小学校に入って最初の一週間が過ぎた。月曜日に入学式。そして翌日からはさっそく,毎朝7時15分に家を出て片道45分,往復にすれば1時間半もの徒歩通学が始まった。入学式当日もそうだったが,初登校の火曜日も朝からひどい雨降りであった。ロング・レインコートで身の回りを完全防備させ,足回りの方は長靴だと足が擦れるかも知れないのでいつもの慣れた運動靴のままにし,替えの靴下やタオルも持たせ,そして,雨で大変だけどガンバルンダヨと励ましながら家を送り出したが,傘を両手でしっかりと握りしめ,その小さな身体とは少々不釣り合いに大きいランドセルをぎこちなく背負い,同じ集団登校グループの高学年の大きな子達に挟まれながらチョコチョコと歩いてゆくその小さな後ろ姿を家の窓から追うように眺めていると,それは何とも頼りなげな光景であり,まるで旅立ってゆく“イチョウの実”の行く末を案じるかのごとき思いにかられてしまった(いや面目ない)。
しかしながら今日で4日間,何とか大過なく通学しているようだ。本人からも特に弱音や泣き言などは表立って聞かれない(恐らく実際にはかなり疲れているんだろうけれど)。また,学校での授業その他もなかなかに面白いらしく,時々その日にあったことをウレシソウに話してくれる。とりあえずは親の心配も杞憂であったかと思うと,こちらの方も素直にウレシイ。
しかしながら今日で4日間,何とか大過なく通学しているようだ。本人からも特に弱音や泣き言などは表立って聞かれない(恐らく実際にはかなり疲れているんだろうけれど)。また,学校での授業その他もなかなかに面白いらしく,時々その日にあったことをウレシソウに話してくれる。とりあえずは親の心配も杞憂であったかと思うと,こちらの方も素直にウレシイ。