにかなり住んでおられる)宅の木村育子、パヴェル・ムルクスの作品はお薦め。
角山先生も、よく家の殆どを提供してくださった。
ありがとうございます。
2階にある石庭のような古い生活具の石膏取りと、1階の、大白倉の人々がいかに水と深く結びついていたかのドキュメントの中味と対比はよかった。
40分かかるが、ぜひご覧ください。

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