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NEWアルバム…"百年奏〜グランパのオールドマーチン"のお話☆

2023-05-25 22:55:51 | NEWアルバム"百年奏〜グランパのオールドマーチン"☆
…もろもろイベントの合間を縫って、新作のレコーディング作業続行中☝️✨

いちお、タイトルは…
"百年奏〜グランパのオールドマーチン〜"
でゆこうかと、ね。
今作はね、今までの作品と違って…ほぼウクレレソロ、あるいはインスト曲でまとめます☆
え…デイジーがウクレレソロ⁈
まぁまぁまぁ(笑)。
全然指は速く動かないしさ💦
今時のテクニシャンのような弾き方は、さっぱりできないけれどもね。
ローテクなりにね、音楽として味のある作品にしようと思ってますから!

今回は…100年ものの楽器ばかりを使うのです!
そう!これが今回の「テーマ」なのです。。。

メインは…
1923年から1927年の間に製作されたことまでは判明している、Martin社製ソプラノウクレレstyle-5K。
そう、あの、5K…ほんまもんのヴィンテージです☆
かなりいじられた形跡、割れも何箇所も残っていて、リペアも施してはおりますが…
正真正銘の、100年前のstyle-5K、なのです。

昔の楽器だけに、
現代のハイテクウクレレと違って、
糸巻きやらピッチやらに多少の難があるかと思いきや…!
Martinってのは本当に素晴らしくて、すごくて😳✨
現代ウクレレとなんら遜色ないピッチと弾き心地、音色を、当時もうすでに確立していたのですよ。。
ほんと信じられない。。。
同年代のカマカとかと比較したら…その点においては雲泥の差💦
そもそもね、
こんな風に古い楽器の音色を残そうと思ったきっかけは、そこなのよね。

こーんな素晴らしい楽器…
高額取引対象のコレクターズアイテムだけにしとくなんて…勿体なすぎる!
それこそ、
ウクレレの頂点〜ビンテージMartin5Kの音色そのものを、記録しておかなくては!と、
そんなふうに思ったことに起因するのです。

まー
デイジーが作るのだからね(苦笑)、他の人がやってるようなことじゃ面白くなくてさ。
だって、普通にソプラノウクレレのソロアルバムを作るくらいのことなら、誰でもやってるじゃん?

心も
経済的苦境も😂
モチベーションも
アーティスト的創作欲求も
全て満たされるという…大チャレンジ😂💦
なわけだよ。。

地味だけどね💦

はい。

古いリードオルガンとのコラボをベースに舞台公演"百年奏"をぶち上げたのは昨年の話ですが…
そこからまた一歩踏み込んで、ね。



ほんとはさ。
昨年のあの公演…今年くらいにやりたかったんだよね。
でも、
お世話になっていたライブハウス〜渋谷の七面鳥さんが、急遽閉店することになっちゃってさ。
七面鳥を送る公演として、一年計画を早めたのよね。。
当初の計画では、
公演に合わせて、アルバムもちゃんとレコーディングしてさ、
どーんとレコ発と合わせて公演を打つつもりだったんだよ。

でも
公演だけ早めちゃったもんだから、
ソプラノウクレレのために作った新曲が、当時まだ二曲しかなくてね😂💦
アルバム作るまでに至らず…。

今回収めることになった曲の半分は、
昨年夏の公演のための準備以降に綴ったものなのよ。
ヴィンテージソプラノを
地味に部屋で掻き鳴らしながらね!

さぁ。
この楽器たちの音色を…
いずれどんどん現存数も少なくなってゆくこの楽器たちの音色を…
ちゃんと記録しておかないと!
こうして、なんのご縁か…ぼくの元にやってきた楽器たちなんだから😊✨



…Martin style-5K(1923年から1927年の間に製作された433本のうちの一本)

再生産される前の個体としては…
1922年から1938年に生産中止になるまでの間に、726本のみ。
現存していて演奏可能な状態のものとしては世界でも200本くらいしか残っていないと言われる、幻の名器なんです。。


まぁしかし。
ぼく自身も、
そういった想いに至るには…
やっぱりね、
それなりに長いことウクレレに深く関わって、
理解と愛をもって接することができるようになってきたからこそ、
きっとこんなことを考えるようになったと思うのですよ。
うんうん。
ほんと「ある意味では…」ですが、
デイジー、この音源を残すために、ウクレレのスキルを磨いて、経験を積んできたのだと、思ってます。


しかし、あたしね💦
ヴィンテージウクレレなんて…しかもMartinのウクレレには数年前まで全く興味もってなかったんだよね😂💦
実際の演奏に使える代物だなんて、思ってなかったからさ。


そんな、ヴィンテージウクレレにはほとんど興味を持ってなかったぼくに、
最初のきっかけを与えてくれたのが…
エリさんの同級生であり、
スラッキーギタープレーヤーでもある、えがわさん。
エリさんのライブにやってきて、
「貸してやる!」
と、
半ば強制的に⁈😂彼の貴重なMartin3Kを貸してくれたことからはじまるのです。。。
「100年前のMartinだから」
印象的なこのセリフ。
そして、、、この時お借りした、style-3Kの、驚くほどの精度と音色に…
度肝を抜かれてしまったわけなのですね。。。

アルバム中、一曲はこの楽器を使って昨年の舞台公演のためにレコーディングした音源を収録します。



あともう一曲、
他の楽器の上に重ねてはおりますが、
デイジー所有のMartin-2Kの音色を。

…これも、オリジナルペグが装備されていることから、1923年から1927年の間の製造が判明してるんですよ。。。


残りは、ほぼ全て、
貴重なMartin style-5Kの音色を存分に。。。


4/29(土)に1回目のレコーディングセッション、
ここでざーっと収録予定曲をひととおり録ってみて…内容を精査☆
5/8(火)に2回目、
5/18(木)に3回目、
足りないなぁと感じたフィーリングを、
付け足すためにここでまた新しく曲を作ったり、ね🤣💦
これで、ウクレレの音源部分はあと少し。
次は、リードオルガンやら、小物やらを入れる作業に移っていきます!


リードオルガンは…
これまた貴重な、1927年製エンパイア(西川)オルガンの音色を。

こうして、
基本、百年前の音色ばかりでをパックされたアルバムになるわけです。。。



まぁ、そうはいっても、
通常のウクレレソロのアルバムと違って😂💦
自作曲がほとんどという😂💦
ヴィンテージウクレレを手にしてから、
実際にその楽器たちによって導かれたメロディでつづった新曲たちと、
お馴染み?のデイジーナンバー数曲で構成します。。
そういう意味ではとってもデイジーらしい⁈
しかし、
いままでのデイジーアルバムとは全く違った内容の作品になるよ!




今回も録音をお願いしてるのは…もうかれこれ28年くらい😳のお付き合いになる、
D-Sound、むかえだにさん。
ロックバンド時代の前身、アコースティックトリオをやっていた頃に出会い、それから、発売用の音源はほぼ全て彼にやってもらってるんです。
とちゅう、2枚はスタジオφの長谷部さんにお願いしましたが、それ以外は、
全体を宮古の吉田俊光さんにお願いすることはあっても、
部分的に関わってもらってたしね。。
コハルさんにむかえだにさんを紹介もしましたよ、
そんでコハルさん、
「旅にウクレレ」
「とけていく」
は、D-Soundでレコーディングしてるのよね☆

長らくレコーディングしたいと思いながらタイミングを逃していた、
宮沢賢治さんの"ほしめぐりのうた"のみ、
カバー曲としてレコーディングしました♪




昨年7月の、舞台公演用音源をレコーディングした際の、Martin style-3K。



"百年奏 〜グランパのオールドマーチン"
収録予定曲…

1.百年奏
2.ねじ花のワルツ
3.海辺の図書館
4.三日月シアター
5.ほしめぐりのうた*
6.星屑とマグノリア
7.アボルダージュ(舞台公演"アボルダージュ"テーマ曲)
8.亀ヶ森牧野の一本桜
9.ジュンとトシのバラード(舞台公演"レレハッピーデイ〜終わらない唄"テーマ曲)
10.流星群の夜(ウクレレソロver.)
11.レレハッピーデイ(ウクレレソロver.)
12.百年奏〜スマイル、スマイル〜
13.そらいろ(オルガンソロver.)


…なんのめぐりあわせかしらね。
一番みなさんに知っていただいているデイジーナンバー〜レレハッピーデイ、の歌詞にはさ。
じーちゃんの形見の、オールドマーチン、が登場するのよね。。。
この曲を作ってからもう、まるっと14年になるけれども、
まさかこんな形で、
正真正銘のオールドマーチン、に向き合うことになるなんてね!
人生って…ほんとにわからないもんだ😂
面白くて仕方ないよね!


音源の細部のチェックやらなんやら、
レコーディングはじめてから毎日、現状の音を聴いてるけど、
現時点でもう、とても気に入ってるんですよ😂💦

…まー自分で言ってりゃ世話ないわね。。。


でもさ、
貴重な記録になることは間違い無いよ、きっとさ!

8月上旬のリリースを目指してます☆
これはぜひ、一人でも多くの方に聴いていただきたいね。
おったのしみに!


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