手直し

2013-09-09 | 仕事

今日は 久しぶりに一日中溶接をしていました

そう距離は およそ 10メートルくらいでしょうか? 

中腰なので 腰の負担は生半可じゃないですね しかも 太股の筋肉もプルプルしています 

運動不足ですね~

 

今日は 一番始めにやったのは 余材でおいてあった大きな配管の溶接部があまりにも 汚いので全部削ってもう一度溶接し直しました
(そのまま使って 漏れたりしても うちが溶接したことにしかならないので職人は そのまま使うつもりだったみたいですが 僕が納得いかないので
溶接し直ししました)

 

よく見えるかどうかわかりませんが こんな感じの溶接でした

しかも 左の 真ん中のくぼみは少し穴があいているような感じだったので嫌でした

 

まず 写真のように すべての溶接面の肉を削り落としました

その後に 写真の中央部に見えている線(パイプのつなぎ目です)にそって 溝を入れました(開先加工といいます この作業によって 
下まで溶かし込んで丈夫にする大事な作業です)

この作業をしないところが多いので 肉を落とした瞬間にこのように筋が見えてしまいます

 

このように筋を入れてから 点付け溶接で固定しながら これまでの作業を繰り返しました

その後に 全周溶接をしました

 

溶接棒がなくなったり 継ぎ目はこういう感じでくぼみ(クレーター)ができやすく この部分から漏れることもあるので 

継ぎ目をちゃんと溶接することが大事です

こんな感じで ちゃんと上と下をつないでやる必要があります

この作業を怠ると この部分が溶接不良となり漏れる原因となりますし いろいろな不良の原因になってしまいます

この作業を繰り返して

全周溶接の終了です

決して きれいな溶接とは言いませんが 前の溶接よりは丈夫だと言えるでしょう

 

職人さんに兄貴が言っていましたが 一応 うちの会社指定という仕事も多々ありますが

それでも 漏らすことが多くなっているみたいです それだったら違う会社でも同じじゃないか ?

と言っていました

 

職人の 意識が低いのが原因でしょうね

 

もっと 向上心のある職人がいないのでしょうか?

 

おかげで 腰が痛いですね

 

 


2 コメント

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綺麗です。 (館長)
2013-09-11 00:23:38
使用前、使用後と言う感じですね。
違いわ一目瞭然です。
手を抜いてはいけない所が有る、と言う事を知らないのでしょうね~!
また、ギャランさんの仕事を見て、感動し、納得しました。
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ビフォ~ アフタ~ (ギャラン)
2013-09-11 21:54:37
館長さん コメントありがとうございます

まさに そういう感じになりますね
リフォーム前 リフォーム後 という感じになりますか?

どこの業者でもそうですが 作業を簡略しすぎてるために 大事なことが抜けているような感じですよね

見栄えだけがいいとか 漏れなければいいとか
丈夫さとか そういうことは考えないことがおおいですよね

僕は 古い親方から教えられたので溶接が真ん中で割れるのは恥ずかしいという風に考えているので(溶接のふちで割れるのは 仕方がないのですね どうしても熱影響で割れやすくなるので)
きちんとした作業じゃないと仕事がやりづらいので そういう風な癖がついています

最近は 溶接ばかりさせられています
どっちが 職人かわからないですよね

情けない人間ばかりですね
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