安全衛生管理者の心構え：自覚して行動

安全衛生管理者が行うべき業務は法令で規定されており、
また、事業者から、責任と権限を委譲されていることを、
自覚して行動する。

■現場における不安全行動や不安全状態を絶対に見逃さないという
雰囲気づくりに努める。
■統括安全衛生責任者のみならず他社の安全衛生責任者との間で
協調関係を築く。そのためには
□自社の作業に対し、他社の安全衛生責任者や作業者から信頼を得る。
□自社のみの利益優先に固守せず、現場全体の安全作業を考えて
行動する。等のことがあげられる。
□安全工程打合せ会に参加し、積極的に発言する。
□新規入場者、高年齢者などに対し、特に理解を示す職場づくり
に心がける。
□混在作業は作業員の協力を得て、作業場所の分散化と時間差化を
図り減少させる。
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安全衛生責任者の役割：建設業法・雇用改善法等に基づく届出書

安全衛生責任者の具体的な役割としては、次のようなものが
あげられる。

■事業者の代行者として、統括安全衛生責任者に報告・届出を行うこと
□建設業法・雇用改善法等に基づく届出書（施工体制台帳・
再下請負通知書・労務安全に関する届出書）
□現場で行われた特別教育実施結果
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安全衛生責任者の役割：作業間の連絡および調整

安全衛生責任者の具体的な役割としては、次のようなものが
あげられる。

■仕事の一部を他に再下請負させている場合における、後次の
請負事業者の安全衛生責任者との作業間の連絡および調整
請負関係が重層的になっている場合には、作業間の連絡
および調整は、統括安全衛生責任者と安全衛生責任者との間で
行うだけでなく、それぞれの請負系列において先次の請負事業者
と後次の請負事業者との間でも十分に連絡・調整を行う。
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安全衛生責任者の役割：危険有無の確認

安全衛生責任者の具体的な役割としては、次のようなものが
あげられる。

■混在作業における労働災害についての危険の有無の確認
　安全衛生責任者は、混在作業において労働者に危険があること
を確認した場合には、統括安全責任者に連絡すること等によって、
適切に対応することが必要である。
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安全衛生責任者の役割：請負業者の実施についての管理

安全衛生責任者の具体的な役割としては、次のようなものが
あげられる。

■統括安全衛生責任者から連絡を受けた事項についての請負事業者
の実施についての管理「実施についての管理」には、それぞれの事項の
担当者が確実に実施するよう管理することのほか、安全衛生責任者が
自ら実施することが含まれる。
□混雑作業の管理
　上下作業場所の分散化と時間差化を遵守させる。
　材料の上げ下ろし口に対する作業の割り当て時間を遵守させる。
□危険防止措置を実施する。
　墜落災害防止対策の設備（手すり、ネット、囲い等）
　の措置を遵守させる。
　飛来落下物に対する措置を遵守させる。
　災害防止設備を一時取り外した場合は代替え措置を遵守させる。

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