先物で食べてくのって大変?

先物トレーダーの日記

★9日連続の下落・・・・2004年9月以来の事です。

2008年07月01日 15時42分07秒 | 日経先物日記
 お疲れ様でした。
 日銀短観が予想より少し高めで出た事と、日経現物が8営業日続落との事で、日経先物は前場寄り後に+130円高の13600円を付けましたが、この2日間の壁であるこの辺りの水準が抜け切れず、後場寄り前から為替が円高に傾き105円台に突入すると、後場寄りにはマイナス圏に沈み、結局▼10円の13460円で大引けです。

 いや~弱いですね。現物は2004年以来の9連敗、明日下げると10連敗・・・・1965年2月以来の連敗記録となるようです。
 ちなみに私は生まれていません(笑)

 今日までの9営業日続落で、日経現物は989.62円、6.8%の下落となってしまいました。日経先物は980円のマイナスです。

 どうも市場に、しらけムードが漂っている感じがして、とても買い上がる雰囲気がありませんね。出来高も伸びないですしね。

 先日の野村アセットの投信は850億円+120億円と970億円のお金を集めた模様です。その前に募集した大和の投信と市場にある程度お金が入って来そうなのですがね。出来高が少ない中、これだけのお金が入ると結構インパクトのある動きとなるのですが・・・ダメなのでしょうかね。

 どかで思いっきり下でも見に行って、出来高が急増してからでないと反転出来そうも無いですね。
 昨日、今日と中途半端にプラスで寄り付いて、下落で終わるという期待を持たせて、お預け~見たいな相場が一番たちが悪いですね。反転の切っ掛けにもなりませんし。

 ともかくどこかでNY共々切っ掛け待ちと言った相場がしばらく続きそうな感じですね。
 切っ掛けは・・・日本ではない気がしますので、やはり米国市場に期待しましょうか(笑)
 あ~情けないって感じです。木曜の米国6月雇用統計辺りまでは、ジリジリしたつまらない相場が続くかも知れませんね。

 ではではまた明日!!

 

☆NYは高安まちまちの展開・・・・シカゴの日経は13535円

2008年07月01日 08時58分26秒 | 日経先物日記
 おはようございます。昨晩のNY市場はダウ・S&P500は小幅上昇、ナスダツクは続落、シカゴの日経先物は13535円、為替は106円台前半での動き、原油はザラ場高値を更新143.67ドルまで上昇し140.00ドルで引けています。

 NY市場では金融関連に悪材料が出て上値を抑えた模様です。

 WSJが銀行株の株価について、多くが簿価を下回る株価で取引されていると報じた事と、個別金融関連に悪材料が出ました。
 フォックス・ピットのアナリスト、アンドリュー・マークアッド氏が、銀行大手、ワコビア(WB)が、減配する可能性があるとレポートで述べた。これを受けて、同社株が下落した。
 ランデンバーグ・テルマンが、メリルリンチの目標価格を、これまでの39ドルから30ドルへ下方修正した。
 スイス市場で、スイス最大銀行UBSの株価が、一時1998年以来の安値となった。アナリストが、同行の業績は更なる評価損の計上により赤字になると予想したことが背景です。

 その他サププイム関連で、JPモルガンチェーズが、サブプライムとオルトAの住宅ローン担保証券ついて、今後も更に下落するとの見方を明らかにした事と、住宅ローンの延滞が、2年2ヶ月連続で増加していることが明らかになった。

 こんな感じで悪材料続出で、ナスダックは1%弱の下落となりました。

 どうもスッキリと上昇する雰囲気が見えませんね。昨日の日本市場も日経平均は去年11月以来の8日続落・・・今日で9日続落となるのか、そうなると2004年9月以来となります。
 
 今日は日銀短観の発表があります。前回調査からの下落が予想されていますが、これまでの下落・・・8日も続いていますので、ある程度織り込み済みだと思われますので、予想通りであれば、あまり相場に影響はないのではないでしょうかね。

 今日の朝刊にアデランスの社長辞任のニュースが出ていました。株主スチィールパートナーズによる要望に答えたものとの事。同社からの役員派遣もアデランスは承諾したようです。
 とうとう物言う株主が社長交代と言う最大の人事に影響を及ぼしましたね。海外では当たり前の事のようですが、日本では新たな時代の第一歩ではないでしょうかね。
 日本企業も個人商店のおやじ社長経営体制から、本当の意味での株式会社に移行が進むのではないでしょうか・・・まだまだ株式を公開し、資金を集めていると言う意味が分かっていない経営陣にとっては、今回の社長辞任はショックでしょうが、株主とは何ぞやと考えれば、この流れは歓迎できますし・・・まぁ株主が口を出すのは当たり前と言えば当たり前の事でありますので、あまり自分達の利益確保の為の防衛策などと考えずに、株主の話を良い意味で汲み取り儲かる会社経営に全力で取り組んで欲しい所です。
 それが嫌なのであれば、株式公開をする意味が有りませんので、非公開としてはどうでしょうかね。
 
 海外の投資家にとっても今回のアデラス・スチィールの一件は、日本市場に資金を入れる切っ掛けとなってくれれば良いのですがね。
 Jパワーの外資排除、スチィールのブルドックとのゴタゴタと、去年7月の急落でサブプライムの問題もありましたが、外資に対しての扱いで嫌気のさした外資が、資金を日本から引き上げたのも、株価急落に寄与していた思われますので、今回の件で少しではありますが、開けた市場の第一歩として受け止めて頂けると良いのですがね。

 ではでは今日も頑張って行きましょう!!