鞦韆院落

北京で過ごすインディペンデント映画な日常

来客

2014-05-05 00:10:52 | 其他
労働者のみなさん、お待たせいたしました。
フーテンのブログでございます。

来ましたよ、大学生。
予想に反して、友達というのは女の子でした。
後輩だそうで、今日は午前中に一緒に東山の教会で礼拝をして、午後も二人で遊んでいたのだとか。
その後輩はきちんとした感じの普通の子でしたが、私が何者で自分がなぜこんな所に来ているのかはよく分かっていない様子でした。
私もなんで突然この二人が来たのかよく分からないんですけどね。

二人が着いたのは午後5時過ぎで、8時には大学で会議に出ないといけないと言います。
ここから大学までは2時間くらいかかるので、実質1時間くらいしか居られないわけです。
これから料理を作るというのに。
私は広州に来てから客に食事を出したことがなかったので、3人分の食器もなく、昼にわざわざ街まで買いに行ったり、食材もそれなりに考えて用意してはいたのだけど、そんなに時間がないんじゃ簡単な料理しか作れません。

部屋を物色していた二人は、棚の上にブー・ジュンフェン監督の『沙城』のDVDが置いてあるのを見つけ、パッケージの男がイケていると騒いでいます。
私が、監督もいい顔をしているよと、ウェブで画像を探して見せたのだけど、パッケージの男のほうが全然いいと譲りません。
広東ではこういう顔が流行るんでしょうかね。
監督は何歳だと聞くので、30歳くらいだと言うと、「なんだ、オッサンか」と言ってました。

彼女は以前にメールで私に、同じ教会に通っているカッコイイ男子が好きなのだと伝えてきたことがあって、私はてっきり今日その男子を連れてくるのかと思っていたのです。
ところがその男子は就職して深センへ行き、今は恋人もできたらしい、と彼女は悔しそうに言います。
もともと付き合っていたわけでもないようなのですが、さぞ残念だったのでしょう。
なんだか、それが言いたくてわざわざ来たかの様子。

食事中も恋愛談義になって、私に「なんで結婚しないんだ」「上手くいかないのか」と聞きます。
横から後輩が「聞かなくてもわかるけどね」と言います。

私が、この前北京に行って1970年生まれの友人の結婚式に出てきたのだと言うと、「へえ。じゃあ、あなたにも可能性があるかもね」と言います。
嫁さんは1991年生まれらしいよと言うと、「なにそれ、私なら絶対無理!親も泣く」とのこと。
「6つ上くらいが理想。教会の人は2つ上だったけど、彼なら大丈夫」だそうです。

なんだかんだと話しているうちに7時を過ぎ、二人は帰っていきました。
会議はいいんでしょうかね。

寮に戻ったらしい彼女から、「今日はありがとう」とメールが来ました。
よかったらまたおいでと返事をすると、「遠いから無理。今月も来月も暇ないし」とのことでした。

まあ、可愛いからいいんですけどね。

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2 コメント

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連休 (にいや)
2014-05-07 17:01:24
全然労働してない新谷です。
来週から学校が始まりますが、ここのところずっとフーテン生活でした。先日、大連でアニメーションの仕事をしてる友人が帰省途中、うちに泊まって行きました。50過ぎのオッサンが三日くらいインスタントコーヒーすすりながら、仕事の愚痴や病気の事をぶつくさ喋り合ってるだけ。色気も何にもありません。だーしゅーさんの寅さん状態の方が、なんぼかマシです。
そういえば『人喰山』音響のK君が広州に仕事で行ってたようです。帰国した瞬間にあの事件。「前日に駅で音を撮ってました、一日ずれてたらえらい事になってました」との事。怖いですね~。
Unknown (だーしゅー)
2014-05-07 19:26:36
“病気の話”はちょっと嫌ですね。まあ私も健康に不安は出始めましたが。

私はあのとき広州東駅という隣の駅にいました。
中国は何が起こってもおかしくないし、それなりに心構えはあるつもりですけど、変なことに巻き込まれたくはないですね。

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