Ad novam sationem tecum

風のように日々生きられたら

週刊文春「考えるヒット」感想

2008-10-23 19:32:43 | 日々の徒然
帰りに本屋さんに寄ったら、「週刊文春」の10/23号が、まだあった。
本当は新しい号が、本日発売なのに。
さすが、九州・福岡。
東京まで、飛行機で1時間半くらいで行けるのに
雑誌の発売は大体、二日くらいは平気で遅れる。
やっぱり遠い、東京―福岡。
今回はこれが幸い。

近田春夫の「考えるヒット」
―まっとうな日本語のロック!!エレカシのフィジカルな説得力

簡単にまとめると、

『新しい季節へキミと』においては”ロック”に必須な要素”=”フィジカルな説得力”があった。
それは、「アンダーグラウンドなニュアンスをうまくコマーシャルなアピアランスの中に埋め込んで、
ゴージャスではあるがポップスと呼ぶにはいささか深刻な印象も与える手法」により成功し、
そういった「手法」はかつてから存したが、
『新しい季節へキミと』は全く独自の音楽性を有している。
何より強いものが、日本語で書かれた宮本浩次の歌、すなわち”日本語のロック”だからである。
このエレカシを聞くと、”まっとうな日本語”で歌われたロックというものが、
なんと深く大きなスケールで”時代”をリアルに表わすことができるものかと、
改めて実感されることだろう。

こんな感じか。

なかなかの熱い文章です。
すごく評価されております♪
成程。。。と読んでおりました。
「コード進行やメロディーにクセがあって面白い。」
という指摘もなさっていて、
音楽評論家から見るとそうなのかぁ・・・と
音楽素人には興味深く思えるのでした。
他の曲だけど、泉谷さんも、そのようなことをおっしゃっていたような。

ちょっと気になったのは、
近田さんの文章の前半に
「なかなかJ-popでは味わいにくいものなのだが、
『新しい季節へキミと』にはそれがあった。」という部分があって、
なんとなく『新しい季節へキミと』をJ-popに分類されているような
印象を、受けなくもないような。
この曖昧さが、その後に展開される、
「この曲は”まっとうな日本語のロック”だ!」
という論へのつながりに多少の引っ掛かりを感じました。
(私の勘違いだったらすみません。)

なんだか小難しくなっちゃいますね。

やっぱり、どっちかっていうと私は、
エレカシファンの方のレビューを見てるほうがいいかなぁ・・・
と、思っちゃったのでした。
結局。

*******

昨日からブログを始めて、閲覧者数を見たら
意外とたくさんの方が見てくださっていたようで
正直、びっくり。
タイトルを”「宮本の理由」第9話”にしていたから、
それに引っかかって来られた方が多いんじゃないだろうか。
大したこと書いてなくてすみませんでした。

今回、ちょっとそれを気にして「文春」の要約なんかしてみたんですが、
やっぱり次からは、感想だけにしようと思いました。

ていうか、文章ながっ。