20年。

あの日の早朝、大きな音とともに揺れが襲ってきました。
私は何もできず、ただ布団をかぶって身を守るだけでした。

とりあえずいつも通り学校へ向かったけれど、
騒がしい大通りは静まり返っていて不気味だった。

教室は真っ暗で誰もいなかった。
その後、何人か来たけれど、半数以上が来ることができず休校になりました。


神戸の街の状況を知ったのはニュースを見てからでした。
ショックがとても大きかったのと、余震が何日も続き不安と恐怖の日々でした。


父の余命がわずかなことを知ったのは昨年の3月。
わかってはいたけれど…それでも心の準備なんてできるはずもなく。

災害で突然大切な人を亡くした人はどんな気持ちなのだろう……


何もない、何気ない日常ってとても幸せなことなのですよね。
忘れられない、忘れてはならない日。


改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。