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日本グルーヴチューン振興会

ガールズポップ大豊作

ここ1カ月くらいの間にリリースされた作品は本当に好みのものが多いのだが、その中でも女性ヴォーカル及びガールズアイドルの楽曲が大豊作。

年間ベスト級の曲がゴロゴロと溢れている。

今回は、そんな曲たちを簡単にご紹介。

 

 

脇田もなり

「IN THE CITY」

2016/11/16リリース

VIVID SOUND

HCCD9579

 

 

 

 

元エスペシアのメインヴォーカリスト、脇田もなりちゃんがソロヴォーカリストとしてデヴュー。持ち前のクセ声の魅力は残しつつ、よりスムースに且つ魅力を増した歌はグッと惹きこまれること請け合い。作詞作曲アレンジはDJの、はせはじむ。共同アレンジとトラックメイクは冗談伯爵の新井俊也。コーラスに飯泉裕子、mixに佐藤清喜というマイクロスターの2人を迎えての鉄壁布陣。疾走感とグルーヴがダダ漏れのアーバンディスコブギ―は最高にカッコいい輝きを放つ。カップリング「あのね、、、」も作詞作曲アレンジは、はせはじむ。共同アレンジとトラックメイク&mixは佐藤清喜。コーラスに飯泉裕子。ミドルテンポの洒脱で可愛らしい曲調が心地良いナンバー。7インチアナログ付で1620円はお買い得です(笑)

 

 

 

辻林美穂

『pignon』

リリース日不明

tsvaci records

TVCR-0001

 

 

 

 

ソングライターとして、そしてヴォーカリストとして稀有な才能を持つ、辻林美穂がリリースした自主制作CD。ちなみにココで買えます。今年の4月に『クラルテ』というアルバムをP-VINEから流通させているのですが、今回は自主制作で通販という形態。このレヴェルの楽曲を送り出せる人なのに。でも活動の形態はその人の選択。彼女が地道に楽曲を送り出してくれる事実に感謝しながら、この作品を楽しみたい。タイトルチューンはメロディといいコード感といい本当に名曲。昨今のJ-POP界隈を見渡しても、これだけグッとくる曲は少ないです。彼女のポップセンスの確かさが良く解る1曲。

 

 

 

エドガー・サリヴァン

『トーキョー・ネイチャー』

2016/11/9リリース

TOWER RECORDS

HPP-1004

 

 

 

 

シンガーソングライターの佐々木萌、ラブ人間の坂本遥、無礼メンの高木祥太の3人からなるポップユニット。打ち込みと上モノのギターやベースのバランスの良さもさることながら、楽曲のクオリティが高くて佐々木萌の声質がイイ塩梅でウエット且つボトムが強い。YouTubeにアップされているリードトラック、「BABY-Gを諦められない!」が年間ベスト楽曲クラスの名曲。サビのメロディラインのフックの強さと高揚感が素晴らしいし、ベースのグルーヴと打ち込みのストリングスも絶妙。A&Rが行達也と加茂啓太郎という1点だけで信頼しかない。

 

 

 

WHY@DOLL

「菫アイオライト」

2016/11/15リリース

T-Palette Records

TPRC-0161

 

 

 

 

北海道札幌出身のオーガニックアイドルユニット。2月に、これまでの活動の集大成としてアルバムをリリース後、タワーレコード傘下のT-Palette Recordsに移籍。その第一弾シングルがコチラ。イントロのカッティング一発で心を持っていかれる、とてつもなくイイキョク。作曲と編曲は小西康陽一門の吉田哲人、共同アレンジはユメトコスメの長谷泰宏。クレジットだけでNegiccoを思い出し、音を聴く前から好きな作品になるという確信が持てた(笑)古のディスコチューンをきちんとアップデイトしていて疾走感溢れるストリングスアレンジが実にカッコいい。カップリングの「あなただけ今晩は」も素晴らしい。前述の行達也氏がやってたバンド、ユメオチの作詞を手掛けていた保坂ねこが書いたミドルグルーヴ。80年代辺りのポップシーンを彷彿とさせる音色のチョイスがいちいちツボ。

 

 

 

黒川沙良

『Prelude』

2016/11/23リリース

FROG MUSIC

FMCD-010

 

 

昨年、ミニアルバムでデヴューしたシンガーソングライター。ピアノのグルーヴを生かした楽曲、ボトムの効いた押し出しの強いヴォーカルが印象的な新鋭。ジャズやゴスペル、ソウルの影響も垣間見せつつ、今のポップシーンを意識した楽曲はきっと多くの人の耳に残るであろうと確信している。一度は生で見てみたい人。個人的には、ベタな歌詞をウエットなメロディで感情に訴えるスロウチューンは少し苦手なので、、ピアノが歌い身体を揺らすドライヴするグルーヴチューンをもっと聴きたい。4曲目の「Allnight」と5曲目「Now Best One」は素晴らしくカッコいいグルーヴポップ。ベースラインの気持ち良さや疾走感が大好き!YouTubeには、このアルバムの楽曲が見当たらないので昨年のミニアルバム収録の曲を貼っておきます。この曲より更に楽曲がブラッシュアップされているコトは保障いたします(笑)

 

 

 

 

 

という訳で最近イイキョクだらけなのですが、個人的に最高傑作なアルバムの紹介は次回ゆっくりと。


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