Ad novam sationem tecum

風のように日々生きられたら

やさしい夜。

2011-05-16 07:12:27 | 日々の徒然

今朝は、
JAPAN JAMの感想はちょっとだけおやすみして

昨日の福岡サンパレスでのライブのことを
少しだけ書いてみたいと思います。

昨日は、とても良いお天気。
朝、JAPAN JAMの「ゴクロウサン」の感想を書いていて
それが、JAPAN JAMのライブでは、エレカシの最後の演奏だったんだけれど、
そのことを書いていたら、
その前の夜の出来事も含め、
どうしても、これまでの私のことを
ちゃんと書かないといけない気がして、

そうだ、今日からまた始めるんだ
って思って。
ちょっと、遅くなったけれど、
これまで、おそらく書いていなかったこと、
書けていなかったことを
書きました。

やっとね。
これまでのことで、
心にモヤモヤしていたことが
本当に晴れたみたいな気持ちになりました。

外もお天気で。
晴れやかな一日だった。
結構会場ギリギリに到着しました。

今思えば、
もう少し早めに着いて
海沿いとか
お散歩できれば良かったかなぁ。。。
なんて思ったりもしています。

とっても眺めが素敵なところが
あるのです

今度の週末にでも
行ってみるかー


さて、
会場に着いたら、

海沿いに立ったサンパレスの塔は
夕陽に輝いていました。

正面入口のところに
すごく長い列が

指定席だけど、
早めに入場しようという人たちが
並んで待っていました。


みんな、待っていました


ホールのライブだから、
いつもより
いろんな服装をした人がたくさんで

思い思いの服装をして

みんな、本当に楽しみに
待っていました。


開場して、
無事写真集をget
席に着き、ドキドキしながら少しの間
ライブがはじまるのを待ちました

照明が暗くなって。。。。

宮本さんを先頭に

エレファントカシマシSの面々が
登場

宮本さんは、
ジャケットを来て
ビシッと決まってました。

昨日歌われ、
演奏された曲の数々は、

いつも以上に
一つ一つの完成度が高くて・・・といったら
なんだか技術的にというだけに聞こえるけれど、

それだけではなくて、

その曲の本来の形が、
あるべき姿が、

そこに想いの込められた想いとともに

あるがままに
届けられた。

そんな感じがしました。

歌のメロディーのひとつひとつ、

そこにのせられた宮本さんの歌声、


エレカシによって紡ぎだされる
ひとつ、ひとつの音。

そのひとつひとつが
まさに美しく。


そして、
それらが、融合した様が

とても素晴らしかった。


どの曲も最高の形で
私の心に届けられたし、


みんなのこころにも

届けられたと思う。


珠玉の曲の数々。

まさにそう呼ぶにふさわしい、

歌と演奏だったと思いました。

そして、ね。

その曲たちが、

本当に

やさしい思いで

くるまれていた。


そこは、

やわらかな

おだやかな

幸せに満ちた空間だった。


これが、
宮本さんの

やさしさなんだと
思った。


「夜の道」のあとに、
宮本さんがおっしゃっていたけれど、

「今日は、静かな曲がおおいけど、
 想いをじっくりと聞かせたいから」

そう、おっしゃったとおりに
ひとつ、ひとつの曲に

めいっぱいの想いが
込められていて、

私は、
いっぱいいっぱいに満たされました。


途中で、
心の許容量をこえたな、
って思うくらい。

想いをたくさんもらいました。


私は、
こんなに想いをたくさん与えてもらったことが
なくて、
なんだかもったいなくて、

私は、その想いをどうやって返したらいいだろうか
私は、何ができるんだろうか、

って考えたら

せつなくなったりもして。

しんみりしちゃって。

私、ちょっと元気がなさそうに
見えましたか?



こんなに幸せな想いをしたことがなかったから

どうしていいのか
わからなかったのかも。

そんな不器用さんです。

でも、
帰ってきて、

全部
そのまま
素直に
受け取って
いいんだよなぁ

って。

もっと、

もっと、

って
言えばよかった

と、
ちょっと
反省しました。

それくらい、

もったいないって思うくらい

大切な時間でした。


あー。
あの時間を

毎日小分けしたい。(笑)。


そんなことを言っているうちに
長くなっちゃった

昨日のライブのことを、
時間が許す限り

いくつか
書きます。


「moonlight magic」
はきらきらしていて、
本当に綺麗だった。

宮本さんの歌声も
きらきらしていた。


夜空の下の星たちを思い浮かべました。


「新しい季節へキミと」

とても素敵だった。

ライブバーションの前奏は、
これから広がっていく世界を
華やかにしたし、

宮本さんも楽しそうに歌っていた。


「脱コミュニケーション 」
の宮本さんのギターには
痺れたし、
やっぱりカッコイイって思った。

「悲しみの果て」
は、
いろんな想いが頭を巡った。。。

この日も素晴らしい歌声だった。


「彼女は買い物の帰り道」は、
想いがあふれて
涙した。。。。


昨日は、
「歩く男」
が、
とっても良かったと思う。

靴音のリズムで
軽快に歩いて行きたいと思った。

夕暮れのその瞬間を
私も、
本当に美しいと思い出していた。

「九月の雨」
宮本さんの歌声が

素晴らしくて、
とても美しかった。

せつなく、
でも、
それが
とても美しくて。

秋の
その雨の降る中で

ひとり佇む
宮本さんの姿を
思い描いた。

それでいい。

そう、歌う宮本さんの
姿が
とてもせつなく
胸に来た。


「旅」

迫力がいつも以上に
すごかった。

きっと、なんでもできる
って思えるくらいの

大きな力をもらえた。

大きな、
大きな
力だった。


「いつか見た夢を」

とても明るい気持ちになれた。

この曲のもつ明るさは、

本当にいい、と思った。

まっすぐ、

まっすぐ
想いを信じて

歩いていける。

そういうたしかな想いを感じる。

この日感じたのは、
間違いもなく

この先は明るいということだった。

嬉しくなった。



「暑中見舞-憂鬱な午後-」
この曲が前に演奏されたときの
福岡のライブを
思い出した。

宮本さんは、
相変わらず色っぽかったです。

そして、
日々のせつなさを思った。

その憂鬱を。

でも、ね。

その憂鬱も
宮本さんとなら、

私は楽しめるんじゃないか
って
この日のライブを聴いていて
思ったんです。

そう、思えた。


「珍奇男」

この曲もまた、
迫力がすごかった。


赤のライトで照らされた
宮本さんの形相に

その怒りが見えた気がした。

それは、
日々の中に潜む怒りを

どうしようもないくらいの怒りを

垣間見た気がして、

そう。
たしかにそういう怒りの感情が

誰しも抱いている。

でも、自分が正しいと思うから、

だから、これからも
強くありたいと思った。

それでいいんじゃないかと
思えた。


「甘き絶望」

どうして、
それが
わかったんだろう。

そう、
思った。

本当にびっくりした。

ひとこと。

最近のことなのだけれど、

心に決めたことがある、
と書いたことがあった。


そのとき、

私は、
日めくりカレンダーに
印を
つけたのだった。


その心を
宮本さんが
読んだのかと思って、
私は、
びっくりした想いがあった。

今は、

もっと、もっと
幸せを求める気持ちに
変わった。

でも、きっと、
ふいに
宮本さんの心の中でも

そんな気持ちが
わいてくるときが
あるのかな、

と思って。

とてもせつなくなった。

心の灯。

それを、
燃え立たせるために。

みんな瀬戸際で
懸命に生きているんだと
思った。

「明日への記憶」

その絶望が

宮本さんの歌声に
滲んだ。

いくつもの夢のかけらと、

明日への記憶を心に

人は歩いてゆくのだろう。


あなたへの想いと

勝利への道。

この日。

この言葉を
ここで、再び聴いた。

日々の葛藤と
満たされない想い。

その想いが
心を締めつけた。


それでも、
歩いていかなくてはならない。

「赤き空よ!」
それは、

広大な空。

夕暮れの素晴らしい空。

この下に、
たしかに生きている。

あなたもわたしも。

そして、
宮本さんは、

歌と

せつない想いと一緒に
これまでも生きてきたし、

これからも生きていくのかな
と思った。

きっと、
私もそう。

でも、
同じ空の下。

私たちは、生きている。

それは、
紛れもない真実だと思った。

だから、
生きていける。

そう思った。


「夜の道」
は、

そのせつなさが
胸にいっぱいになりすぎて、

ちょっとつらくなった。

一緒に
歩いてみたい。

宮本さんと。

一緒に。

宮本さんと一緒に
夜の道を。

歩いてみたくて。

一緒に
帰ろう、

って言ってみたくて。

胸がせつなくなってしまった。



「幸せよ、この指にとまれ」

ささやかだけれど、
幸せなときを

過ごしていきたいと思いました。

自分の想いを
きちんとできる仕事を
したい。

日々をしっかりと生きていきたい。


この日々を大切に過ごしたい。

あなたと過ごす日々を
大切にしたい。

あなたを大切にしたい。

あなたを愛して、

愛されて
生きていきたい。


本当は、大それたことじゃなく
それが、

私の夢。

幸せになろう。



「朝」
スクリーンに映し出された
映像が、

胸騒ぎの予感を覚えさせる。

でも、それが、
私には、
少し

心地よくも
思える。

だって、

私は、
悪魔も愛しているから。

そう、わかった。

もうすぐ、
来る、
と思った。


「悪魔メフィスト 」

それは、夜の足音。

悪魔は、

暗闇の中を
やってきた。


青い光の中
浮かび上がる姿。

閃く光は、
雷のように、
その間だけ
その姿を見ることが

できる。

どうか、
連れ去ってください。

私は、
あなたに

私の全てを捧げると

約束したから。

そう、思ったけれど。


やさしい悪魔だったから

この日は
連れ去ってくれなかったみたいだった。

次は、
連れ去ってくださいね。

約束ですよ。


悪魔が去って、

本編が終わった。


さてさて、
アンコールも含めて
また、
今日の夜にでも書きますが

ちょっとだけ書いておきます。


アンコールは、
男らしくて
カッコイイ宮本さんが
再び登場して、

力をいっぱいもらえた。

鹿児島で聴いた
「男は行く」
との心の決戦。

今度は、
悔しい想いをしなくて
すんだかな。。。。

どうだろう?


「ハロー人生!!」の
男気。

宮本さんの鋭い目に
くらくらしながらも、

もっと、もっとと思ってしまう私。

そして、
一転
「リッスントゥザミュージック」
久しぶりに聴いて、

せつない想いになりました。

彼と彼女の夢。

尽きない、

尽きない想い。

「さよならパーティー」

大好きな曲。


電車から眺める日々を
聴くのも

今日は、2回目だな、
とおもしろい符号。

きっと、
毎日は繰り返しなんだ。

でも、
宮本さんの歌で
ココロに水をもらって

元気いっぱいになって。

また明日へ飛び出してゆける、

と思った。

そして、
「ファイティングマン」!!

とっても
力をもらえた。

宮本さんは
ありったけの力を込めてくれた。

私は、
生きていきます。

もう、めそめそしない。

宮本さんを引っ張っていくくらいに
元気に
生きていこうと思います。

「もう、一曲」

と宮本さんが
言って、
はじまった。

「今宵の月のように」

しみじみと聴いた。。。。

私は、これまでの日々を
再び考えていた。


いつも、月を見上げていたのです。


そのときも。

この歌を宮本さんが歌いだしたときも、

本当は、
いっぱいいっぱいだったのです。

宮本さんと
ずっと一緒に
いたいから。

だから。

胸がつまって、
無理に笑おうとしたかもしれない。


ずっと、

ずっと
一緒にいられたら

いいのに。


再び出てきてくれた。
最後は
「ガストロンジャー」
だった。


宮本さんの目を
やっと
見つめることができた。


宮本さんは、

俺はまだ
物足りないんだ

って

満足しちゃいないんだ、

って。

宮本さんの想いが
わかった。

つらいなんて、
もう、
私は、
言わないから、

大丈夫。

もっと、

もっと
先へすすもう。

一緒に。

そう、誓った。

また、会おう。

宮本さんが
去っていった。


また、会いましょう。

必ず。

私も心の中で

呟いた。