fillの基本的な意味は、空間を個体や流体で「いっぱいにする」「満たす」ことです。 この空間には、単に入れ物、建物の他に、人間や人間の諸器官もはいります。 また様々な場所や空間も、「満たされる」対象になりますが、それには「地位、職場を占め る、埋める、ふさぐ」にも適用されます。 【反意語】 empty 【派生語】 filler 名詞 「詰め物 Children filled the room. 部屋は子供たちでいっぱいになった * 英語の発想では、「子供たちが部屋をいっぱいにした」ということ
The hall was filled with about 900 students. その会場にはおよそ900人の生徒が集まった
[PART 1] fill in KEY WORD 「範囲内」 【POINT】 「(空所)を埋める、ふさぐ」 「手紙、証書などの記入すべきところに、必要事項を書き込む」 fill in for〜「~の代理をする」 *「記入する」という意味では、fill in [out, up] a formなどの表現ができます。 Fill in your name and address. あなたの名前と住所を記入しなさい
[PART 3] fill up KEY WORD 「上方・成しとげ」 POINT】 「いっぱいに満たす、いっぱいになる」 「~に記入する」 Fill up this form, please. この用紙に記入してください *「記入する」という意味では、fill in [out, up] a formなどの表現ができます。 Fill up the gas tank, please! タンクを満タンにしてください!
【一般動詞フレーズ5段活用】fill the room 「子供たちでいっぱいになる」 ================================
(1)[基本4時制の展開](現在形) 現在の事実 (1) Children fill the room. 部屋は、(ふだん)子供たちでいっぱいになる (2)[基本4時制の展開](過去形) ※過去の事実
(1) Children filled the room.
部屋は、(その時)子供たちでいっぱいになった
(3)[基本4時制の展開](未来形) ※未来の事実
(1) Children will fill the room.
部屋は、(これから)子供たちでいっぱいになるだろう (2) Children can fill the room.
さっそく、今回の補語が名詞のものについて述べる。 もうすでにSTEP1で「トランプ大統領」の就任演説の一節を参考に述べた。 We will make America great. アメリカを偉大にする この表現は、America is great.(アメリカを偉大だ)というVC感覚が基礎となり,それを一般動詞makeを使ってVOC感覚にする英語の発想だ。 それを名詞を使って表現する。しかしSTEP1でも指摘したが,ネイティブの日常会話の表現の多くは,この「体言止め」、つまり名詞で終る表現だ。 We will make America a great country. アメリカを偉大な国にする Little Rocket Man made Morth Korea dangerous. 北朝鮮を危険にした Little Rocket Man made Morth Korea a dangerous country. 北朝鮮を危険な国にした
ここでもまた、Up!, Up!, Me up!, Pick me up!持ち出さざるを得ない。ここでは名詞を使って、以下のようになる。 A happy girl! Me a happy girl! (I am a happy girl.) Make me a happy girl! 私を幸せな女の子に現実化させてよ 私を幸せ(な女の子にしてよ
ただし、このようなパターンとなる動詞は限られていて、make, find, call などがそうだ。 VOC感覚の動詞フレーズにはだいたい慣れたと思う。要するに、目的語(O)と補語(C)の間に be 動詞が省略されているということだ。 また、VOC感覚には、VC感覚が元になっていることを確認してほしい。 ここでは理解しやすいようにmeやyouなど格変化のないthe girlを主語にした。 (1) The girl is up.女の子は上にいる Pick the girl up. 女の子を抱っこしなさい (2) The girl is on your shoulder. 女の子は肩に乗っている Hold the girl on your shoulder. (3) The girl is happy. Make the girl happy. 少女を幸せにしなさい (4) The girl is Hanako. Call the girl Hanako. 少女を花子と呼びなさい
これらの動詞は、基本的には「〜な状態にさせる/する」ということになるが、これについては次のCoffee room 8で述べる。 Coffee Room 8. make と let, get と have 中嶋: VOC感覚の動詞フレーズを作るget, have, put, make, let, leave, keep のそれぞれの意味だけど、どう説明したらいいだろうか? ※ちなみに、上のleaveを除く動詞は,すべてC.K,OgdenのBasic Emglishの「基本16の動詞」に含まれている。彼が「よく働く動詞」と指摘するのはこのことを示している .Kenny: ぼくは日本語が十分じゃないので、詳しく説明できないが、一番わかりやすいものを対比させて説明したらどうかな。 中嶋: そうだね。一番わかりやすいのは make と let かな。make は「無理矢理現実化させる」、一方 let は「したいからそれを許す」ということになるね。犬はいつも free になりたいから、Let the dog free.となり、 Make me happy.は、努力なしに幸せになるわけないので make を使う。あるいは Don't make me sad. など、悲しくなりたくもないのに「悲しくさせられる」から make を使う。make には元々、「ものごとを現実化させる」という意味がある。 また、leave と keep は日本語の意味はよく似ていて、「そのままにしておく、持続させる」ということだ。ただ Leave には「人や物事の状態をそのまま残す」、一方 keep には「元々そうでないものをコントロールして保つ」といった意味がある。 Kenny: get, have, putはちょっと説明はむずかしいね。 中嶋: そう、この中で最もわかりやすいのは have かな。これは要するに「無理矢理」とか「許す」といった意味を含まず「付帯的な状態にさせる」ということだ。だから意味は中立的だ。一方get や put はより意味が強いと言える。put は積極的に「人や物事をある状態にあらしめる」、get は「人や物事をある状態に到達させる」ということだ。getはhaveに比べて動的な意味を含んでいる。 Kenny: とてもわかりやすい説明だ! (cynically) 中嶋: でも、ページ数が限られているから仕方がないよ。 Kenny: 英語の先生がいつも使う「逃げ口上」だね。 中嶋: そんな言葉いつ覚えたんだ。
(be動詞のフレーズのパターン) [A グループ] (1) be動詞 + 方位副詞* `方位副詞については79ページ参照 I am up. 起きている (2) be動詞 +前置詞 + 名詞 I am in trouble. 困っている (3) be動詞 + 形容詞 I am all right. 大丈夫だ (4) be動詞 + 名詞 I am her child. 彼女の子どもだ [B グループ] 補語が動詞フレーズのもの (5) be動詞 + to + 原形動詞フレーズ(be to〜の構文) I am to drink milk. 牛乳を飲む予定だ (6) be動詞 +ing形動詞フレーズ (進行形) I am drinking milk. 牛乳を飲んでいる (7) be動詞 + ed形動詞フレーズ (受身形) The milk is drunk by me. 牛乳は飲まれる ただし、[B グループ]については、動詞フレーズの変化形なので、次のPART 3で説明する。
【イメトレ No.30】 (名詞.を使って) 一般動詞との結びつき VOC感覚の動詞フレーズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) I will make you a happy girl. 私はあなたを幸せ(な女の子)にします (2) 父は私を医者にしたがっています (3) 私はあなたにうちの系列のホテルの支配人になってもらいたい (4) 私はそれは5ドルだと思います (5) 私たちは彼が正直な少年だとわかりました (6) 私は彼女が私の妻だとわかりました (7) 私は彼が親切な少年だとわかりました (8) 私はあなたをケイちゃんと呼んでいいの? (9) 彼女は私のことを嘘つきだと言ったよ (10) 私たちは息子を太郎と名づけました ※ VC感覚から VOC 感覚へ You are happy. → I will make you happy. You are a happy girl. → I will make you a happy girl.