KYMCO Downtown Watch in Japan

台湾KYMCO社製・原付二種単車「ダウンタウン(ニキータ)125i」に関する所感を記します

大観山にdowntownで登ってきました

2010-07-13 | 日記
幅広い走行シーンを試そうと思い、湾岸下道から海底トンネルを通って、国道1号、箱根旧街道を使って大観山に登ってきました。

燃費は300キロで8.3Lで、前回と変わらず36.0km/Lでした。
メーターは半分も減ってない表示でしたが、実際は2/3消費してた感じです。

箱根旧道の登りはRF400でも結構厳しい感じでしたが、やはりVベルトだと、
急な登り左カーブとかはアクセルがっぱあきでも、バンクを回復できず、
結果としてあまりバンクさせずに回転を保ったコーナリングになりますね。

この点では、直結っぽいSYM RV125の方がこなしやすい感じです。
Downtownの場合、アクセルを開けても、回転があがるが速度は上がらず、
ベルトがどんどん低い方に動くだけという感じです。
40km/hをキープして回れる中カーブでは、気持よくこなせるんですが、
つづれおりが続くような場所では、直立気味でこなすしかありません。

小雨で少し路面が濡れている場所もあったのですが、意外と恐怖心なく
下っていけました。乗りごこちは固いのですが、ボディの剛性感のおかげで、
継ぎ目・穴ぼこだらけの旧道でも、上り降りに不都合はありません。

あと、乗り方も分かってきました。
Downtownのフットボードは、つま先位置で「く」の字になってて、上においても、下においても座りが悪いのですが、足の一番広い場所をこの角におけば、かなり自由度の高い体重移動が出来るようになります。
同時に、腰位置も、定常位置でなく、後ろの腰を抑える突起の上に軽く腰掛けるくらいにして、手・足・腰に重量分散すると、ちょうどオフロードバイクのスタンディングのように、体を浮かせることができます。

ダンパーは仕事してるので、手を足の間で、車体を自由に上下させて、自分の体の同様は最小限にすれば、多少、前や後タイヤが流れても、重さでちゃんと軌跡をトレースするように戻ります。
ホイールサイズの大きさも勿論プラスに働きますね。

小雨で困ったのは、鍵が上面を向いていることで、すぐに雨水がたまる感じです。停車時にはシャッターをしないと鍵穴に水が入り放題で、電装系とか油切れとかが起きそうで怖いです。 プリンの空きカップでもつけておこうかな。

あと、夜になると結構、突風が吹いていたのですが、やはり横風を受ける面積は大きく、注意が必要と思います。重量も大きいものの、重心も高いので、風の影響はRV125よりも厳しい感じです。

一番心配していた直進急坂の登板能力だが、通常の公道では登れなくなるということは発生しなかった。やはり少しひねるとすぐに7000rpmのピークトルク回転に達成するので、ちゃんと遠心クラッチも噛み込んで、そこそこの速度でちゃんと登っていく。

大観山には殆どピンクナンバーがいなかったので、少し奇異な目立ち方しかたも。登りはそこそこの速度で登れるので、他の中型単車についていけるのだけれど、下りはどうしてもバンクができないので、ワンボックスカーが下るタイミングを見てその後ろをついていくというコバンザメ方式でした。

それにしても、今の大観山て、殆どキラキラキレイな大型車ばっかりですねえ。250とか400とか全然いませんでした。

余談ですが、箱根の関所あたりで休憩してると、10台以上のスーパーカーが連なって移動してました。あの道幅だとミラーtoミラー2m超のクルマは大変ですね。

帰りに、横浜のホンダ店で、Downtownと人気のPCXと並べてみたら、もう全然違う種類のバイクだということがひと目でわかりました。PCXはマジェ125よりも小さいので、小回りが効きそうな印象です。PCXは標準のバイザー高では胸より上に風があたるようです。

質感はどっこいどっこいで、双方とも非日本製ですが、言われなければ分からないと思います。ボディのチリとかもちゃんとしてますし、目立つところに+ネジが見えるという風でもありません。

あと、とにかく、山ほど白バイが走ってて、目の前で2件ほど捕まった様子を目撃できたのですが、Downtownのノーマルミラーはなかなか視界がよく、後続する白バイ・パトカーは早めに発見できました。
ミラーは、「KYMCO」という刻印は目障りですが、形状や高さ位置は実用的だと思います。

雨具を着るために路側に駐車したのですが、やはりハザードは必要ですね。
パッシングは全く不要なので(上向きで代替できる)、代わりにハザードリレーをつけて欲しいと思います。

夜には国道16号線を走ったのですが、フロントヘッドライトの光量はまあまあといったところでした。明るさはあまり感じ無いのですが、ツインライトのおかげである程度は左右に広い感じです。ただ、遠方方面のカットアウトが筒全過ぎて少しリークが欲しいところ。

旅先でのトラブルを恐れないなら、やはりHID化も必要かなあ、と少し考えたところです。雨で路面が真っ暗という最悪の状況だったこともありますが。

下回りもじっくりと観察しましたが、サビちゃいそうな部品が並んでいて、定期的に塗装の塗り直しが必要かな、とも思いました。まあ、これはRV125も一緒なんですが。
 曲率半径が小さい・尖った角をもつ部品が多くて、既にサビが見える場所もありました。その点では台湾車というより、雨に弱いイタリア車の性質を持ってるように思います。雨除けの意味からも(意味ないかもしれないが)、キーホールのシャッターは常時閉めておきたいところです。

ベストセラー2台目マジェとだいたい大きさが同じくらいですが、腰が高いイメージなので、乗りにくい印象を持つかも知れません。すり抜けも慣れてきましたが、それでも両足つま先だけしかつかないのは、静止状態から漕いで全身する際に大いにマイナスです。(足が長い人は問題なし)

渋滞時を除けば疲れないバイクだと思います。

初めての燃費計上

2010-07-11 | 日記
最初は予備燃料で20km、そこでギリギリまでの満タンにして150kmぐらい走行しただけなので、まだ燃費計算していませんでした。
そこで、本日、3時間ぐらいかけて100km走ったので、初燃費計上です。

263km ÷ 7.3L = 36.0km/L になりました。

燃料計表示が全然減らなくて、
最初の160kmで、1目盛り減って、
220kmで、2目盛り減った感じです。
なので、2目盛りで半分(6L)というあたりでしょうか。

コースは、半分は60km/h巡航、半分は品川から横浜往復の大渋滞でした。
まあ、通常使うコースとしては平均的かと。
それでも、 35km/L以上出るのは正直びっくりです。

タコメーターは常に6000-7000rpmの間に張り付いている感じで、
スロットル1/5でも6000rpmだし、
スロットル4/5でも7000rpmより上の回転はかなり鈍い感じです。
(ならしなので、めったに 7000rpm以上回しませんが)

給油は、足元のフューエル口で行うのですが、とにかく溢れさせてしまいます。
どんどこ入っていくので、給油時間が短くて嬉しいのですが、RV125より
レベルを見るのが難しい感じです。

あと、燃費トリップをA,月走行をBにしようと思うのですが、トリップ計のリセットがかなりめんどいです。
トリップの切り替えが、Cボタンの長押しで、これが既にメンドイのですが、さらにリセットがA+C同時長押しで、タイミングが同時でないと、トリップ計の切り替えになってしまいます。 ダミーのBボタンを活かして欲しかったところです。あとは、少なくともCボタンを短押しでメーター切り替えにするとか。

EFIが付いてるなら、瞬間燃費計なんてのもあっても良かったかもしれません。

走行500km超えたら、もう1000rpm上乗せして8000rpmを使ってみようと思います。
また、交差点での待ちで休むために、サイドスタンドキルスイッチを
殺したいと思います。

走ってみた感想(3週間目)

2010-07-11 | 日記
今日でちょうど3週間目になります。
道路が空いているうちに、もう少し慣らしを進めたいと思います。

昨日はいろんなシチュエーションの道を走りました。

まず、平地の3車線を、70km/hぐらいでどこまでも走っていく、という用途には最高です。シートが少し固めなところを除けば、バイザーの高さも高く、体への圧力が少ないため疲れが少ないです。

ただ、葛西臨海公園から有明に向けての長い上り坂では、馬力不足を如実に感じました。当たり前ですが、250ccだと平然と登っていきます。
 まだ慣らしが終わってないので最終的に断じることはできませんが、70km/hぐらいの上り坂ではSYM RV125(キャブ)の方がやや力強いと感じました。
 前方投影面積の差が効いているのかも知れません。

クローバー型のインターチェンジを走った感じでは、シート高の高さもあって、非常に安心してコーナリングできます。足と腰で突っ張れば、状態をふらつかせずに270度カーブをこなせます。
 気になる点としては、RV125ではエンブレが効くのでブレーキ無しでアクセルだけで減速・再加速できるところが、Downtownは殆どエンブレが無いので、全てブレーキ操作を使わざるを得ないところです。雨の日の継ぎ目の鉄板などがあると結構涙目になりそうです。

 エンブレが非常に弱いということは、直進クルージングでは好印象で、まるで鉄道のように、「力行」と「惰性運転」の繰り返しのようにドライブできます。おそらくはこの間は燃料噴射量は極小かゼロなので、こういうところでかなり燃費を稼げてるのではないでしょうか。

 ある程度以上のスピードではすり抜けは、意外にやりやすいですが、低速ではシート高の高さと、上背の質量の大きさ、それにテール部幅が太いこともあって、かなり気を使いました。
 ハンドルは特に重いわけでもなく、かなり切っても切りこんでいくような変なクセもないのですが、左右への素早い切り返しをするにはやはり重い感じです。逆に言えば、ちゃんとフロント荷重が掛かっているということで、低μ路でも比較的安心ということだと思います。同じくフロント荷重が重いRV125ですが、これは切り返しが非常に軽く、おそらくこの差はフロントオーバーハングの質量差に由来するのだと思います。(Downtownは鼻先が長くて、重いライトユニットをぶら下げているので)
 ハンドル位置が高くて、比較的手元に引かれてるのも、街乗りでの利点かと思います。

 リアサススプリングは最弱にしましたが、それでもまだ初期状態なのでバタバタしてる印象です。何にしてもRV125より遥かに良い動きです。コーナリング中の凹凸でもちゃんと路面についてるので安心です。ストロークは前後とも10cmぐらいですが、底づきしないながらも十分にストロークを活かして上下している印象です。

 あと、個体差が生じやすいところでしょうが、最初の出足の10mはあまり快適でありません。遠心クラッチのショックがあるわけでないですが、半クラと回転増のバランスが鈍い感じで、スピードの割には鈍重な「印象」があります。発信して、5秒くらいで40km/h超えるのでそんなに遅くはないのですが、ボディが大きいせいで250ccを基準にしてしまうからですかね。

マロッシ/レオビンチのキットが出てるようなので、出足命の方はそっち系の改造もありかもしれませんね。まあ、モデルのコンセプトとしては出足がどうとかいうことではないと思いますが。
 しかし、300iだとどうなんだろうなあ、と考えたりします。
 どこかで試乗会があるといいですねえ。

ダウンタウンの荷物の積載について

2010-07-03 | 日記
昨夜は、ダウンタウンの荷物の積載方式について、3時間ほど、いろんなバッグやホルダー等で試行錯誤してみました。

結論としては、さすが台湾産のツアラーだけに、載せれるだけ荷物が載る、という設計でした。

シートの表皮は柔らかくないですが、ディンプルかシルク印刷のような凹凸のあるタイプなので、滑り止めになっている感じです。

■リアシートについて
 縦横60cm四方くらいのフットプリントの大型バッグは、ちょうどよく載せれます。
 これよりも小さなサイズは左右に揺れた場合、ずれたり傾いたりするのを防止する工夫が必要となるでしょう。
 リアキャリアというかパセンジャー用の手すりになっているウイング状の金具は非常に丈夫で、かなりの力に耐えられる設計のようです。これは4つのボルトで固定されているので、各ボルトの根元に「∞」状のベルトでフックをつくってあげると荷物の固定が楽になるように思います。

 私の場合、海外旅行の親子バッグの、親側のバッグ(70x40x30)のショルダーベルトや荷室のコンプレッションベルトがちょうどよくウイング状の金具にフィットする感じでした。

 背負ったときに底になる方を前方にして、リュックの両側のショルダーベルトを、ウイング状の金具の自由端のところにかけて、ショルダーとバッグとを引き寄せるコンプレッションベルトでウイング後側をループし、さらにバッグ自体のコンプレッションベルトをウイングをくぐらせて固定する、という6箇所止めが可能となりました。
 50リッター級の登山用ザックをお持ちなら、ウエストベルトを取れば同様の積載法が可能となると思います。

これで平たい土台ができましたので、通常の乗車時は、自分の背負っているザックをこのバッグの上に載せることにより、肩の負担を少なくすることができます。

■足の間に置くバッグ
 アプリリアのアトランティックではオプションで出ていて(GIVI)、初期にはプレゼント用品でもあった、センタートンネルの上に置くバッグもおアンじような形状のバッグがありましたので載せてみたらぴったりでした。
 センタートンネルといっても、幅はありますが、国産250と違い、高さが低いので、ヘルメットをバッグに入れて置く程度のことはできます。固定はコンビニフックがちょうどいい場所についてるのでそれを利用します。
 また、このバッグの上に、タンクバッグを置くと、ちょうどいいナビ置き場になりました。
 タンクバッグは、RFの時に使っていた2輪館のリファールという東名ドーム付きのものなので、台座さえ工夫すれば、苦も無く四輪用のDVDナビを置くことができると思います。左ポケットにシガーソケットがあるので、配線も最短距離で行えます。

 幅が幅なので、振り分けバッグは全く考えられません。サイドバッグをつけると、側車なみの車幅になると思われます。

 折りたたみ椅子などを台座に活用すれば、幅70cmぐらいの荷物は安定して積むことができます。馬の鞍のように、真ん中が凹んでいて、柔らかく滑り止めになる素材が貼られていれば、固定のバンドの張力も少なくて済むと思われます。
 おおまか、リアだけで安定して100リットルは積めそうなので安心しました。さすがはツアラー仕立てです。

 昨日の段階では、足の間に25L(メット入り)+10L、リアシートに80L(メット入り)が積めました。
 よって、農作業用の長ぐつ、ツナギ、草刈ガマ、麦わら帽子、着替の上下、おふろセットに加え、豪雨用のツーリングジャケットを入れてもまだ十分にスペースが残っています。

 以上、荷物の積載に不安がないということが確認できて安心しました。

ダウンタウンの配線図

2010-07-03 | 日記
ダウンタウンの配線図を見つけたので、昨日あたりから辿って見ています。
昔のスクーターから比べると一段と配線数が多いですが、増えた分は、EFI/ECUのセンサー類が大半ですので、基本部分はシンプルなままだと思いました。

四輪の流行を踏まえてか、ライト関係は、まとめて1つのユニットになっているので、ハーネスをざくっと挿せば接続okという感じですね。
ヘッドライトは、ハイ・ローともリレー接続なので、損失も少ないですし、電子制御化しやすいと思います。

トランク内照明は、常時onのハーネスにつながっているので、半ドア状態で放置するとバッテリー上がりを引き起こすと思われます。
照明は白く明るいLEDのようなので、けっこうな時間、持つと思いますが。

日本の法規では常時点灯なので、ポジションランプは不要ですので、前照灯のポジション球(図面では左右とも5Wずつ)をキルすると消費電力は少し節約できますが、飾りも消えて少し寂しくなるのでまあ放置でしょうね。
尾灯も標識灯も5Wとあるので、これらを全部LED化すれば15Wぐらい節約できそうです。

ラゲージボックス灯は、1.7Wという表示です。麦球だと暗くてしょうがないでうすが、白色LEDだと目のくらむようなワット数ですね。

あと、フェイルセーフのエンジンストップを実現するための、サイドスタンドスイッチ(センサー)ですが、3端子になっているので、使われていないDOWNを用いて何かできるかもしれません。(このセンサーを殺すのは、結ばれている2線をショートさせるだけなのでカンタンですが、自分でも忘れそうなので触らずに残しておきます。例外的にセンサーオフに出来るSWでも付ければいいかもしれません)

なお、メーターASSYの主電源は、ヘッドライトリレーのホット側と共用しているので、ヘッドライト側が渦電流でヒューズが切れるとメーターも死ぬ設計です。
電磁式リレーでなく、FETなどで電子的リレーを組んだ場合、V+側から高周波が回りこんで、メーターが誤作動したり、動かなかったりする可能性がありますので、HIDなど高周波がヘッドライト側電源に回りこむ改造の際には、バッテリーからのラインを独立させたり、フェライトコアに巻きつけたりするのが良いかも知れません。

リアボックス設置情報@downtown

2010-07-01 | 日記
現在、販売店を通じてキムコ代理店に、また、直接にGIVIの国内代理店に、GA25AA用つまりダウンタウン125,200,300、あるいは、ニキータ300用のGIVI箱ホルダーの問い合わせをしています。

現在、HP上で確認できるリアボックスホルダーは3種類。

・KYMCOのリアパッセンジャー用背もたれのベース兼用の穴あきボード型
 (KYMCOのマーク入り)
・GIVIのモノロック(小型箱)用の穴あきボード+フィッティングキット(SR92M)
  (ベースは、ボックスについてきたものを活用) 39ユーロくらい
・GIVIの大型箱用のモノキーシリーズ用のブラケットセット(SR92)
  下半分は上記と同様だが、ベースが添付される  72ユーロくらい

 なお、イタリアでは、このベース類と一緒に箱を買うと割引になるようです。

 今のところ、国内代理店で、ダウンタウン125i用のベースキットを
入れるところはないようですが、価格コムでは既に発注した方の記事が
載っていました。(14k円くらいとのこと)

 説明図はキムコイタリアのダウンロードページから見れますが、単純に、
リアウイングのボルト穴に共締めするタイプのようです。

 つまり、
 M8×120mmのトルクスネジと、内径8.5外径20長さ40ミリのスリーブと、
後端を挟み込む金具があれば代替できそうです。
 ただし、かなりの振動に耐えられるくらいの精度も必要です。

 リアボックスホルダーは、他にはクラウザー(ドイツ)や
ベンチュラ(ニュージーランド)もありえなくはないですが、
ダウンタウンはドイツではあまり台数出てなさそうなのと、
ニュージー豪州にも行ってそうにないので、イタリアGIVIのみに
なりそうな雰囲気です。

 ボックスやリアキャリアについては引き続き捜索を続けます。