一方で「無謀」は行動を起こしてまで無理難題をやり遂げようとしているため、行動後においては「無理」だったり「無策」という具合に全くの蛮行で終わることがあります。
つまり、「無謀」は自分の能力に見合うことをやろうとせず蛮行であるが故何の作戦も何の考えも持つことなく力業で問題を解決しようとしているのです。
次に、指摘と非難の違いを確認していきたいと思います。
指摘とは、間違いや過失や問題となる箇所などについて具体的に取り上げて指し示すことです。
例えば、
「その内容は実際はこういう現状なので間違っているのではないでしょうか」
などのやりとりが指摘になります。
非常に理に適った建設的なやりとりですが、指摘する側があまりにも高圧的な場合は相手に不快感を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
但し、どちらにしても指摘は指摘であり、パワハラや誹謗中傷や非難とは違うのです。
非難とは、相手の欠点や間違いや問題となる箇所を責め咎めることです。
責めるのですから、一種の責任追及であり改善を求めることになります。
例えば、
「その考え方は一方的に偏ったものであり、あなたの人格を疑わざるを得ません」
「こんな間違いをするなんて今までどういう教育を受けてきたのですか?」
などのやりとりが非難になります。
非難は非常に攻撃的な内容になりますから、ネガティブな印象を受けたりパワハラだと感じてしまっても致し方がない部分もあります。
まずは、指導と注意の違いを確認していきます。
指導とは、相手の間違っている所やダメなところを指摘した上で正しい方向へ教え導くことです。
職場であれば、上司が部下へ指導することもあるでしょう。
例えば、
「ここは間違っているから、こういう具合に直してね」
「そのやり方よりも、こっちのやり方をすると上手くいくよ」
などというやりとりが指導になります。
注意とは、相手の間違っている所やダメな所を指摘することです。
指導との違いは、「指摘するだけで正しい方向への導きはない」ことです。
例えば、
「ここは間違っているよ」
「それはダメだよ」
などというやりとりが注意になります。
指導よりも不親切な印象ですが、それは決して「怒っている」「非難している」というわけではないのです。
但し、言い方によっては「パワハラ」になってしまう場合があるので配慮が必要でしょう。