演奏活動で楽しく社会貢献
東京支部 布施達郎
生演奏と歌とフラダンスのイベント「Aloha！ステージⅣ」というチャリティーコンサートに最近出演しました。会場は和光市民文化センターのサンアゼリア大ホール。
主催は、Nana Na Moe（ナナナモエ）というグループで、フラダンサー７名と演奏者やボーカル６名で構成されるユニークなグループです。Nana Na Moeとは、ハワイ語で「自分の夢を持って、夢を忘れないで」という素敵な言葉です。コンサートでは、ハワイアンソングはもちろんのこと、懐かしの歌謡曲やジャズなどジャンルを問わずに選曲し、ハワイアン以外の曲にもフラダンスの振り付けをし、華やかなパフォーマンスと豊かな演出が売りです。
このコンサートは、和光市の後援で年に１回開催されており、今回で４回目となりました。入場無料のこのイベントは、和光市社会福祉協議会と協力し、自然災害等で被災された方々を支援する募金活動も行っています。また、公益財団法人和光市文化振興公社の助成公演ということもあり、イベント当日は、和光市長をはじめ、社会福祉協議会会長や市議会議員など、多彩な顔触れが集まるイベントです。
フラダンサーは、この地域でフラダンス教室を開いている先生とそのお弟子さん達です。私はスチールギターとピアノの二刀流で参加しました。このコンサートで使用したピアノは、世界最高峰のグランドピアノの一つとされるスタインウェイです。このホールには他にオーストリア・ウィーンのベーゼンドルファーもあり、両者ともピアニストだったら誰もが憧れる最高級モデルです。私は幸運なことに、事前に試弾する機会をいただき音色と弾き心地でスタインウェイを選びました。
フラダンサー（後列）とバンドメンバー（前列）
スチールギターとグランドピアノを前に（当日リハーサル時 2022.12. 3）
当日のステージの模様をYouTubeにアップしたものがあるので、ご興味のある方は、下記のリンクにアクセスしてみて下さい。
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１．オープニングとWahine Ilikea（フラソング）
２．見上げてごらん夜の星を
見上げてごらん夜の星を アロハステージ4 2022.12.3 - YouTube
３．Puamana（フラソング）
プアマナ アロハステージ4 2022.12.3 - YouTube
４．That’s the Hawaiian in me（ジャズ風にアレンジ）
ザッツ ザ ハワイアン イン ミー アロハステージ4 2022.12.3 - YouTube
このグループのメンバーになったのは１年ほど前ですが、普段の練習は、週1,2回のペースで和光市社会福祉施設の音楽室に集まっています。皆で和気あいあいとフラダンスに合わせてレベルアップを図っています。同施設のボランティアセンターにバンドを登録し、同センターの助成金を活用して運営しています。
グループの主な活動目的は、年１回のチャリティーコンサートを通して広く社会に貢献することが第一に挙げられますが、これ以外に、近隣の老人ホームや障害者施設や公民館などでも演奏することで地域に密着した活動を行っています。
話はすこし遡りますが、ＮＴＴ勤続30年を迎えたころ、学生時代の音楽バンド仲間から声をかけられ、当時と同じメンバーでバンドを再結成しました。楽器を弾きながらコーラスをつけるというバンドで、ライブハウスや夏祭りなどで活動しています。この頃から、ピアノやスチールギターを再び弾くようになりました。
学生時代の仲間とともに（赤坂ライブハウスBフラット）
再結成したバンドの演奏模様をYouTubeにアップしたものがあるので、ご興味のある方は、下記のリンクにアクセスしてみて下さい。
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明治大学楽友会…ワイキキドリーマーズ…2018.03.17…赤坂Ｂ♭ - YouTube
完全に会社をリタイアした７０歳頃から、プロとして活躍しているミュージシャンに本格的なジャズピアノの奏法を学び始めました。習えば習うほどもっと上手くなりたいという気持ちが強くなり、今でも月１回の個人レッスンを受けています。
ジャズピアノを学び始めて間もなく、音楽仲間から声をかけられジャズコンボバンドでピアノを担当することになりました。元プロのサックス奏者を中心にシニアが集まったバンドで、このメンバーでも高齢者施設等でのボランティア活動を行っています。
ジャズコンボバンド（老人ホームでの慰問演奏の模様）
これまでの活動の成果が認められたのか、最近では、プロで活躍している音楽仲間から声をかけられ、彼のバンドに加わってライブハウスでのジャムセッションにも参加するようになりました。この他にもクラシックボーカリストやジャズボーカリストからの依頼を受けてピアノ伴奏を行うことがあり、レストランや喫茶店で開催されている小さなコンサートに出る機会にも恵まれています。
ジャムセッションの模様（横浜ライブハウスBlues Ette 2023.02.03）
人前で演奏していると、お客さんが楽しんでいる気持ちがよく伝わってきます。この感覚は何物にも代え難いもので、充実感が得られます。私にとっての音楽活動は、何歳になっても気持ちを外に向けてくれ、様々な人と交流する機会を与えてくれるかけがえのないものです。
ここ３年ほどは、コロナの影響で音楽活動も制限されてきましたが、最近はコロナが落ち着いてきてくれたおかげで徐々に忙しくなってきています。一日も早いコロナ終息を願いつつ、より充実した音楽ライフを過ごしていきたいと心から思っています。
ブログ寄稿ありがとうございます。
趣味のピアノ演奏で 新しい仲間との交流、老人ホームや無料コンサートでのボランティアとご活躍の様子、楽しく拝見しました。
好きなことで社会貢献、素晴らしいリタイア後です。