ドラゴン日記

概ね農作業日記

2004-12-31 17:48:24 | Weblog
AM:車清掃
2004年は、自分にとって生産量の限界に挑戦する年としていた。
確かに、一昨年と比較すると約15%の増産となったが、振り返ってみると増産に伴った反省点もいろいろと出てきた。それを大きく3つに分けてみる。
第一は、商品の構成が単純になってしまったことである。増産を目標に考えた為、商品の大半が実生のものとなってしまい栄養系の商品は全くといっていいほど販売出来ないでしまった。
第二は、増産したことにより生産と出荷が一極集中してしまい本来行うべき通常の管理が後手後手に廻ってしまったことである。特に秋の出荷時期は、台風、長雨により商品のロスが少なくなかった。
第三としては、自分自身、日々の作業に追われてしまった為、能動的ではなく受動的な気持ちになってしまった点である。仕事のほとんどの時間をハウス内にこもり、外出は出荷時のみといった生活サイクルでは、面白いアイデアやクレージーな発想など生まれるわけが無い。
以上が今年の主な反省点だが、上に挙げたものはコインの表裏の様に良かった面でもあった。
単純な商品構成は生産のスタイルをサイクル化させ、実質的な売り上げの増加につながったし、一極集中の作業は7月と12月に長期の休養がとれた要因にもなった。またハウスにこもっての作業漬けの日々では植物や各ハウスのクセ、そして自分なりの仕事に対するストイックさを知る事が出来た。
要するに均衡のとれた仕事をすることが大事だ。ということを教えられた一年だったと思う。
2005年は、仕事はもちろんプライベートにおいても、観察と練習、情熱と謙虚さをもってバランスを重視する一年にしたい。