ライフ イン 沖縄 

東京を離れて住むということを夢だに思っていなかった中年夫婦が定年間近に突然転勤で沖縄に・・・。このまま永住?!

曲探し・・・二台のギターとチェロ

2010-02-19 | 日記
先週「道」というお題目で集った演奏会に「アルフォンシーナと海」で出演したアタクシ達。

アルフォンシーナはアルゼンチンの女流歌人で46歳で入水自殺をした人である。彼女が海に入る前に書き残した数行の言葉に、彼女の死を悼む人たちが詞を書き足して作られたのがこの曲だ。

You Tubeで検索するとソロギターでディアンスがこの曲を弾いているのがあった。カッコいいよ。フォルクローレは日本の演歌にも通じるような感じでもあるし・・・最近の流行のゆらゆらしながら謳う歌にも通じるようなメロディーて感じもする。科学が進歩して人間の生活は変わったが、人間の感情は国籍を問わず今も昔も無いって事かな。

演奏はモンテス編のギター二重奏の楽譜を使ったが、かなりシンプルだったので、品が悪くならない程度にスラーを入たり引っ張ることにした。最後のさびの部分も繰り返しをつくりメロディーをオクターブ下げてどすを効かせて歌い上げセカンドも音を激しくかき鳴らすようにした。海の底からゾンビになって生き返ってきそうな勢いが出た。全く素晴らしい。

そのまま、盛り上げて終わりたいDeblinをなだめて、最後は恋に破れて海の泡になったアンデルセンの人魚姫をイメージしてもらいやさしく静かにエンドするようにしたのだった。やれやれ。(鼻息より小さい音で演奏できることを証明しなきゃね・・・・あれダメだった?

すると、この日の演奏を聴いて前に一緒に飲んでゲロったチェリストが(セロ弾きのゴーシュではなくシュゴー(酒豪)でもなく単にゲロはきのゴーシュだった)一緒にやりませんかと声をかけてきてくれたのだった。前からお願いしたいと思っていたんです。とまで言われて

わお。まじ~。うれぴ~。弦楽器をやっている人に音を誉められるの一番嬉しいにゃ。
早く曲決めていっぱい練習しなきゃね。

ピアソラの曲もいいのだけど、シューベルトのアルペジオソナタいいな。って思ってますわ。
YouTubeで見つけたこの曲のギター二重奏・・・・すごーく素敵。音きれい。ヤスジ君とJING ZHAOの二重奏もうるうるするのだけど。。。

http://www.youtube.com/watch?v=wsMCwhJJfqo






沖縄から京都へ

2010-02-03 | 日記
で京都に行くのは初めて。

高度を下げたのか、雲が切れたのか飛行機から屋久島、種子島を眺めることができた。チョー素敵。屋久島行きたーい。

行き先は神戸空港。ベイブリッジじゃなくて、瀬戸大橋も見えるだろうか。渦も見えちゃったりして。。。高まる期待。

飛行機は四国を突っ切る。実は四国は訪れたことが無い未開の地だ。山深い。雪も積っている。そして広い。海が見えない。ひょっとして、飛行機は既に四国を飛び越えて本州に入っていたのかといぶかしんだ。だが、それは間違いなく四国山地の山だった。わーお。

渦は見えなかったのだが、瀬戸大橋の真上を飛んだ。橋脚の上の展望台もばっちり見えた。
おいしい航路だわ。窓側の席を取って正解だった。

空港でDeblinの友達が出迎えてくれた。神戸に来たの何年ぶりだろう。震災の後訪れた記憶が無い。。。出迎えてくれたDeblinの友達が車で京都まで送ってくれた。震災のとき屏風倒れになったあの高速を通ってだ。ちょっと、お尻がむずむずする。

 金閣寺に  

只今特別公開中の金閣寺の方丈。。。建物内は撮影禁止。これは前庭。相阿弥の作と伝えられている。拝観料1000円ガイドつき。(金閣寺は800円別途)2年半もかけて解体修理を終えたばかりの方丈。襖絵は狩野外記作。ガイドの説明がはいると古ぼけた襖絵も生き生きと美しく見える。今回の修復で石踊達哉画伯と森田りえ子画伯の杉戸絵が新たに置かれることに。今はデジタル複製の絵だそうだが素晴らしい。

金閣寺は幾たびか訪れたが方丈に上がったのは初めて。特別公開中の場所はガイドが入ることになっているらしい。京都の三松の一つ帆掛け舟の形をした陸舟の松も建物から眺められる。この松は義満が盆栽をここに移したものと言われてるらしい。鏡湖池の方を向いている。この舟に乗って極楽浄土を目指すのだって。大きすぎて携帯カメラに収めきれず。写真がないのが残念。
北野天満宮の梅  夜の京都散策。お池から下っていくとおしゃれな店が沢山ある。
落ち着くな。夜の人ごみ、商店街。飲食店を含め町の雰囲気が・・・

散策した後、どうしても食したいキルフェボンのケーキをお土産にしてもらって食事に。予約は入れなかったが、計画通りオークラの横手にある割烹「やました」へ

琵琶湖で獲れる淡水魚のもろこを頂く。淡白な味わいだが、卵がいっぱい入っていておいしい。のれそれの二杯酢も喉越し好く、つるつるっくにゅって入っていく。サイコ~。お造りのさよりは木の芽和えになっている。おいし~。沖縄ではありえない感動。

ところでここの板さんの一人は沖縄で働いたことがある方でした。那覇市の割烹ならと「多田浜」を紹介してくれた。今度行ってみようね。やましたの大将のご好意で岡山のにごり酒を頂いた。一番下っ端の男の子の実家から送られてきたものだそうだ。その子は修学旅行で沖縄に行ってきましたと話してくれた。そんなに昔の事じゃなさそうだね。頑張って修行して立派な料理人になってね。と冷たい水で手を真っ赤にしながら働く彼を見ながら思った。






地平線の協奏曲を聞いてきました

2010-02-02 | 日記
藤井眞吾氏が去年「アンサンブル・モニカ」(知りません)の委嘱を受け作られた曲で、独奏ギターとマンドリンオーケストラの協奏曲だ。

今回ギターソロは福田進一氏。

3部構成のプログラムになっていた

第1部はマンドリンアンサンブルの曲
第2部はギターソロ、ギター二重奏、ギターとマンドリンの二重奏
第3部は眞吾氏の協奏曲

ギターソロはタレガの曲オンリーでオダリスクの踊り(知らにゃ~だ)アルハンブラ、グラン・ホタでございましたが、2部の演奏時間が短いのでオダリスクじゃなく椿姫にします。サービスさせていただきます。(福田氏本人の説明)となった。

椿姫はまあ、突然の変更だったのでしょうから・・音を間違えて誤魔化したりしてはらはらする時もありましたが、プロの技で弾ききったわ。続く曲も超絶技巧をひけらかすようなテンポで駆け抜けていかれた感じで、なんだかね。アタクシ的には趣味に合わない感じ。特にアルハンブラは爪のかさかさいう音が気になっちゃって・・付け爪なのかな・・・松健先生の方がきれいな演奏をするような気がする。

ギターの二重奏はカルリのラルゴとロンド・・・OP34-2
1stが福田氏だったので勉強になりました。こういう曲を福田進一が弾くのを見る機会はめったに無いだろうから結構おいしかったかも。

マンドリンとの二重奏はピアソラのタンゴの歴史より「Cafe 1930]と[NIGHTCLUB 1960」
これがこの日一番良かったかな・・・個人的には。以前に大萩君がフルートと二重奏したのを聴きに行ったけど、ギターパートはつまらなかったからね。やっぱり福田進一はこういう曲がお似合いだわ。

さてマンドリンの協奏曲ですが。実はマンドリンのコンサート初めてなんですね。マンドリン・・ちょっと苦手な楽器でして。今回はそれが克服できるかも・・・と思ったわけですが、うーん。一部の途中から隣のDeblinは寝息を立て始めるし、逆隣の国際カップルはいちゃいちゃぺちゃぺちゃうるさいし。。。

曲は・・・そうですね。旋律はきれいだと思うのですがこれという展開がないので、だんだん退屈になってくるってことかな。良かった点はたいそうなタイトルの割には短い曲だったということでしょうか。

マンドリンを聴きに行くことはもう無い・・・・かも。