副島隆彦 著
この著作を要約すれば、首相の靖国参拝は、日本人の情緒的な面からは、「間違ってはいない行為」であるが、世界標準の考え方(ワールドバリュー)からは、間違った行動である。一般国民は参拝は自由であるが、首相、大臣等閣僚が参拝するのは、欧米を敵に回す行為である。また、「嫌中・嫌韓」を扇動する排外主義は愚かな劣った人間のやることで、差別意識そのものである。中国包囲網は、中国周辺各国を訪問し、原発、インフラをダダで提供する経済協力により、中国を孤立させる政策でもある。アメリカはそれを歓迎している、アメリカにとって一番困るのは、中国、ロシア等東アジアが仲良くなると困るからである。(ドル防衛にも、軍事的にも)
日本は中国なしでは、経済はもたない、中国が崩壊するというデマを流す係りがいるが、崩壊はしない。貧乏を乗り越えてきた中国人は強く、また中国人は裏表のない人間で、偽善者を嫌う。たから、裏表ばかりの日本人とは合わない面もあるが、「アジア人同士戦わず」共生していくのが、日本人として、大人の選択であるはずである。(私見含む)
詳細はお金を出して購入ください。副島氏らしい、断定的な言い回し、簡潔な言葉で書かれており誰でも理解できると、私は思う。誰でもわかりやすい文章で書ける物書きは、頭が良い。学者で訳のわからない難しい言葉で書いた本があるが、権威を持たせるため、多分書いている本人が理解していないであろう。それは良書とはいえない。
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