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ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

猫アザラシ 寅ちゃん

 新種のアザラシが発見された。顔はまぎれもなく猫であるが、前足は短く胴体はアザラシっぽい。特徴はかろうじて分離している足といういうかヒレで、猫アザラシ研究家の木下教授は、昨年、帝釈天そばの川堤に現れた「寅ちゃん」ではないかと疑っている。生態は詳しく分かっていないが、陸生、雑食、意外に凶暴といわれている。帝釈天では店を襲って草餅を食べていたという情報もあったようである。
 現在、寅ちゃんは立会川そばの某家の廊下に出没しているそうである。写真はそのときのものである。猫アザラシ科の生物を発見された方は是非写真に撮って送っていただきたいのであると木下教授からのお願いである。

コメント一覧

全日本写真鑑定家協会理事長
でもね。
 その昔、ネッシーは、NGO「ネッシー保護の会」が本物と主張していたにもかかわらず、実はネス湖のほとりに住むミミズがうっかり湖に落ちて空気を吸わんと首をもたげたところを、たまたま通りかかった牛乳配達人がたまたま持っていた1000ミリの望遠レンズで写したものであったという事が判明した。これは英国写真鑑定家協会から我が協会が伝え聞いたところの事実である。

 このときに人類が学んだことは、写真というものは、その字面が指し示す印象とは裏腹に、必ずしも写し出されている物の真実を全面的に伝えるものではないという警句であった。

 このときの教訓から「寅ちゃん」について言えることは何であろうか。それは、寅ちゃんの実在を証明するには、まだ欠けているものが二つあるということである。一つは、目撃例が相当数あるというのなら、その目撃している人々の写真がなければならないということ。もう一つは、草餅を食べているところの写真である。

 ネッシーも、目撃して驚いている人々の写真がなかった。ネス湖の魚を食べているところの写真もなかった。これらが、実はミミズであったということの証明になった。

 ぜし、寅ちゃんの実在を証明する写真をご掲示いただきたい。当協会も、寅ちゃんの実在を否定したいと思っているわけではないのです。ただ、論理的な証明があればいいな、と思っているだけなのです。補助線を使った証明でもいいんでありますけどね。

寅ちゃん保護の会
本物です
これは、権威ある全日本写真鑑定家協会理事長のご発言とは思えません。正真正銘の本物であるとNGOである「寅ちゃん保護の会」が保証いたしますぞ。現在は旗の台方面に出没している「寅ちゃん」で目撃例も相当数になっております。そろそろ、また新たな写真があるとの情報も。ご期待ください。
全日本写真鑑定家協会理事長
狙いは面白いがのう。
眼を見ていただきたい。ゴジラの眼そっくりである。

前脚を見ていただきたい。ドラえもんのそれである。

後ろ脚はどうか。これは旅館でくつろぐおばさん以外にありえようか。

して、お腹回りは。誰とでも例えられる普遍性をもっている。

こんな生物が本当に存在するのか。そんな訳はない。

では何か。答えは至極簡単。CGによる創作物なのじゃよ。

猫アザラシとの見解も披瀝されておるようじゃが、それはちと違うんではないかの。猫アザラシは、いまだかつてその口に魚をくわえていない姿を見られたことはないのじゃよ。

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