ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

クラシコはロナウジーニョ・・久保もすごいけど

 土曜日の朝、というより日曜日の午前4時にキックオフされた「クラシコ」をWOWOWで見たのだ。当たり前だが、夜中起きていないと見られないのであるよ。さて、「クラシコ」とはなんだか知ってるよね。スペインのサッカーリーグである「リーガエスパニオール」ようはスペインリーグの「この一番」という試合なのである。日本では残念ながらクラシコと呼ばれる試合はないのであるが、実は昔昔は、「三菱(東京)対ヤンマー(大阪)」釜本と杉山というオリンピック銅メダルの名選手がそれぞれの所属チームに分かれて戦った。ワシが高校生の時であったが、当然東京の住人であるワシは三菱を応援に国立競技場に行ったのだわ。それはそれは、あの当時の国立で3万の観衆が見たのだよ。
 そして、その次のクラシコっぽいのは、Jリーグ設立前後の「読売対日産」という戦いであったね。Jリーグの開幕試合が「ベルディ対マリノス」であったことは皆様十分ご承知の通り。でも、残念ながらというより幸せながら日本という国のJリーグは、どこのチームでも勝つチャンスがある。「クラシコ」というのは、本当の意味でその国を代表するチーム同士の試合なのである。それは、ある意味国の不平等を象徴する戦いでもある。
 イタリアのサッカーリーグであるセリエAでの代表的な試合は、イタリアンダービーと呼ばれるトリノのユベントスとミラノのインテルミランという宿敵同士の戦いが特別な試合なのである。通常ダービーマッチというと同じ街での試合を言うのだが、セリエとリーガは特別なのであるね。
 さて、寝ぼけ眼の午前4時にキックオフされた試合はホーム・スペインの首都マドリッドの銀河系集団であるレアルマドリッドとカタロリアの民族運動の中心地、バルセロナのチーム、バルセロナとの国を挙げてのダービーマッチ。対戦はすでに一世紀近い歴史を持つチーム同士の対戦成績は、ややレアルが有利であるが、近年はほぼ互角の戦いをしている。
 そして、試合だが表題通りのロナウジーニョの一人舞台で、ベッカムもロナウドもジダンも霞んでしまった。彼の左からのドリブルを止められるディフェンダーはもうこの世界にいないのかもしれないと思わせる位、異次元に彼はいた。サッカーのピッチ(グランド)はいちおう三次元である。でも、人間がいくら飛んでも1mがせいぜいの戦いであるから、地球規模でいったら二次元の世界なのだね。しかし、サッカーという遊びでは5cm、10cmの高さの差、そして0.何秒のさがすべてを決めるから面白いのである。1cm違ったら異次元と思っていたらロナウジーニョはたぶん10cm以上違うのです。世界が十倍違うのですよ。見てください。ほんとにすごいから。
 ついでですが、日本の化け物が復活しました。ドラゴン久保です。もう、心配ありません。代表もマリノスも心配いりませんよ。
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