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日本グルーヴチューン振興会

レヴュー:中塚武(Nakatsuka Takeshi) 『GIRLS&BOYS』

カラフル&グルーヴィな“ポップの錬金術師”中塚武の新作は前作に増して名盤度が上がってる。フロア仕様なのにポップスのベタさ加減をほど良く残すマエストロぶりは健在です。
Boysgirls
1曲目のタイトルナンバーからノリノリでゴージャス!!
西村浩二山本拓夫のホーン、三沢またろうのパーカスに彩られた中塚氏のウォームなヴォーカル。前作よりずっとヴォーカルの味わいが増してる。

2曲目の「Your Voice」は、土岐麻子の気持ち良過ぎる歌が華麗なストリングス&ホーンと絡まるスウィングジャズ。今までも、土岐さんの声は好きだと思ってたけど、この曲のヴォーカルは素晴らしいです。一発で虜になります。中塚さんの打ち込みとの相性もバッチリ。

M3の「Stars In Your Eyes」もポップでキュートでイイ曲だし、M5「Love is…」は、愛しの“はな”ちゃん作詞のオシャレなボサで癒されるし、M8「Cheese Cellar」は強烈にグルーヴィなハウスチューンだし、もう何処を切り取ってもホントに素晴らしいんですが、以下の3曲は特別かな。

M7「Calling Your Name」はピアノが印象的なグルーヴファンクポップ。前作でも素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれた岡田響子サンのコーラスがファンキーで粘りがあって実に素敵。思わず腰が揺れる~(笑)

そして、カヴァーの妙味を感じさせてくれる2曲。

M4「Make Her Mine」“ヒップスター・イメージ”の曲だけど映画『スウィングガールズ』で、スーパーの駐車場でやってた曲としての方がお馴染み(笑)
イントロから炸裂する山本拓夫さんのJazzyなサックス、ラテングルーヴ全開のピアノと打ち込み、中塚さんの味のあるヴォーカルもイイ!!
間奏のソロで粋なフレーズを連発する拓夫さんのサックスがキモです。

M11「北の国から」は、言わずと知れた“さだまさし”のアノ曲。コレをフロア仕様のグルーヴィなラテンアッパーに仕上げたトコロが、中塚武のセンスの良さと心意気(謎)(笑)
みんなで『ら~ら~ららららら~ら~』ってコーラスを歌って盛り上がりたい一曲。ノリノリのトランペットは、拓夫さんの盟友:西村浩二さんです。
ちなみに、中塚氏がさださんの所へ直接出向いてカヴァーのお話をした時、まっさんが「歌詞、難しいけど大丈夫?」と言ったらしい(爆)

今年のベストアルバム10枚に必ず入る1枚。ホントに今年は選ぶのに苦労しそう・・・・(苦笑)


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