昨日,アキラは学校の算数テストで,晴れて「合格」をもらってきた。それは引き算のテストで,全48問からなるペーパーを制限時間3分以内に1問も間違えずに出来れば合格!というものである。
そのテストはかれこれ2ヶ月以上も前からほぼ毎日のように行っていたらしく,アキラは来る日も来る日も「不合格」の答案を持って家に帰ってきたのだが,そうこうしているうちに,クラス40名のなかで既に30人以上が合格してしまい,まだ合格できない子はアキラを含めてあと5~6人程になってしまったという。親にとっては幾分憂慮すべき状況ではあるけれども,当の本人は全然コタエテいない様子で,なんか,こういうの,いやなんだよねー,とか言って,まるで他人事であった。
父としては,そのようなアキラの気持ちは判らないわけでもない。まぁ出来ないモノはしょうがないしなー,算数の得意な子,不得意な子,いろいろだからねー,などと対岸の火事を決め込んでいた。算数のオベンキョそのもの,というよりも,むしろコンペティションに対する得手不得手,向き不向きと言った方がいいかも知れない。そもそも制限時間をキッチリ設けるというのが少々気に入らない(クイズ・タイムショックじゃないんだからネ)。
しかし,母の方はかなり本気で心配して,休みの日などを利用してアキラに対して有無を言わさず引き算の「特訓」を命じた(そう,鬼コーチの出番であります)。と申しても,せいぜい朝・昼・晩に各5分ほどのトレーニングに過ぎないんだけれども。
そしてその甲斐あってか,昨日,やっとのことで「合格」の御墨付きを頂戴した。いや,確かにこれは特訓の成果でありましょう。家に戻ったアキラに向かって,お,アキラ,やったね! とうとう本気を出したんだね! とネギライの言葉をかけてやると,アキラの方も満更でもなさそうに,ウン!そうなんだ! と元気よく答えた。
その後,アキラと父はお互い仲良く「元気の素」を食べました,とさ。
そのテストはかれこれ2ヶ月以上も前からほぼ毎日のように行っていたらしく,アキラは来る日も来る日も「不合格」の答案を持って家に帰ってきたのだが,そうこうしているうちに,クラス40名のなかで既に30人以上が合格してしまい,まだ合格できない子はアキラを含めてあと5~6人程になってしまったという。親にとっては幾分憂慮すべき状況ではあるけれども,当の本人は全然コタエテいない様子で,なんか,こういうの,いやなんだよねー,とか言って,まるで他人事であった。
父としては,そのようなアキラの気持ちは判らないわけでもない。まぁ出来ないモノはしょうがないしなー,算数の得意な子,不得意な子,いろいろだからねー,などと対岸の火事を決め込んでいた。算数のオベンキョそのもの,というよりも,むしろコンペティションに対する得手不得手,向き不向きと言った方がいいかも知れない。そもそも制限時間をキッチリ設けるというのが少々気に入らない(クイズ・タイムショックじゃないんだからネ)。
しかし,母の方はかなり本気で心配して,休みの日などを利用してアキラに対して有無を言わさず引き算の「特訓」を命じた(そう,鬼コーチの出番であります)。と申しても,せいぜい朝・昼・晩に各5分ほどのトレーニングに過ぎないんだけれども。
そしてその甲斐あってか,昨日,やっとのことで「合格」の御墨付きを頂戴した。いや,確かにこれは特訓の成果でありましょう。家に戻ったアキラに向かって,お,アキラ,やったね! とうとう本気を出したんだね! とネギライの言葉をかけてやると,アキラの方も満更でもなさそうに,ウン!そうなんだ! と元気よく答えた。
その後,アキラと父はお互い仲良く「元気の素」を食べました,とさ。