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居間塵(imagine)

居間塵、と書いて、イマジン。その日その時、流れゆく時の川から、思いつくままに掬いあげる。絵図とポエムの棚

秋の日に

2011-11-20 16:18:10 | フォト・ポエム

秋の日に

 

脚にヒッカカッタ

落ち葉の色が

ノンストップで

クオリアをつくる不思議

秋という感覚が

整頓されて

抽斗のカギを開けたように

そこに

人々は秋をみる

 

冬が来るまで

抽斗をしめろ

 

ああ 秋よ

おまえは

あっという間に

過ぎて行った

すべての過去を

路上にばら撒くのか

綾錦のような

きれいな顔をして

 

いたみはあるのか

それとも

すっかり

わすれたのか

 

いや あたらしい時間が

渋滞しないようにしている

それだけだよ

 


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2 コメント

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Unknown (アドリアナ)
2011-11-21 09:26:46
この詩も面白かったです。着眼点がいいなあ!
[あたらしい時間が/渋滞しないようにしている]にはハッとしました。
これは写真でしょうか? とても不思議な絵?

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Unknown (居間塵)
2011-11-21 12:04:47
拍手有難うございます。
プリンター付属のスキャナーで落葉を並べてスキャンしたものです。カテゴリーは、フォトでいいのかな?
きのう、午後天気が良かったので、近くの三井寺山内へ散歩に行った時、ワンサと落葉をふんで、ひろってきました。
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