医療職と労働環境について

ハードな仕事だからこそ見直したい!医療の現場での働き方。

看護師の働き方改革の現状

2021-03-04 07:53:37 | 日記

ライフワークバランスを重視して、働き方改革を導入することが進められている。その波は当然ながら医療業界にも来ているが、医療業界ではなかなか実現できていないのが現状だ。

働き方改革では、時間外労働に時間制限が設けられている。また、有給休暇の積極的な取得も推奨されているが、それを満たすことができている医療機関は多くない。これは、医療業界特有の事情が関係しているといわれている。医療業界は、患者を相手とする仕事であり、時には緊急に対応することも必要だ。そのため、常に患者への対応が優先され、看護師たちの快適な働き方にまで手が回らないのだ。

また、医療業界では、看護師や医師がどの程度働いているのかといった正確な勤務実態が把握しにくいことも働き方改革がスムーズに進まない要因になっている。勤務実態が分からないからこそ、どのような改革をしてよいのかが不透明になっている状態なのだ。したがって、多くの医療施設では、勤務実態の調査から始めなければならない。

たとえば、勤務時間をICカードなどを用いてしっかりと把握し、長時間労働の抑制を目指すのは有効だろう。そして、そのうえで、それぞれの看護師が働きやすい柔軟なシフトや働き方をするための工夫をすることが望ましいと私は思う。また、労働環境を整えるための制度も採り入れ、潜在看護師の復職に力を入れたり、作業の分業化などを進めるのも一つの方法だろう。ここで述べたことはほんの一例であり、文末のリンク先には業務のIT化をはじめとした改革案も綴られているので、そちらもぜひ一読してみてほしい。>>>併せてチェック!:http://nurse-workstylereform.com