先週金曜日の日経平均は、前日比51円安の18,188円で引け。
結局先週一週間は5本の日足全てがアイランドになっており(先々週における高値18,007円にタッチしていない)、これがアイランドではなく、単に上放れだと言うためには今週以降も18,007円など付けずに堅調に推移しなけければならないところ、それは週末のダウの深押しで望み薄な状況になっている。
先週木曜日は猛然と買い向かった乱暴者がいて終値で今年の高値を更新こそすれ、先週後半(水木金)を並べてみれば結局上値・下値共に切り下げ日足パターンで終わった。
当ブログでは平均18,240円の売り建てノーマル一枚の買戻しはラッキーにも半分に留め(18,200円)残りは週越えとした。そこで再びポジショントークに聞こえることは承知しつつも、また依然として上に用があるとの意見を継続しつつも、できるだけ“唯物的”に当面下押しするとの材料を集めてみよう。
①金曜のダレは単に、7連騰・9勝3敗などを回避するための極自然な一服に過ぎないということもできる。しかし陽線は静かに積み重なっており既に8日連続で、上記上値・下値共に切り下げ型パターンと相俟って、買い疲れの兆候が出ている。
②2月の急落で懲りたのか、それ以降の上げは極めて保守的で、小ぶりなセッションに小分けして下値を切り上げているところ、先週の18,297円はワンセッションの上げ4.0%で十分であるばかりか、25日線上方乖離も不足はない。
③上のほうでは、“すわっ、ダブルトップか”の不安がよぎり、下のほうでは“そういえば3空のままだった”の懸念が蒸し返されるといった微妙な立ち位置である。25日線が上向いて以降、一旦上放れしてから25日線位置に舞い戻ってくるまでに概ね5~10日間が必要なパターンであるところ、今回は既に7日間経過しており、来週前半に25日線位置(来週は17,900円台か)に絡む可能性が高い。仮に5月末の上放れで中心値が18,000円に移動してその上下300円となったと仮定すれば、最大17,700円台まで下押ししても不思議ではない。例の下方線は来週17,600円台であり、700円台までの下押しは“押し”の呼称のままで問題はない。
④以前にも言及したかもしれないが、近年、上げ下げのサイクルは12ヶ月サイクルとでも呼ぶべきものになっている。12ヶ月上げては小休止であって“下げ”とは限らないので“上昇12ヶ月サイクル”かもしれないが、大底2003年4月の7603円→2004年4月の12,195円、2005年4月の10,770円→2006年4月の17,563円、2006年6月の14,045円→2007年6月のX(18,297円)(仮定)といった具合である。本当は今年2月に18,300円があるが、あと一週間で(6月中)この3円を解消しザラ場高値更新することもある得るだろうし、3円の違いについて何をかいわんやと言うこともできるだろう。
ところでダウについては予想通り週足で、高値圏での上値切り下げパターンが確定した。またこの6週間は週替りで陽・陰・陽・陰・陽・陰となっている。
これまで日足でも週足でも綺麗に上方倍返しを繰り返してきて、特に週足で今年2月の12,795→今年3月の11,939の上方倍返し=13,651(12,795+856)に対して、今月初めの史上最高値13,692はほんの41ドルのオーバーシュートで今回の倍返しは完了した。
確かに、直近の週足の上値切り下げパターンはこの一旦の達成感によるものに過ぎないかもしれないし、その直前に7週連続陽線をやってのけたことから来る休憩なのかもしれない。またこのクドイまでの陽陰の繰り返しも不吉というほどのことはない。しかしこの週替りが上値切り下げパターンを伴うものであることは大いに警戒しなければならない。更に気になるのは、タイムターゲットというかフィボナッチレシオというか黄金比率といか、要するに日柄である。
月足でみた場合、なるほど今月はダウの前回の高値(2000年1月・11,750ドル)から数えて89ヶ月目であり、2002年10月につけた底(7,197ドル)から数えても55ヶ月目に該当するようだ。この89も55も神秘めいたフィボナッチ数列の一部である。単に“一部”といっても55も89も若い数字ではないので注目に値するし、38.2や61.8の黄金比もかなり正確に妥当する(この数列は、最初と二番目の数字をともに1として、隣り合う数字の和を次の数字にするものであるから1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,,、55/144=0.382,144/233=0.618,55/34=1.618などとなる)。
日米共に短期を除いて主要移動平均線は大抵上向きであるから、この段階で特に売りを推奨するものでは決してないが、極小波動では売りに妙味があり、今後の展開如何では“あの18,297円が二番天井だった”と回顧することになるかも知れない程度に考えておこう。
結局先週一週間は5本の日足全てがアイランドになっており(先々週における高値18,007円にタッチしていない)、これがアイランドではなく、単に上放れだと言うためには今週以降も18,007円など付けずに堅調に推移しなけければならないところ、それは週末のダウの深押しで望み薄な状況になっている。
先週木曜日は猛然と買い向かった乱暴者がいて終値で今年の高値を更新こそすれ、先週後半(水木金)を並べてみれば結局上値・下値共に切り下げ日足パターンで終わった。
当ブログでは平均18,240円の売り建てノーマル一枚の買戻しはラッキーにも半分に留め(18,200円)残りは週越えとした。そこで再びポジショントークに聞こえることは承知しつつも、また依然として上に用があるとの意見を継続しつつも、できるだけ“唯物的”に当面下押しするとの材料を集めてみよう。
①金曜のダレは単に、7連騰・9勝3敗などを回避するための極自然な一服に過ぎないということもできる。しかし陽線は静かに積み重なっており既に8日連続で、上記上値・下値共に切り下げ型パターンと相俟って、買い疲れの兆候が出ている。
②2月の急落で懲りたのか、それ以降の上げは極めて保守的で、小ぶりなセッションに小分けして下値を切り上げているところ、先週の18,297円はワンセッションの上げ4.0%で十分であるばかりか、25日線上方乖離も不足はない。
③上のほうでは、“すわっ、ダブルトップか”の不安がよぎり、下のほうでは“そういえば3空のままだった”の懸念が蒸し返されるといった微妙な立ち位置である。25日線が上向いて以降、一旦上放れしてから25日線位置に舞い戻ってくるまでに概ね5~10日間が必要なパターンであるところ、今回は既に7日間経過しており、来週前半に25日線位置(来週は17,900円台か)に絡む可能性が高い。仮に5月末の上放れで中心値が18,000円に移動してその上下300円となったと仮定すれば、最大17,700円台まで下押ししても不思議ではない。例の下方線は来週17,600円台であり、700円台までの下押しは“押し”の呼称のままで問題はない。
④以前にも言及したかもしれないが、近年、上げ下げのサイクルは12ヶ月サイクルとでも呼ぶべきものになっている。12ヶ月上げては小休止であって“下げ”とは限らないので“上昇12ヶ月サイクル”かもしれないが、大底2003年4月の7603円→2004年4月の12,195円、2005年4月の10,770円→2006年4月の17,563円、2006年6月の14,045円→2007年6月のX(18,297円)(仮定)といった具合である。本当は今年2月に18,300円があるが、あと一週間で(6月中)この3円を解消しザラ場高値更新することもある得るだろうし、3円の違いについて何をかいわんやと言うこともできるだろう。
ところでダウについては予想通り週足で、高値圏での上値切り下げパターンが確定した。またこの6週間は週替りで陽・陰・陽・陰・陽・陰となっている。
これまで日足でも週足でも綺麗に上方倍返しを繰り返してきて、特に週足で今年2月の12,795→今年3月の11,939の上方倍返し=13,651(12,795+856)に対して、今月初めの史上最高値13,692はほんの41ドルのオーバーシュートで今回の倍返しは完了した。
確かに、直近の週足の上値切り下げパターンはこの一旦の達成感によるものに過ぎないかもしれないし、その直前に7週連続陽線をやってのけたことから来る休憩なのかもしれない。またこのクドイまでの陽陰の繰り返しも不吉というほどのことはない。しかしこの週替りが上値切り下げパターンを伴うものであることは大いに警戒しなければならない。更に気になるのは、タイムターゲットというかフィボナッチレシオというか黄金比率といか、要するに日柄である。
月足でみた場合、なるほど今月はダウの前回の高値(2000年1月・11,750ドル)から数えて89ヶ月目であり、2002年10月につけた底(7,197ドル)から数えても55ヶ月目に該当するようだ。この89も55も神秘めいたフィボナッチ数列の一部である。単に“一部”といっても55も89も若い数字ではないので注目に値するし、38.2や61.8の黄金比もかなり正確に妥当する(この数列は、最初と二番目の数字をともに1として、隣り合う数字の和を次の数字にするものであるから1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,,、55/144=0.382,144/233=0.618,55/34=1.618などとなる)。
日米共に短期を除いて主要移動平均線は大抵上向きであるから、この段階で特に売りを推奨するものでは決してないが、極小波動では売りに妙味があり、今後の展開如何では“あの18,297円が二番天井だった”と回顧することになるかも知れない程度に考えておこう。