上手に年を重ねたい。

昨日Ｋ友さんからメールでスカパーでロッド・スチュワートのロングインタビュー番組がやっていると教えてもらい慌てて観た。
2002年ごろから昨年までの間に何回か行われたインタビューをまとめたものだったけど結構良い話が聞けた。

ロッドは2002年に「ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック」で爆発的なヒットを記録して、2004年にはこのＶＯＬ．３で25年ぶりに全米でＮＯ1に輝きグラミー賞も取ったとのこと。

私が聞いていない間に彼はロックンロールのスーパースターからスタンダードポップスを歌うアーチストへ立派な転身を遂げていた。

歌っている曲は本当に私達世代にもどこか懐かしいスタンダードな曲ばかりで聞いていてとても心地良かった。

「I'm Sexy」の頃のロッドは私から見てかなりの大人でカッコイイ～としか思えなかったけど、今観ると可愛さがまだ残る美青年だったんだと気がついた。
ブロンドヘアーをツンツンに立たせて体を艶かしく動かしてしゃがれた声で歌う姿は本当にセクシーだった。

あれから、25年以上の月日が流れて画面の中のロッドは相変わらずセクシーで素敵だった。
年齢も服装も仕草も関係なくセクシーさって漂うものなんだ。
結局その人の内面から漂うものなんだと改めて思った。
いやらしさじゃなくて色っぽさ。
Ｋクン、こういうのを感じさせる人がセクシーなんだと思うよ。
相手がセクシーな気分になるのとはちょっと違うもんだと思うよ。

色々なタレントやアーチストをテレビで観ていると上手に年をとっているなあと感じる人がいる。
確かに顔も姿も衰えは見えるけど表情がものすごく魅力を増している人。
そういう人を見るとものすごく良い人生を歩んできたんだなあと羨ましく思う。
ロッドもその一人だと思った。
スタンダードナンバーを歌う彼には深みを増した声と優しい表情があった。
色々とそれなりにあったのだろうけどがんばって新たな自分を生み出して今があるんだろうなあ。
「売れる歌を歌うんじゃなくて人の心を動かす歌を歌いたい」みたいなことを語っていたけどそのとおりにの姿だと思った

数年後、数十年後に今のロッドに感じたことをＫにも感じてみたい。
「Ｋクン、ものすごく良い顔になったね～。上手に年を重ねたね～」ってうっとりしながらＫのロングインタビュー番組を観てみたい。
その時にはきっとＫのことだから、奥さんや子供の自慢話もたっぷりするんだろうなあ～。
まっ、それもいいでしょう。
私も上手に年を重ねて可愛いおばあちゃんになっていたい。
ケイって名付けた可愛い孫でもいたらいいなあ。